タイトル | あい・ひめ~愛と秘めごと~ |
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原作・漫画 | みつきかこ |
出版社 | 小学館 |
2006年から2007年に
発売された作品で、
単行本は全3巻です。
みつきかこさんが描く人物は、
タバコの似合うスマートな男性が特徴的で、
ヒロインを溺愛するという設定が多く、
「あい・ひめ」もそのような作品です。
あい・ひめ~愛と秘めごと~のあらすじ紹介
主人公のまおは高校生で、
海外赴任が決まった両親と最後に
家族水入らずで食事と思いきや、
突然両親のドタキャン!
食事は諦め、家に帰っていた時、
ある一匹の猫を見つけます。
興味本位でその猫の後を追っていくと、
桜の木の下で眠っている男性を見つけます。
まおはその男性にそっと触れてしまい、
男性に気づかれてしまい、
すぐにその場から立ち去ります。
ですがまおの被っていた帽子が
風に飛ばされてしまい、
桜の木の枝に引っかかってしまいます。
木によじ登って帽子を取ろうとした
まおですが、足が動かなく
なってしまいます。
木の下には先ほどの男性がいて、
手を広げて待ち構えていて、
まおはその手に引き寄せられるように、
男性に抱きとめられます。
すると男性は急にキスをしてきて?!
あい・ひめ~愛と秘めごと~のネタバレと今後の展開は?
次の日、まおは昨日のキスが
忘れられずにいました。
まおの学校に父親が迎えに来ます。
そしてまおを一人日本に置いて行くのが
心配な両親は、まおの世話を
父親の弟に頼んでいました。
天涯孤独と言っていた両親なので、
父親に兄弟がいることを
初めて知ったまお。
父は弟を紹介すると言い、
弟の所へ向かいます。
そしてその場に現れたのは、
昨日の桜の木の下で眠っていた、
まおに急にキスをしてきた男性で、
高木仁也と言い、
まおはショックを受けます。
何も言わないまま、
一緒に住むことになった二人。
頭では分かっていても、
なかなか態度では普通に出来ないまお。
ですが仁也は普通の態度でいます。
ある日まおは耐えきれなくなり、
家を飛び出します。
仁也を好きになってしまったことを
忘れるために、あの桜の木の所へ
もう一度行きます。
するとそこには仁也もいて、
まおは正直に自分の想いを伝え、
仁也も本当はまおに
一目惚れをしていました。
ですがまおの態度が可愛くて
少しの間、家族ごっこに
付き合っていただけで…
お互いの気持ちが通じ合い、
家族としてではなく、
恋人同士の生活が始まります。
あい・ひめ~愛と秘めごと~の読んでみた感想・評価
そんな偶然ある?!というのが、
第一印象です。
ですがこれで父親と血の繋がった兄弟
だったら、可哀想で読んでいられませんが、
血は繋がっていないので、
ドロドロなお話しにならず、
安心して読むことが出来ました。
最初は展開が早いのですが、
途中二人のラブラブなお話しが
多いところはよかったです。
そして、一話ずつ話のストーリーが
違うのも、あまり少女漫画ではないので、
読みやすかったです。
みつきかこさんが描く人物は、
すごく好感が持てます。
主人公のまおも、可愛くて少し天然っぽい
のに、嫌な感じが全くしません。
仁也も、すごく大人の男性という
感じなのに、まおのことになると
普段の自分を忘れてしまうところは、
すごく好印象でした。
周りの方もみんな良い方で、
悪い人が出てこないので
ハラハラせずに読めます。
みつきかこさんは独特な描写で、
大人っぽいのに、可愛い描写もあり、
色々な描写があって、
読んでいて全く飽きません。
今時の絵なのに、どこか少し
懐かしく思えるところが
すごく気に入りました。
あい・ひめ~愛と秘めごと~はこんな方におすすめな作品!必見
主人公が高校生なので、
学生の女の子にはすごくオススメです。
でも、大人の女性の方にも、
ぜひ読んでほしい作品です。
主人公は高校生ですが、大人っぽいし、
相手は大人の男性なので、
大人の方も楽しく読むことが
出来ると思います。
多分、このような男性は年齢問わず、
女性はみんな大好きだと思います。
あと、綺麗な描写が好きな方には
ぜひ読んでほしい作品です。
この作品のように、自分の叔父を
好きになってしまう内容では
ありませんが、
同じように高校生が、大人の男性を
好きになる作品でオススメなのが、
やまもり美香の
「椿町ロンリープラネット」です。
こちらの作品も主人公が高校生です。
父と二人暮らしをしていた
主人公のふみですが、
父が借金をしてしまいます。
そのせいで家を追い出されてしまい、
自分も働こうと、住み込みの
家政婦をすることに。
その住み込み先の雇い主は、
ある若い男性で、小説家でした。
最初は距離があった二人ですが、
お互いがどんどん惹かれていくという
お話しです。
こちらの作品の描写も
すごく綺麗で、オススメです。