恋がヘタでも生きてますのネタバレと実際に読んでみた感想！すごく結末が気になる！

商社の営業として働くOL、美沙。

仕事優先の姿勢の彼女の
主任の座を奪い取ったのは、
超有能なイケメン、雄島。

爽やかでしかも隙がない、
まさにデキる男の雄島に対し、
激しく反発する美沙だったが……

単なる恋物語だけではなく
本作的なビジネス描写も楽しめる、
「大人」な物語です。

恋がヘタでも生きてますのあらすじ紹介

商社企業の営業として
バリバリ働いている
茅ヶ崎美沙。

恋愛には縁がなく、
社内でも恋愛対象とは
見られない感じですが、

非常に仕事にやり甲斐を感じ、
主任昇進の内諾すら
得られているような状況でした。

しかしそんな彼女も、
公園で知り合った爽やかな
イケメンの若者と仲良くなり、

ついに「春」がという感じの
事態にも至ります。

しかし、海外から転任してきた
超凄腕の営業マンに
主任の座を奪われます。

しかもその主任というのは、
かつて公園で会った、
イケメン雄島だったのです。

恋がヘタでも生きてますのネタバレと今後の展開は？

商社OLとして精力的に働く、
２５歳の茅ヶ崎美沙。

彼女の仕事ぶりは課内でも評判で、
次の主任就任は有力だと
上司からも言われるほどでした。

一方で恋には縁がなく、
ずっと彼氏なしの状態が続いていましたが、
走り込みで訪れた公園で、いきなり犬に
甘噛みされてしまいます。

もちろん美沙は驚きますが、その犬を
飼っている爽やかな若者と
知り合うことになります。

常ににこやかで聞き上手、
バリバリと働く美沙の仕事の話にも
まったく嫌な顔をせず聞く彼と、

にわかに親密度を増していった美沙ですが、
予定されていた主任就任が
他の人に横取りされてしまいます。

そしてその人こそ、公園で何度も会った、
「伝説の営業マン」雄島だったのです。

もちろん動揺し反発する美沙ですが、
雄島は実に上司として優秀で、
しかも高圧的になることもなく、

イマイチ冴えなかった課員たちに、
今後良くなるためのノウハウを
次々と提示していきます。

また仕事においても、
大口の取引のきっかけを
あっさりと掴んでいくなど、

際立った成果を上げていきますが、
差を見せられた美沙には、
納得しがたい部分もあったのでした。

恋がヘタでも生きてますの読んでみた感想・評価

実に本格的で熱さがあり、
しかも余裕を忘れていないのが
社会人漫画として良かったですね。

主人公の美沙は、商社の営業部で
バリバリを働き実績を積む、
まさにキャリアウーマンな女性。

しかもただ頭が良いというだけでなく、
好機と見るやバザーでの取り合いで、
顔をボコボコにしてでも、

取引先が欲しがるだろう品物を
手に入れる根性さえも持っています。

このタフさはむしろ男性的であり、
同性が頼るに十分な魅力を感じました。

そして、そんな彼女のライバルにして
「相手方」にもなっていくのが、
海外から主任へ起用された雄島です。

こういったジャンルの作品での
「デキる上司」と言うと、
とにかくスパルタ主義だったりしますが、

雄島はいつもにこやかで爽やか、
それでいながら指示と計画は明確で、
全体的にとても良い上司です。

有能な上司と有能な部下のコンビだけに、
仕事がうまくいくのも納得ですし、
素直にその恋を応援することもできます。

また、雄島が語る様々な仕事についての
心得やノウハウ、様々な知識は
ジャンルの違う仕事でも応用ができ、

そういった部分においても、
実に有意義に読み解くことができました。

恋がヘタでも生きてますはこんな方におすすめな作品！必見

近年、社会人でも漫画を読むことが
ぐっと一般的になったためか、
会社を舞台にした「大人の恋」が、

主題となった作品もかなり多くありますし、
最近では女性の社会進出の推進を反映して、
女性主体のオフィスラブ作品も多いですね。

しかし、ナンパ系「サボリーマン」層から
大企業経営層まで様々な社会人たちの
心をキャッチしてきたこのジャンルでも、

ただ単に「会社というセット」を
使ってみただけのような、
残念な作品があることは否めません。

その点本作に関しては、「本気」で
仕事に全力投球で頑張っている美沙が、
「海外帰り」の雄島という、

今までのライバルとは違う「本物」と
出会うことで社会人としてさらに
成長する軌跡を描いています。

雄島の持っているメソッドは
本当に本格的なものがあり、
だからこそ説得力も十分で、

恋愛に焦点を置きつつも本格的な
女性視点のビジネス作品を読むなら、
本作はまさにベターな選択肢です。

本筋の「恋」以外の部分でも、
社会人こそ体系だった
「トレーニング」が大事だとする、

「雄島理論」の確かさは
非常に勉強になるものがあります。

一方、それでは「日本式」が
全部ダメかというとそうでもなく、
美沙が冒頭で見せた「体当たり型」の

営業方法も日本では効果が大なわけで、
そのあたりのビジネス的風土の違いを
楽しく学べるのもいいところですね。

仕事で凄い実績があるのに
プライベートではまるで偉ぶらない
雄島の態度なども、

恋愛漫画の主人公的視点だけでなく、
業界物漫画の主人公像としても
必見といった感じですね。

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