タイトル | 喰フ女 |
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原作・漫画 | 甘詰留太 |
出版社 | 少年画報社 |
死にたがりの若者の間で
流行っているといわれる
アプリ「遺言バンク」。
SNSに遺言を発信することで
自分の生を見つめなおすのが
本来の目的らしいが
アプリに登録した若者が
何人も失踪しているという。
実はこの失踪の裏には
”美人女医”の影があり…。
喰フ女のあらすじ紹介
就活のストレスで胃を壊し
精神を病んだ若者・田中順は
死にたがりの一人として
アプリ「遺言バンク」に
登録している。
「遺言バンク」には
登録者が何人も失踪する
という不気味な噂がある。
実はこの噂の真相を
順は知っていたーー
とある山奥の廃屋。
恐怖で震えながら
床に座り込む順。
彼のすぐ後ろでは
美人女医・神代真澄
(こうしろますみ)が
血まみれの台所で
”人の身体の一部”を
黙々と解体している。
辺りに充満する鉄の匂い
身体を切断する鈍い音。
順は耐えきれず嘔吐する…。
喰フ女のネタバレと今後の展開は?
真澄が解体していたのは
「遺言アプリ」を通じて
出会ったオカという男。
解体を終えると
順は火のついたドラム缶に
オカの肉片を入れました。
「オカさんについた
キミの指紋も灰になったな」
真澄の言葉を耳にした順が
こんなこと許されないと
怯えながら言います。
「許さない?キミが?死を?
”死にたがり”の死を?」
「でッ、でもッ、あッ
あなたが決めることじゃないッ!」
順は声を振り絞り
精一杯反論しますが
真澄から帰ってきた言葉は…。
「”私が決める”」
真澄の美しい笑みは
狂気に満ちています。
順はなんとかして
彼女の殺人行為を
止めようとしました。
そんな順に対し
謝礼金を渡す真澄。
「口止め料ですか!?
でもッ、ボクはッ…」
口止め料と聞いた途端
真澄の目の色が変わります。
「仮にキミが告発したとして
誰が親身にそれを聞くかな?
…自覚が足りないな」
”自分がどれだけ
社会的に無価値か”。
真澄の辛辣な言葉に
何も言い返せない順は
彼女を強く睨みました。
その目を見た真澄はーー
喰フ女の読んでみた感想・評価
相手が欲する姿になり
餌(アプリ登録者)を
喰フ(殺す)女ーー…。
それが”真澄”だった
というワケですね!
解体されていたのは
真澄の餌”オカさん”で
何らかの方法で殺され…
順が遺体を燃やすことで
証拠隠滅していました。
いやぁしかし…
冒頭からハエが飛ぶ
血まみれの台所で
美人(しかも女医)が
人を解体するシーンは
かなりグロテスクです。
一つに束ねた髪をほどき
「やだ、汗かいちゃった」
と言う真澄の色っぽいこと。
現場は凄惨な状況なのに
どうしてあんなに美しく
見えてしまうんだろう。
血のついた白衣は
恐怖そのものですが…。
血のついた白衣がなければ
人を解体したとは思えない…
まさに彼女は”魔性の女”です!
もちろん悪役として
とても魅力的でした。
男らしい感じの口調が
個人的に惹かれます!
上品な外見からして
「~かしら?」とか
言いそうですが…
順を「キミ」と呼んだり
「~だろ?」と聞いたり。
気が強い表れか
威圧的でコワイ!
真澄はこれから
どうなるんだろう…
続きが気になります!
喰フ女はこんな方におすすめな作品!必見
サイコかつグロテスクな
作品に出会いたい…。
そんな方には
「喰フ女」を推します!
『ナナとカオル』で知られる
漫画家・甘詰留太が描く本作は
まさにサイコかつグロテスク!
メガネをかけた美人女医
”神代真澄”があの手この手で
餌(人間)を殺しまくります…。
冒頭から描かれる
解体シーンはかなり
インパクトがありますよ。
(本作はとにかく
残忍な描写が多いので
耐性がない方は閲覧注意!)
”生きるかどうかは
私が決める”ーー。
そう言って笑う真澄は
恐ろしく美しく艶やかで
狂気に満ちています…。
また作中には所々
”大人の営み”シーンもあり
目が離せなくなると思います。
甘詰さんが描く女性キャラは
肉感があってイヤラシイ!
特に真澄の裸体は
男性だけでなく女性も
釘づけになるはずです。
中でもセクシーさを重視した
ランジェリーを着た真澄は
もう~~色々とすごいっ!
あれは過激すぎます。
ちなみにこの真澄は
『順編(その2)』で
見られますので…
気になる方は必見ですよ!