タイトル | 暗黒女子 |
---|---|
原作・漫画 | 秋吉理香子 足崎ゆな |
出版社 | 双葉社 |
文武両道、才色兼備の白石いつみが死んだ。
犯人はいつみの所属していた
文芸サークルの誰かだと
噂されている。
そんな中、
第61回文芸サークル定例会が
開かれる。
テーマは「白石いつみの死」。
文芸サークルの面々が
書き記したのは_。
暗黒女子のあらすじ紹介
聖母女子高等学院文芸サークルは
毎学期休暇前に1度、
定例会を開いている。
今学期も第61回の
定例会が開催されようとしていた。
定例会では
参加者がそれぞれ小説を書いて
持ち寄ることになっている。
通常テーマはないが
今回は特別にテーマが設けられた。
それは“白石いつみの死”。
文武両道、才色兼備な
学校中の憧れの的だったいつみ。
彼女の突然の死は
文芸サークルの誰かの手によって
引き起こされたと噂されている。
いつみは文芸サークルの
中心だったからだ。
誰がいつみを殺したのか?
定例会の幕開けとともに
真実が明らかになり始める_。
暗黒女子のネタバレと結末(最終回)は?
明かりを消した暗闇の中、
部員それぞれが執筆した小説の
発表が始まる。
それぞれがいつみとの
思い出を描き、いつみの死を惜しむ。
そして、それぞれの小説には
いつみを殺したと思われる
犯人が書き記してあった。
しかし、それぞれが犯人だと思う人物は
まるでばらばらだった。
副部長の澄川小百合を除いた全員が
誰かしらに犯人だと指定される。
犯人は一体誰なのか。
その真相は、最後に小百合が発表する
いつみの書いた小説で
明らかになる。
いつみは、文芸サークル部員の
弱味を握っていた。
弱味を握られていた
文芸サークル部員はいつみに
逆らうことが出来なかった。
そんないつみに恨みを持っていた
部員達は、いつみの秘密を
いつみの父にバラしてしまう。
いつみの秘密。
それは、
教師と付き合い妊娠したということ。
そのことを知ったいつみの父は
激怒し、いつみに中絶させる。
いつみは絶望する。
しかし、小百合の協力により
教師と駆け落ちをすることに成功する。
そして、いつみは
自分を陥れた文芸サークル部員達に
復讐を誓う。
いつみは
自ら飛び降りて__。
暗黒女子の読んでみた感想・評価
結末がとても意外で
びっくりしてしまいました!
自分の予想していた結果とは
全く違い、衝撃的でした。
読み始めると続きが気になってしまい、
一気にに読み進めました。
「白石いつみの死」をテーマに
文芸サークル部員が小説を発表していく。
そんなかたちで物語は進んでいきます。
文芸サークル部員の小説は
それぞれ他の部員と
矛盾が生じます。
一見淑やかで仲睦まじくみえる
女子高生の、本当の裏の顔が
描写されています。
それぞれに隠された悪意に
気が付いたときには
思わずぞっとしてしまいました。
全員が疑わしく、
その一方で全員が本当のことを
言っている風に見えました。
最後までハラハラドキドキして
読み進められました。
最後にきちんと全ての伏線が
回収されているのもすっきりして
良かったです。
絵のタッチも綺麗で読みやすかったです。
サスペンスを普段あまり読まない
私でものめり込める、
そんな漫画でした。
『暗黒女子』は原作が
小説なので、そちらも
読んでみたいと思います。
他には最近まだ1話しか見ていませんが
『美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~』を
読んでいます。
ただ絵が少し苦手な方もいるのでは?
と思う部分があります。
興味がある方は
一度チェックしてみてくださいね。
こんな方におすすめな作品!必見
サスペンスやミステリーが
好きな方におすすめです。
ラストが衝撃的で、
ありきたりでないので
とても楽しめると思います。
話を読み進めていくと、
登場人物の誰かが
必ず嘘を吐いていることが分かります。
しかし、それが誰かは
最後まで分かりません。
ですので、
最後までハラハラドキドキしながら
読み進めることができます。
もちろん、
普段、サスペンスやミステリーを
あまり読まない方にもおすすめします。
グロテスクな表現はあまりなく、
登場人物達の心理戦を
楽しめる漫画です。
サスペンスやミステリーを
読み慣れていなくても
読みやすいかと思います。
絵のタッチも綺麗で
好感が持てました。
白石いつみはなぜ死んだのか。
自殺なのか、誰かに殺されたのか。
その真相が分かる衝撃のラストを
ぜひ皆さんの目で
確かめてみてください。
また、『暗黒女子』は
小説が原作で
実写映画化もされています。
小説、映画も一緒に
チェックしてみると
よりこの漫画が楽しめると思います。