タイトル | ロンタイBABY |
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原作・漫画 | 高口里純 |
出版社 | 講談社 |
”ロンタイ(ロングで
タイトなスカート)”を穿く
不良コンビ・間由子と久子。
いつもいっしょの二人は
マコ&チャコと呼ばれている。
彼女たちが通う女子高では
ロンタイ=校則破りだが
そんなのお構いなし!
今日も”ヤバイ青春”を
夢見て突っ走る!!
ロンタイBABYのあらすじ紹介
四方を高い塀で囲まれた
清尊(せいそん)女子高
通称清女(きよじょ)。
”不良ロンタイコンビ”
蜂屋間由子(マコ)と
万年久子(チャコ)は
今日も授業をサボり
屋上で叫んでいた。
「山に囲まれてヤバイ青春
できっかってんだーっっ」
「ギブ・ミー海!」
そんな二人はいつもいっしょ。
ロンタイやパーマをかけた髪
細い眉を注意されようが
我が道を突っ走るのみ!
ある日ホームルームで
一斉抜き打ちが行われる。
他の生徒が慌てて
身だしなみを整える中
校則破りの間由子と久子は…。
ロンタイBABYのネタバレと今後の展開は?
抜き打ちが行われると知り
慌てふためく生徒たち。
それまで穏やかだった校内は
一気に騒がしくなります。
「やべーっ、髪ーー!」
「誰かゴム持ってないーっ?」
「スカートどうすんだよ!」
「安全ピン!」
急いでロンタイを
安全ピンで止める者や
長い髪をゴムで束ねる者
キスマークを絆創膏で
隠す者もいる中
それをただ眺める
間由子と久子。
安全ピンやゴムを
持っていない二人は
ウンザリしていました。
「またかよ」
「らしーな」
そして間由子と久子は
そのままの身だしなみで
抜き打ちされることに…。
抜き打ちを行うのは
強面の体育教師たちです。
案の定二人は
怒鳴られてしまいます。
「なめとんのか、きさまら
このスカートと眉は!」
竹刀で叩かれると
今度は生活指導の教師
”さっちゃん”が現れます。
「またあなたたちね
榊先生、ハサミください」
彼女はそう言うと
二人のロンタイの裾を
規定の長さに切りました。
「ここまでスカートを
上げてらっしゃい」
この時間由子と久子は
何も言いませんでしたが
心の中で反抗していました。
(おとなしくしてりゃ
なめやがってババァ)
こうして波乱の抜き打ちは
無事(?)終わりましたが…。
ロンタイBABYの読んでみた感想・評価
何を言われても我が道を突っ走り
ツッパリファッションを貫く
間由子と久子がかっこいい!
良い意味でサバサバしていて
(言葉遣いは悪いけど…)
強さがあって憧れます。
いいですね~70年代!
世代はかなり違いますが
とても楽しめました。
ロンタイなんて言葉
初めて聞きましたよ。
それとチョンボとか…
今の女子高生が聞いても
万引きと思わないでしょう。
当時はブレザーの制服が
まだなかったのかな?
まさにスケ番と言える
ツッパリファッションは
インパクトがありました!
二人の世代は
『ホットロード』より
少し前…それか同じくらい?
『ホットロード』の主人公も
中学生ですが不良でした。
こちらでロンタイは
見られませんでしたね。
80年代(『ホットロード』)と
70年代(本作)ではまた
流行が違うのかも…?
にしても当時の校則って
本当ブラックですよね…。
間由子と久子が反抗するのも
仕方ないよな~と思います。
ましてや高校生なんて
そういう厳しい校則に
縛られたくない時期。
私も当時の女子高生だったら
反抗したかもしれません!
ロンタイBABYはこんな方におすすめな作品!必見
懐かしい不良を描いた
作品が読みたい…。
そんな方には
「ロンタイBABY」を
迷わず推します!
本作は70年代の不良女子
間由子と久子の学園生活と
青春を描くギャグ・コメディ。
手がけるのは
『紅のメリーポピンズ』などで
知られる漫画家・高口里純さん。
”ロンタイ”と聞いて
ロングでタイトなスカートと
スケ番を思い浮かべた方は…
間違いなく世代が
ドンピシャなので
きっと楽しめますよ!
今ならブラックだと
呼ばれる厳しい校則や
当時の不良女子が憧れた
恋愛・青春など…
思わず共感するところも
多いはずです。
当時を思い出しながら
読むのもアリですね!
作中はシリアスだったり
暴力的表現はありません。
不良まんがって喧嘩とか
そういうイメージが
ありますよね…。
ですが大丈夫です。
激しい喧嘩は一切ないので
苦手な方でも読めますよ!
本作はアダルトな描写や
言動(”○ナる”など)が
一部ありますが…
過激でも面白さがあるので
安心して読めちゃいます。
懐かしい不良まんがなら
本作が一番ですね!