タイトル | 魔女の媚薬 |
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原作・漫画 | 大海とむ |
出版社 | 小学館 |
地味で目立たないが
善良な女性、香子は
ハーブショップを営みながら
静かに暮らしていた。
そんなある日、黒づくめの
男がやってきて、香子に
代々続く魔女の娘だと告げる!
未成熟な魔女と
護りの騎士の間で繰り広げられる
異世界ラブストーリー!
魔女の媚薬のあらすじ紹介
事の起こりはある女性が
行方をくらましたことから始まった。
彼女がいなければ
この協会は立ち行かなくなる。
そう判断した協会の者たちは
望月香子(かおるこ)という女を
探すことを決めた――。
北国のある港町で、
望月香子は小さなハーブショップを
営んでいる。
育ての親である祖母が他界した時に
開いた店だったが、常連客がつき
何とか生活していた。
ただ最近、店の周りに
多数のトカゲや虫が
寄り付くようになった。
近所ではそういった話は無く
どうやら香子の店だけの
ことのようだ・・・。
魔女の媚薬のネタバレと今後の展開は?
常連客の一人に、彼氏を
作るように言われるが
香子は自分には無理だと感じる。
香子は地味で目立たないタイプで
この23年間、一度も彼氏が
いたことが無いのだった。
香子が虫を追い払っていると
宅配便の業者が来たので
受け取りに出た。
すると業者の男性たちの
目の色が変わり、香子に
近づき手を伸ばしてくる。
焦った香子が身構えると
二匹の動物が飛び込んで来て
男たちを威嚇した!
そこに黒いスーツの
男が現れ、その動物たちを
ユニコーン、ドラゴンと呼び
戻れと命令する。
宅配便の男たちを追っ払った彼は
香子の家庭環境を細かく説明し
香子本人であることを確認する。
その男は日々木要(かなめ)といい
香子の母親・禮子(れいこ)の使いで
香子を護るために来たと言うのだった。
生まれてすぐ行方不明になっていた
禮子が生きていると知った香子は
驚きを隠せなかった。
そして禮子が今どこにいるかと
問うが、要は答えない。
それは禮子が全世界に会員を持つ
「黒き魔女協会」の長、
偉大なる黒魔女だからだと言う!
魔女の媚薬の読んでみた感想・評価
「恋の媚薬」をもし手に入れられたら
どんなにいいだろう?
と考えたことはありますが、
不特定多数の相手に
媚薬を振りまいてしまったら大変です。
そんな制御不能な力を持つ
香子の力を止める方法が
騎士である要のキスだとは!
こんなに魅力的な男性に
キスされまくる香子は
羨ましいの一言に尽きます。
しかも香子が危ない時に
要が颯爽と現れて助けてくれる
姿は本当にカッコイイ!
普段クールな要が
いざというときに見せる真剣な表情に
ドキドキせずにはいられませんでした。
一緒になって守ってくれる
ドラゴンとユニコーンも
可愛いカッコイイで良かったです。
小さい姿の時は可愛くて、
大きく変身したら頼もしく
どちらの姿の時も捨てがたいです。
それに幼馴染も加わって、香子の
「守られている感」が半端なく
羨ましかったです。
しかし香子は黒魔女の力を
受け継いでいるので
ただ「守られている女」では
終わらない予感がします。
香子がどのように変わって行くのか、
そして要との関係がどう変化していくのか
とても楽しみな作品です。
魔女の媚薬はこんな方におすすめな作品!必見
未熟な魔女である香子と、その暴走する
力を制御する役割として現れた
騎士・要との異世界ラブストーリー!
ラブストーリーの中でも異世界ものを
読みたい方やファンタジー作品を
好まれる方に読んで頂きたい作品です。
キスで暴走する香子の力を止める、
ということからキスシーンが多く、
そのどれも非常にロマンチックに
描かれています。
こんなキスをされてみたい!と
思うような場面ばかりで、
ドキドキとうっとりが味わえます。
また、魔女や魔術というテーマですが、
日常でよくある事柄が描かれているので
すんなりと話に入ることができます。
白魔女であった香子の祖母の話も
魔術というよりは、人に対する
優しい考えに通じることで、
広く共感を呼ぶのではないでしょうか。
そんな祖母に育てられた善良でまっすぐな
性格の香子が、黒魔女の力を持つことに
なったのはまさに運命のいらずらです。
要のキスに気持ちをかき乱されながら
黒魔女の力に浸食されていく香子・・・。
二人の行く末に何が待っているのか?
これからの展開から目の離せない
作品となっています!