タイトル | ボボボーボ・ボーボボ |
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原作・漫画 | 澤井啓夫 |
出版社 | 集英社 |
鼻毛真拳使いボボボーボ・ボーボボが、
「毛」を殲滅する忌まわしき
「マルハーゲ帝国」を倒していく、
ギャグメインというかギャグしかない、
とても不条理な中高生向け作品。
独特な作画と勢いとギャグセンス、
あとクセがとても強い。
大体の話にオチが無い事が特徴。
ボボボーボ・ボーボボのあらすじ紹介
西暦30XX年、
世界はマルハーゲ帝国に支配され、
帝国の脅威を知らしめるため、
毎日のように「毛狩り」が行われていた。
今日も「毛狩り」が行われようと
されているなか、現れたのは
ボボボーボ・ボーボボ。
彼は「鼻毛真拳」の使い手で、
人類の毛の自由と未来の為に戦っている
「毛」の戦士!
数々のバトルを繰り返しながら、
共に戦う仲間を探しては敵を倒し、
強者を仲間にしながらも
不条理なギャグへ巻き込んでいく。
時に実の兄弟と戦いながら、
師を得ながら、
彼等は戦う中で強さを増して行く。
ボボボーボ・ボーボボのネタバレと今後の展開は?
ボーボボと戦わずして仲間になったのは、
最初に仲間になるビュティと、
序盤最後付近で仲間になる破天荒のみ。
他のマンガとコラボしたり(遊戯王)
してる。
ボーボボの家族は5人兄弟で、
彼が末っ子。
全員が「毛」にまつわる
真拳を有している。
ボーボボが「鼻毛」、
一つ上の兄ビービビ
(裏マルハーゲ帝国の幹部)が
「すね毛」、
その上の姉ブーブブ
(毛の王国在住、登場時に
田楽マンに「パクリじゃ」と
騒がれていた)が「わき毛」、
その兄ビービビが「髪の毛」。
長兄バーババは
原作でも不明となっている。
因みに父親は「毛」そのもので、
名前は「タケシ」。
破天荒も毛の王国出身で、
「毛の五兄弟」と呼ばれていた
ボーボボ達とは
よく遊んでいたらしい。
ボーボボと破天荒は四歳差で、
ボーボボが年上。
因みにベーベベは幼少時、
突然現れた謎の存在
(ガネメ化した首領パッチ)に
猫にされ、
その後暫く共に過ごしていたが
裏マルハーゲ帝国に攫われた
(このとき怪しげな
洗脳を受けている)。
作中で出てくるヘッポコ丸は、
ビュティに非常にわかりやすい
片想いをしている。
最終巻で、ビュティとヘッポコ丸が
一緒に旅をしている光景が
描かれている。
ボボボーボ・ボーボボの読んでみた感想・評価
小学生の頃に小遣いを貰ってから
買い始めているが、
いま読み返してもすごい勢いと、
ギャグの応酬が凄まじい。
オチのようなものがほとんどないが、
その分次回への話の間に
どんな事があったのだろうかと、
考える事も楽しくなる作品。
敵として出て来るも、
ビュティやヘッポコ丸を
守ってくれるような存在が居る事も、
敵キャラなのに嫌いになれない
キャラクターが多い。
敵味方関係無く
魅力的なキャラクターが多い。
作中でOVERという
残忍な敵キャラが居るが、
彼が覚醒すると「魚雷ガール」という
「ボケ殺し」に進化を遂げたりするが、
如何いう原理でそうなったのかが
良く分からないまま話が進む所も、
またいい。
ある程度の伏線回収も
きちんとされている点も好ましい。
兎に角、とても(いい意味で)
頭の悪い作品。
良く分からないけれどギャグが読みたい、
という時によく読んでる。
頭を使わず読める作品だと思うので、
是非様々な人に呼んで欲しいと思う、
そんな作品。
ボボボーボ・ボーボボはこんな方におすすめな作品!必見
内容的に義務教育を
受け終えた人にお勧めしたい。
あと、連載当時
ジャンプを読んでいた人にも是非。
絶対面白い。
頭を使いたくない人や、
兎に角勢いのある作品を読みたい人、
取り敢えず勢いとギャグで
思い切り笑いたい人にも
読んで欲しい。
他の作品の様な緻密な作品構成は
あまりないものの、
勢いもギャグもとても独特なので、
濃い筆圧が好きな人も読んでほしい。
小学生が読んでも、
勢いとギャグに関しては
かなり強い作品なので、
親に内緒で本を購入して
読んでみるのもありだと思う。
男の子なら、絶対他の子に
お勧めするであろう作品。
それ程に頭の悪い(褒め言葉)
作品だと思っている。
…と言うよりは、
読んでくれるなら誰でも良い、
ある意味「懐の広い」
作品だと思うので、
どんな人が読んでも面白い。
ただし、仲間がかなり犠牲になる
(ボーボボ発案の協力奥義では、
かなり高い確率で首領パッチや
ところ天の助が犠牲になる)ので、
そういうのが苦手な人には
お勧めできない。