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A-A’のあらすじ&ネタバレ!最終回(結末)はどうなる?

A-A'

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル A-A’
原作・漫画 萩尾望都
出版社 小学館

主人公の少女、アデラド・リーは
クローン人間です。

本体は19歳の時にすでに
死亡しており、

万が一のために
クローンを作っていました。

クローンのアデラドは
本体の記憶を埋め込まれており、

これから本体の代わりとしての
生活が始まろうとしています。

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A-A’のあらすじ紹介

記憶を注入され、
冷凍保存から目覚めた
主人公のアデラドは自分は

クローンかどうかを
まず研究所の人に問います。

カナダ・オタワの研究所で
目覚めたアデラドは
研究所の人からクローンである事、

本体は1ヶ月前に
19歳で死んでしまった事を聞きます。

彼女の本体は3年前、
16歳の時にプロキシマ計画の
スタッフに選ばれ、

選ばれたスタッフは
万が一のために皆
クローンを作っていました。

クローンのアデラドが
プロキシマ計画を
行っている場所へ向かうと

そこには本体のアデラドを
よく知っている男性、
レグが待っていました。

A-A’のネタバレと今後の展開は?

最初のシーンで
クローンのアデラドは

愛していた黒馬が
死んでしまった夢を見ます。

目覚めた後、
彼女はカナダの研究所で

自分がアデラドの
クローンである事を知ります。

本体はプロキシマ計画に選ばれた後、
研究所で自分に
万が一の事があった時のために

細胞や記憶といった
彼女の全てを記憶していました。

そして彼女のクローンは
その全ての記憶を得て目覚めます。

ですが、
それは16歳までのものです。

本体は19歳で死んでいるので
3年分の記憶はない事になります。

クローンであるアデラドは
その3年分の記憶は長い、
でも取り戻せるだろうと思います。

本体の代わりに
プロキシマ計画が
行われている場所へ行き、

そこでアデラドを待っていたのは
彼女を歓迎する仲間と
恋人だったレグです。

20日あれば
遅れを取り戻せるだろうと

ハッキリ言うアデラドを
仲間達は大歓迎します。

かつて彼女の恋人であったレグは
最初彼女を拒否します。

ですが、直下型地震で
アデラドがお湯を大量に
かぶってしまった時、

レグはすぐ彼女を
医務室へ連れて行き

そこから二人の距離は
少し縮まります。

ですが、その後アデラドとレグは
氷漬けになったアデラド・リー本人の
遺体を見つけてしまいます。

レグはショックを受け、
転属を申し出ます。

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A-A’の読んでみた感想・評価

萩尾望都先生のSF漫画は
長編でも短編でも

独特の美しく、かつ壮大な
世界観があるので
私は大好きです。

もちろんこのA-A’も
大好きな漫画の一つで、
短編なのでよく読み返しています。

自分の記憶を引き継ぐ、
自分と全く同じ存在があったとしても
私は多分安心して死ねないと思います。

クローンで同じ記憶を
持っていたとしても
やはり別人だと思うからです。

このあたりは考え方が
人それぞれだと思うので、

色々な人の感想を
聞いてみたいところです。

クローン、
記憶の引き継ぎ、
冷凍保存等取り扱うには

重く、難しいこのテーマを
萩尾望都先生は
真正面から描いています。

しかも結末が
とても美しいのです。

これは少女漫画の神様と
呼ばれており

SFが得意な
萩尾望都先生にしか
できない事だと私は思っています。

主人公のクローンであるアデラドは
あまり感情を見せません。

ですが、

アデラド・リー本人にあるはずの傷が
自分にはないと知った時や
美しい風景を見た時

彼女は少しだけ
感情を見せます。

そして転属したレグが
爆発に巻き込まれたと知った時も

彼女は控えめに、
しかし酷く動揺します。

好きだという気持ちや
感覚がいかに強いか
感じる事ができる

素晴らしい漫画です。

A-A’はこんな方におすすめな作品!必見

A-A’は短編SFです。

掲載されていたのは
女性漫画雑誌ですが、

クローンや人間の冷凍保存等SFが
好きな人が好むテーマを
取り扱っているので

SF好きなら老若男女問わず
誰でも楽しめると思います。

また、短編で読みやすいので、
少女漫画の神様と呼ばれている

萩尾望都先生の漫画に
興味があるなら
入門としてもおすすめです。

また、優れた恋愛漫画でもあるので
切なく素敵な恋愛ものが
読みたいという人も

きっと満足できると思います。

A-A’が好きなら、
同じ文庫本に収録されている
「6月の声」をおすすめします。

これもSFもので、
愛について描いています。

主人公のルセルは
ある日美人で年上のいとこ、

エディリーヌが
太陽系外惑星移民の

一番最初のグループに選ばれ、
遠くへ行ってしまう事を知ります。

両親を宇宙船の事故で
亡くしたルセルには

なぜ婚約者がいる上に
安全な地球を離れてしまうのか

エディリーヌの気持ちが
わかりません。

この漫画はエディリーヌの命を
かけた愛について描いています。

命をかけていいほど
好きな人ができたら

どれだけ素敵だろうと
読んだ後思いました。

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