タイトル | メンズ校 |
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原作・漫画 | 和泉かねよし |
出版社 | 小学館 |
舞台は僻地にある全寮制男子校。
徒歩での脱出は不可能なため
有名な刑務所に例えられている。
主人公・牧を含め、
年頃の男子高生たちが繰り広げる
爆笑間違いなしの学園ライフ!
和泉かねよしが笑いあり涙ありの
青春を描いた作品です。
メンズ校のあらすじ紹介
海まで5分、最寄り駅から車で50分、
フェリーは1日2回の僻地にある
全寮制男子校・私立栖鳳高校。
若い男が312人もいて、花がなく
僻地にあることから脱獄不可能な
刑務所として有名なアルカトラズの
日本支店と呼ばれている。
乙女系男子の花井は入学当初、
からかわれていたが牧が助けたことが
キッカケで懐いていた。
オネエ言葉で話していて
部屋も女の子らしいアイテム揃いの
花井だが、中学のときは男らしく
振舞っていて彼女もいた。
メンズ校のネタバレと今後の展開は?
花井は中学時代、
イケメンで優しい男を演じていた。
彼女のミキが会いに来ることに
なったので乙女系男子とバレない
ように協力してほしいという。
生徒たちは僻地にある男子校で
女は二次元しかないため飢えていた。
どんなブスでも嬉しい!と喜んで
いると、ミキはかわいい子だった。
花井とのデートが終わるが
ミキは家出してきたから
泊めて欲しいと言い出す。
自分の部屋は女の子らしくて
とてもミキには見せられないため、
牧の部屋で泊まらせることに。
狭い個室で三次元の女の子と2人きり。
もしかしたらこうなるかも・・・と
妄想しては、はしゃいでいた。
そんな漫画のような嬉しい
ハプニングは起きず、朝になった。
女の子を寮に連れこんでいることが
バレたら退学になってしまうため
バレないかとヒヤヒヤしていた。
迷惑がかかるから早く帰りなと言うが
ミキはフラれにきたと言った。
花井が乙女系男子なことには
中学のころから気づいていたという。
花井に別れの言葉を告げて
去っていったミキは牧の目に
かっこよく映った。
メンズ校の読んでみた感想・評価
栖鳳高校が僻地にあることから
刑務所に例えられているのが
面白かったです。
男子校にはもちろん女の子が
いないので年頃の男たちは皆、
飢えている。
そんな男たちの寮生活や日常が
新鮮でした。
いきなり乙女系男子の花井が登場した
のでインパクの強さに驚きました。
男子校ということもあり、
ボーイズラブ的な展開になるのかと
思いましたがあくまで
男女の恋愛が描かれていました。
中学時代、憧れていた花井に
思い切って告白し、付き合えることに
なって喜んでいたミキ。
本当に大好きでいつも良く見ていた
ことや女のカンの鋭さで花井の
本当の姿に気づいてしまった。
それでも、男らしく演じて自分を
騙していた花井を責めることはせず
きっぱりフラれにきたミキは
かっこよかったです。
ミキが来てあからさまに喜ぶ
生徒たちや何か嬉しい展開になるかも
と想像していた牧。
男子高生らしい考えや、おバカな
行動に笑いっぱなしでした。
牧にも大切な女の子がいるようなので
気になります。
メンズ校はこんな方におすすめな作品!必見
全寮制の男子校の生徒たちの
恋愛と日常が描かれています。
少女漫画ですが、男子目線で
ストーリーが進むので新鮮な
気分が味わえます。
男子高生のおバカな生態を上手く
とらえているので笑いの要素が
たくさん詰まっていて
楽しく読み進められます。
しかし、楽しく男子がわちゃわちゃ
しているだけの作品ではありません。
乙女系男子の花井くんなど
題名通り、色々なタイプの男子が
たくさん登場します。
牧のように一見普通に見える人でも
何か過去にあったりと切なく、
深いストーリーになっています。
男子目線で描かれているといっても
作者の和泉かねよし先生は女性なので
共感度の高い内容です。
ストーリーごとに視点が切り替わる
ので様々な話を一度に楽しめる
贅沢な作品です。
女子校でも男子がいないことで
ハメを外すことがありますが
男子も同じなんだと思わせられます。
現実では女子が男子校に通う
機会はありません。
女性にとっては未知の世界の男子校の
雰囲気を味わいたい人にぴったりです。