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華和家の四姉妹のネタバレや結末が気になる漫画!

華和家の四姉妹

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 華和家の四姉妹
原作・漫画 柴門ふみ
出版社 講談社

四姉妹が暮らす華和家。

彼女たちはとにかく個性豊かで
自分の世界を持っているものの、
輪をかけて個性的な父親には、

折にふれて振り回されるものの、
何だかんだで仲は良く……。

王道のホームドラマである一方、
同種の作品にありがちな定型を
積極的に打破してもいる、

ドラマ化もされた、
家庭コメディ作品の傑作です。

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華和家の四姉妹のあらすじ紹介

キャリアウーマンだったり、
自分探し中だったり、
演劇の勉強をしていたりと、

まったくタイプは違うものの
一つ屋根の下で仲良く暮らす、
華和家の四姉妹。

中でも長女であり、
キャリアウーマンであるものの、
男性にはモテず、

仕事中にいきなり父親が
やってきたりする藤子の
ヤキモキは盛大でした。

とは言え、四姉妹の父大悟は、
常に浮気癖を出しながらも、
妻には慕われる幸せ者で、

折に触れ謎の人間力を発揮し、
また家族思いでもあるので
破綻することはありません。

また、個性豊かな姉妹たちは
それぞれの課題に取り組んでおり、
色々なドタバタがありつつも、

力強くそれを乗り越えて
進んでいくのでした。

華和家の四姉妹のネタバレと今後の展開は?

華和家は娘ばかり四人の
完全な「女系家族」ですが、
その性格は実に様々です。

バリバリのキャリアウーマンで
しかし男性に縁がない長女藤子に、
自分探しにハマる三女桜子、

演劇に興味がある四女のうめと、
タイプは違うけれども皆、
仲良く暮らしています。

中でも藤子は容姿能力性格ともに
素晴らしいものがありながら、
男性には縁がないタイプであり、

そのことを気にしていましたが、
会社での評価は絶好調で、
女性初の次長に就任します。

しかし藤子と同時に次長に
元レースクイーンで
とてもセクシーな岬レイナが

選ばれたことで喜びも
半減といった感じになります。

とは言え話せば話すほど
レイナとは意気投合できましたが、
そこに藤子の父大悟が現れます。

普通に予約を入れて、毛髪の
診断に来た大悟ですが、
レイナの悩みを即座に見抜き、

しかもさり気なく巧みな話術と
人間的な包容力で
レイナを惚れさせてしまいます。

大悟の浮気癖はいつものこと、
とは言え同僚相手の不倫は
いかにも不味すぎると、

藤子は心配しますが、
数日後には早くも、レイナたちは
伊豆へと向かいます。

浮気症の大悟はどうなるのか、
そして自分の会社の立場はと
散々気を揉む藤子ですが、

意気揚々と帰ってきた大悟は
意外なものをお土産に
持って帰ってくるのでした。

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華和家の四姉妹の読んでみた感想・評価

ホームコメディの王道な一方で、
皆どこかしら問題を持っており、
幅広い視点が楽しめました。

美人な女性たちが集う家族で、
皆でワイワイ楽しんで暮らす、
そうした作品は数多いですが、

本作は外見的な面以外にも
「違い」が際立っている
特徴があります。

例えば藤子さんはとにかく優秀で
人当たりも良い、バリバリの
エリート社員ですし、

三女の桜子さんは、全力で
自分探しをすることを止めない、
夢見がち系女子です。

同居して密接に生活している中、
これほどの違いがあると、
なかなかやっていきづらいわけで、

どちらかの「配慮」が見えるような
状況になるのが現実的ですが、
本作はまったく異なります。

互いに干渉できる距離に自分を
全力で置きつつ、しかも互いを
尊重する空気が楽しいんですね。

恐らくその雰囲気は、
四人の子供がいてもなお、
常に「妻」であることを優先する、

強烈ママである幸子さんの
スタンスが大きい気がしますが、
非常に爽快に読めました。

もちろん生きていれば色々あり、
苦しいことや辛いこともありますが
吹き飛ばすだけの強さを感じました。

大胆な設定とキャラ付けに加え
緻密な構成と描写も素晴らしい、
良作という印象が持てました。

華和家の四姉妹はこんな方におすすめな作品!必見

家族をテーマにした創作やドキュメントは
古今東西多いですが、「面白さ」を
求めるとなると難しい部分があります。

芸能人のグループのように、波長が合う
素質のある人を選び抜いたわけでなく、
親子兄弟でも性格が違うこともあるので、

当然固定性な人たちだけが
占めるということにはなりません。

しかし本作に限って言えば、
バリバリのキャリアながら、何故か
「負け犬」になってしまう長女に、

とてつもない浮気癖がありながら
謎の人間力を発揮する父親が
強烈な印象を与えています。

また、四人の娘が成人ながら
「妻」で有り続けるお母さんなど、
憎めないけどちょっと厄介な、

スパイスとなるような個性もあり、
スパットしたインパクトのある
家族ものを読みたい方には最適です。

また連作形式で、個性豊かな
家族の面々ひとりひとりに
焦点を置く形で展開されてもおり、

誰かが「黒子」にならない点でも、
非常にカラフルな雰囲気のある
一作だと言えますね。

さらには、仕事上の悩みから、
まだプロではない段階の
創作上の問題等々まで、

軽重は確かにありつつも
公平に扱ってくれているのも
読んでいる側として嬉しいですね。

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