タイトル | ハーン ‐草と鉄と羊‐ |
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原作・漫画 | 瀬下猛 |
出版社 | 講談社 |
1189年(文治5年)12月。
壮絶な壇ノ浦の戦いで
平家を滅ぼした義経は
蝦夷地で暮らしていた。
ある夜憎しみを抱く
兄・頼朝から追われ
船で逃亡を図る。
後に船は難破するが
無事生き延びた義経は
広い大陸に流れ着く…。
ハーン ‐草と鉄と羊‐のあらすじ紹介
時は平安末期
1185年(寿永4年)3月。
主人公・源九郎義経は
平家を滅ぼしたという
最大の功績を挙げた。
この功績がきっかけで
兄・頼朝の怒りを買い
憎まれるようになる。
それから4年後
義経は寒い蝦夷地で
ひっそり暮らしていた。
眠る彼のそばには
”三種の神器の1つ”という
草薙の剣が置かれている。
(草薙の剣は平家滅亡で
失われたはずだが…)
ある日の寒い夜
頼朝から追われた義経は
船で逃亡を図ろうとする。
だが待ち受けていたのはーー
ハーン ‐草と鉄と羊‐のネタバレと今後の展開は?
頼朝に居場所を知られ
船で逃亡を図る義経。
追って来る刺客たちを
草薙の剣で斬り殺します。
この時義経は裸一貫!
雪が降る12月の蝦夷地で
義経は寒さに耐えながら
船に辿り着きます。
彼の身なりを見た船主は
一度乗船を断りますが
草薙の剣を渡され
気が変わりました。
ちなみに船主は
その見事な宝剣の正体が
草薙の剣とは知りません。
こうして義経は
乗船すことに成功し…
服も貸してもらいます。
ところが船内には
義経の首を狙う敵が
多く潜んでいました。
最初は誰も彼のことを
平家を滅ぼした義経とは
全く知りませんでしたが
義経に恨みを持つ男が
船主たちに教えたのです。
実は義経の首を取ると
頼朝から莫大な褒賞が
もらえるといわれており
船主たちは褒賞目当てに
鋭い槍や刀を持って
次々襲いかかります。
対して義経は体1つ
絶体絶命の危機です!
…しかしそう簡単に
義経は死にません。
船主たち全ての人間を
一人で殺しました。
やがて波が荒くなると
船は難破してしまい
大陸に流れ着きます。
そこで目にしたのは…。
ハーン ‐草と鉄と羊‐の読んでみた感想・評価
義経が強い…
強すぎてもはや無敵。
まぁ平家を滅ぼした時点で
只者じゃないということは
わかっていましたよ。
全裸で敵を斬り殺す姿は
個人的に衝撃的でしたが
とてもかっこよかったです。
華麗な剣さばきに
見惚れちゃいました。
冬の蝦夷地(北海道)は
凍え死にそうなくらい
寒かったはず。
船に着いた時なんか
体が震えていましたし
唇も真っ青でしたもん。
それでも我慢して
逃げ続けた義経は
もう尊敬するレベル!
私だったら確実に死ぬ。
にしても兄・頼朝は
どうして弟である義経を
憎んでいるのでしょう?
史実では壇ノ浦の戦いで
義経がミスを犯したから
怒りを買ったそうです。
ミスを犯しただけで
殺しを命じるほど怒るとは
非情というか鬼畜ですね…。
もし兄弟仲が良ければ
協力し合っただろうに
考えると悲しくなります。
しかし本作の頼朝は
なぜ義経を憎むのか
詳しく描かれていません。
そこが少し残念でした。
もちろんそれ以外は
かなり面白かったです!
今後の展開が気になります。
ハーン ‐草と鉄と羊‐はこんな方におすすめな作品!必見
源義経が好きな方は
本作を迷わず推します!
本作は源義経を主人公に
迫力満点のアクションと
壮大な物語を描く作品。
物語は最初から最後まで
目が離せない展開続きで
面白くて飽きません。
何より絵が最高です!
瀬下(せしも)猛さんによる
絵は画力のレベルが高く
本当に素晴らしいです。
画力を重視して読む方も
安心して楽しめますよ。
本作の見どころは
義経が繰り広げる
華麗なアクション!
とにかくかっこいいので
女性読者ならきっと
惚れると思います!
兄・頼朝から追われ
逃げ続けていた義経は
敵に襲われてしまいます。
敵は一人ではなく数人。
どう考えても不利ですが
義経は”宝剣”草薙の剣で
瞬殺しちゃいます!
それも裸一貫で。
雪の降る蝦夷地で
裸というスタイルは
結構衝撃的ですよね~。
まぁ義経は美青年なので
目の保養になるはず。
そして船上での戦いでは
義経は草薙の剣を使わず
敵を殺していきます。
このシーンは必見です。
本作を読めばきっと
義経ファンになりますよ!