タイトル | 池袋ウエストゲートパーク |
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原作・漫画 | 石田衣良 |
出版社 | 文藝春秋 |
舞台は東京の池袋
池袋西口公園近くに住む真島誠が、
数々の難事件を解決していくストーリー!
「池袋ウエストゲートパーク」は
通称「I.W.G.P.」とも呼ばれ、
多くの若者に熱狂的な人気を誇った!
今宵どんな事件を解決するのか
乞うご期待!!
池袋ウエストゲートパークのあらすじ紹介
池袋西口公園周辺に絶大な影響力を持つ
ギャング集団、その名も「GーBOYS」
それをまとめ取り仕切っているのは
タカシと言う少年です。
またの名を「キング」
彼の存在は絶大!
警察さえも解決するし難い問題を、
キング率いるメンバーと共に誠は
解決してみせてくれます。
「めんどくせぇ」
が口癖の誠、そんな面倒臭さがりな誠の元には、
今日も厄介な事が舞い込んでくるのです。
笑い有り、涙あり、下ネタありの青春の物語です。
池袋ウエストゲートパークのネタバレと結末(最終回)は?
真島誠は地元の工業高校を卒業。
定職にはついておらず、
プータローをしています。
だが実家の果物屋を手伝うなど
真面目な一面も併せ持っているのです。
ボウリングの腕前がプロ並みで、
好物は焼きそば、
人間味があり読んでいて共感します。
思わず笑みがこぼれてしまう作品です。
キングの格好良さにも、
是非注目してもらいたいです。
時に残酷なまでの決断をし、
そして繊細な面を持つ。
そんな魅力ある人間だからこそ、
チームを率いる事が出来るのかも、
知れません。
キングは、
GーBOYSの集団のカラーをイエローと決めています。
ちなみにキングの血液型は、
A型、誠はO型なので相性は抜群ですね!
誠をGーBOYSに度々スカウトしていますが、
誠の答えはNO!
のちに別のチーム、
その名をBLACK ANGELS、
二つのギャングは争うことになります。
読んでいる内に、
どちらにも気持ちが入ってしまうから不思議…
結局チームは全て解散!
新たな池袋の誕生であります!!
池袋ウエストゲートパークの読んでみた感想・評価
ギャングとかチームとか、
争いとかの絶えない中で、
これだけユーモアに溢れた作品は、
他に類を見ないと感じました。
皆んなが、
それぞれの人生をしっかりと生きている。
それぞれが何かに立ち向かいながら奮闘している。
慌ただしい日常の中で、
私達が忘れている何かを
気付かせてくれる作品だと思います。
登場する人物には、
それぞれの思惑があり、
自分勝手だったり、
猜疑心にとらわれたりします。
それでも人は、仲間を愛を友情を!
やっぱり信じたい。
いつの時代も、
人が心の根底にある事は
揺るぎないですよね。
登場人物のそれぞれのキャラクター設定も、
なかなか面白いです。
その人物に感情移入するかによっても、
楽しみ方が違うと思います。
作品の中では、
友達の死が有り、
その際だけ唯一、誠がメンバーに加わります。
日常の中で何か問題が発生した時に、
私達はその一面だけを見がちですが、
問題の発生の裏には、
実に多くのヒヤリな事実が
隠れているんですね。
こんな方におすすめな作品!必見
スリルと愛と感動を感じたい人に、
是非読んでもらいたい作品です。
かといって、
非日常感が強い訳では有りませんので
想像がし易いです。
池袋西口公園と言う、
都会の片隅で、
若者たちが普通に生活する中での物語。
心が熱くなったり、
ワクワクしたりドキドキしたり、
恋有り笑い有り。
読んでいて、
興味がそそられる事間違い無しです。
若さと元気に溢れた作品は、
読んでいて気持ちが良いと感じました。
ラーメンや焼きそばが登場するので、
麺好きの方が読んでも楽しいかなと、
個人的には思いました。
池袋に在る
「いけふくろう」が出てくるのですが、
これも実際あるんですよ。
ちなみに、ふくろうの石像です。
池袋に行った事がある方もない方も、
街の風景を想像しなが読んで見るのも
楽しいかも知れません。
最後に、
心が熱くなるよな作品を読みたければ、
池袋ウエストゲートパークは
是非オススメの作品だと思います。