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ORIGINのあらすじ&ネタバレ!最終回(結末)はどうなる?

ORIGIN

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル ORIGIN
原作・漫画 Boichi
出版社 講談社

極めて高度に科学が進展し、
しかし治安も悪化した東京で、

人間型ロボット「オリジン」は、
平穏な暮らしを望みつつ、
人に紛れて同族を討つ。

ハードなSF的設定や
ド迫力のアクションだけでなく、
しっかりとした日常も描かれた、

ロボットものSFの快作です。

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ORIGINのあらすじ紹介

自身が人間ではないという
素性をひた隠しにし、
人間の中に埋没して生きる、

「オリジン」である欣太。

しかし彼は同族を狩るだけでなく、
極力「普通」の暮らしを
営んでいこうともしていました。

そのため顔を変えて、
半グレ集団の新入りという
「過去」を入念に消して、

偽の経歴まででっち上げ、
大企業AEEのロボット開発チームに、
入り込むことにしました。

身分的に部品調達もできるという
条件ではありましたが、

機械のエキスパートたちに
欣太の正体を隠すのは
決して簡単なことではなく、

また、他のロボットからの
襲撃にも直面していきます。

ORIGINのネタバレと今後の展開は?

二十一世紀半ばの東京。

超長距離鉄道の登場で、
発展とともに治安が悪化した
この大都市の一角に、

悪者たちが集結していました。

彼らは本職のヤクザではなく、
「半グレ」的な不良たちでしたが、

金よりも価値がある先端素材が
あるという情報を聞き、
襲撃を決意します。

近頃、ヤクザ者たちが
非人間的な方法で
叩き潰されているなど、

不穏な気配もありましたが、
人生を変えられるほどの
チャンスには抗えず、

さあ出発、というところで、
見知らぬ女性が加わるなど、
ドタバタ気配の中ですが、

情報を持ち込んだ欣太には
一つの確信がありました。

それはこの中に、
「人間ではないもの」が
「一人」混ざっているということ。

そして襲撃先には、いるはずの
警備員が皆無で、盗む素材が
ご丁寧にも鞄に入っているなど、

不自然な状況が多々ありましたが、
ワルたちは気付かず大喜び。

しかしそこで異変が発生、
屈強な武器を持ったワルたちが、
か弱いはずの「新入り」の女性に

次々と殺害されていきます。

女性には銃もまるで効かず、
表皮が削れても一切構わず
攻撃を続けていました。

彼女こそは人間を
圧倒的に上回る戦闘力を持つ
「存在」であり、

欣太は危険な彼ら「存在」を
仕留めるべく動いていた
オリジンだったのです。

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ORIGINの読んでみた感想・評価

超科学を用いた機械たちの
生存闘争、壮大な技術、
そしてアウトローな雰囲気とくれば、

必然的に読んでいて盛り上がりますが、
本作の熱さはまた独特でしたね。

SF的な世界観を保ちつつも、
どこか現在社会へのルーツ性を
強く感じさせる様々な人々や、

どんな世の中でも、新しいものに
ハマりまくってしまう人の存在など、

良い意味で「変わりない」人間を
描いているのも実に良かったですし、
「人間ではない」欣太が、

敢えて人間社会に埋没し、
人として暮らしていくために
力を注いでいたのも良かったですね。

多くの場合、「選ばれた者」である
特殊能力者は、その力故に
いい暮らしをしているものですが、

あくまで欣太は普通にこだわります。

激闘を制した上で、「狩り」を本業に
法外な報酬を稼ぐのではなく、
普通のサラリーマン生活を選び、

そこでかなりズレた感じを
無自覚のうちに出していく彼は、

笑える部分もありつつ、
どこか温かい気持ちにもなれました。

それでいてアクションシーンは
想像を上回るド迫力であり、
思わず手に汗握る展開でした。

ORIGINはこんな方におすすめな作品!必見

様々なSF作品が世の中には存在しますが、
やはり「ロボット」は超王道かつ定番で、
正義と悪のロボットがぶつかるのも、

展開としては胸がおどるものがありますが、
戦闘シーンに力を入れるあまり、
脇を固める設定がおそろかになったり、

キャラが「機械」なだけに感情を
表に出させることができず、
平板な展開になることがあります。

しかし本作は、ゴリゴリと熱い
メインテーマや展開はもちろん、
各機体への「個性」の付与もしっかり

考慮されているだけでなく、
主人公である欣太が、かなりの
「天然」的なお茶目さんですので、

機械の生活を戦いを描きながら、
しっかりと「人間ドラマ」が
構築されている感じでもあります。

また、2050年間近でも、
どこかズレた感じの悪者や
マニアックな感じのエリートなど、

現在の我々とあまり変わらない
人間たちがそれぞれの領域で、
頑張って生き続ける姿には、

いい意味での相変わらず感があり、
地に足がついた雰囲気を
楽しむこともできます。

単なるSF的な派手な展開ではなく、
いかなる時でも同じである、
「人間」という存在の暮らしを、

激変する世界という舞台でも、
楽しんで体感したい方には
非常に適していると思います。

また、本筋である人間的でない
バトルも強烈そのものであり、

アクション作品としての
スリルや面白さも一級品です。

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