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【外道の歌のネタバレ】と感想!あらすじや無料試し読み!

外道の歌

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 外道の歌
原作・漫画 渡邊ダイスケ
出版社 少年画報社

自分が受けた苦しみは、
それを与えた輩にいつか必ず返してやる。

その感情は消えることなく、
時には命を奪おうとするほどの
激しい報復手段へと変貌する。

それを【復讐】という。

その【復讐】を生業としている、
古本屋の店主・カモとその相棒・トラ。

彼らの元には今日も依頼人が訪れる…。

加害者の非道っぷりと過激な報復シーンが
話題となった前作『善悪の屑』の続編!

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『渡邊ダイスケ先生の連載作品』
善悪の屑【善悪の屑のネタバレ】と感想!あらすじや無料試し読み!

外道の歌のあらすじ紹介

カモとトラの元には今、
家族を無差別に殺された過去を持つ
奈々子という名の少女が居候している。

彼女がふと口にした疑問から物語は始まる。

「このネコの名前、
どうして『日曜日』っていうの?」

カモはネコを1匹飼っているが、
そのユニークな名前の由来が気になったのだ。
トラもそれを知らない。

舞台は4年前に遡る。

そこはとある団地の一室。

仕事を終えたカモの帰宅を喜ぶ娘。
その娘を溺愛するカモ。
その様子を茶化す妻。

現在からは全く違った、
フツーの幸せそうな家族の姿が
そこには存在していたが…。

外道の歌のネタバレと結末(最終回)は?

『日曜日』という名前は、
娘の里奈が付けた名前だった。

日曜日は、カモの仕事が休みで、
1日一緒にいられる唯一の曜日だった。

里奈にとってかけがえのないものであった
その日曜日への想いを、同じ様に大切な存在
だったネコに反映させていたのだった。

しかし、そんな幸せそうな生活に
突然悲劇が訪れる。

とある官僚の落ちこぼれ息子が、
買い物から帰宅する妻・美咲の後をつけ、
油断させ家に侵入する。

男は美咲に容赦なく暴行を加える。
その様子を目の当たりにした里奈は、
父の助けを求め、泣き叫び続ける。

泣き止むはずもない里奈に辟易した男は、
躊躇なく里奈を殺害する。

自らの身を挺して娘を守ろうとした美咲も
殺されてしまう。

突然愛する娘と妻の無惨な形で失ったカモは、
絶望の底に叩き落とされる。

しかし犯人の情報を得て、
静かに復讐を決意する。
暗がりの中、男を待ち伏せし、刺殺する。

大切なものを奪われた苦しみは、
奪われたものにしかわからない。

誰もやってくれないなら、俺がやる。
なぜなら、俺ならその苦しみを
わかってやれるから。

カモが【復讐屋】として生きることを
決意した瞬間だった…。

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外道の歌の読んでみた感想・評価

私は前作を読破した際、
結局カモはなぜこの道に入ったのか?という
謎がありました。

前作の最後に続編がある記載があったので、
そこで謎が明らかになるのだろう、と
楽しみにしていました。

そして読み進んでいくのですが、
おおむね想定通りの経緯でした。

というのも、前作の最初の報復シーンで
その伏線となるやりとりがあったからです。

カモの報復手段が受け入れられないトラが
思わず里奈の話を持ち出して
遠回しにカモを非難します。

それを聞いたカモが、静かな口調でしたが
「仕事中は娘のことを二度と口にするな」
と強く忠告するのです。

このやり取りから、以下のように
推察できました。

カモには愛娘がいたが、おそらく
クズ人間に殺された過去があるのだろう、と。

自分だけは
愛する人の命を奪われた者の苦しみを
理解することができる。

どんなことがあろうと同じ苦しみを、
いや、それ以上の苦しみを
味わわせてやる。

でも、そう思ってはいても
行動に移すことのできない人もたくさんいる。

なら、代わりに俺がやってやる。
それで少しでも報われるのなら。

この思いが、カモを【復讐屋】の道へ
導いたのだと思います。

カモの、ある意味とても人間味溢れた過去に、
キャラを含めさらに好感を持ちました。

今後の展開にさらに関心を持って
読んでいこう、と思える内容でした!

こんな方におすすめな作品!必見

この作品のメインターゲットは、
二十歳を越した男性です。

そして、個人的には
以下の条件をクリアしていることが
必要ではないか、と考えます。

①前作『善悪の屑』を読破していること。
②エグい描写に免疫があること。

①は、もしまだ未読であるならば
まず前作をおすすめします。

トラの過去、奈々子が居候となった経緯、
幾多の加害者のクズっぷりと
えげつない報復シーン…。

【外道の歌】をより愉しむための要素が
たくさん詰まっています。

そして、①をクリアした方は
自動的に②もクリアした、と
言い換えることができるでしょう。

なぜなら、あれ以上のクズっぷりや
報復シーンのえげつなさは
他に見つけることが難しいからです。

ただ、このようにエグい描写が
中心の作品ではありますが、
逆にホッコリできる話もあります。

冷静なカモが実は少しケチな側面を見せたり、
関西弁バリバリのトラが
まるで漫才師のようにツッコミまくったり。

以上のことから、
決して男性だけでなく女性でも話に
入り込むことができる作品だと思います。

特に、勧善懲悪モノが好きな方には
強くオススメします!

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