タイトル | ヒメアノ~ル |
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原作・漫画 | 古谷実 |
出版社 | 講談社 |
清掃会社で漠然と働きながら
毎日を過ごしている主人公岡田進。
周りの人間は毎日を楽しそうに
しているように感じる。
そして自分だけが不幸であるかのように
過ごしていると感じている。
そんな岡田は何か大切な何かを
見つけるために生き続けていた。
だが会社にいたある同僚と
出会うことにより岡田に
小さい転換期が生まれることになる。
ヒメアノ~ルのあらすじ紹介
毎日を漠然としながら
生き続けている主人公岡田進。
いつも通り会社に出社し着替えていた
最中にある男のことが目に入り
彼のことを考え始める。
この人の名前は?年齢は?
この人は一体どんな毎日を
過ごしているのだろうか?
そんなこと思った彼は
その気になった男を
夕飯に誘い夜を過ごすことに決めた。
この男の名は安藤。
初めは彼を自分よりダメ人間だと
思い話を聞いていた。
しかし彼は岡田より自分の考えを
持ち人生を過ごしてきたことが分かる。
だがそこで安藤が発した言葉で
岡田の人生が変わることになる。
ヒメアノ~ルのネタバレと結末(最終回)は?
安藤は結構いいことを言う人間だった。
毎日ダラダラと過ごす君とは違う
俺は今毎日恋をしている。
少し固まる岡田。
当然片想いだが彼女を守り続けていく。
そして彼女のためならなんでも出来ると
岡田に言い続ける。
だが岡田は納得いかず説得力不足を
安藤に指摘をする。
そこで安藤は突然彼女を見に行く
と言い岡田と彼女が働いている
職場に行くことになった。
そこで彼女を見た岡田は
あの子は安藤さんには絶対ムリ!
と発言してしまい安藤は怒りに震える。
そんな時岡田の目の前に
高校の同級生がいることが
わかり安藤に教える。
安藤はその男を見るや
あの男は彼女のストーカー
だと言い張る。
そして知り合いなら彼女から
守るため彼にストーカーをやめさせる
ようにしてくれと懇願する。
渋々了承し彼女の職場へ向かった岡田。
しかしそこで彼女と鉢合わせてしまう。
岡田は彼女に状況を説明する。
すると彼女が知り合いなら
ストーカー行為をやめさせるように
逆に頼まれてしまう。
ここから岡田の人生は大きく変わることになる!
ヒメアノ~ルの読んでみた感想・評価
安定の古谷作品ですね。
この作品は会社で知り合った
友人と知り合い主人公が
人生の大きな転換期を迎える。
本当に共感する作品ですね。
自分より下に見ていた人間に
最初は自分がこの人間より
優れていると思い話しかける。
しかし逆に相手の方が人間的には
年上で逆に言い包められてしまう。
だがここから彼等の友情が始まっていく。
ここの描写は古谷氏っぽくて
感心させれられます。
確かに世の中において自分より
下に見ている人間は誰もがいるはずです。
初めはそのように対応していたが
途中で気づくことがある。
確かにある能力は自分のほうが
遥かに上だが自分には関係ないこと。
例えば趣味等。
それに関して言えばとても詳しく
逆にこちらがお世話になることも
多々あることがある。
この作品の良さはとにかく
人間は見た目ではなく中身だと
いうことをわからせてくれる。
例えばいつも一人でいる女性に
いきなり話し掛け愛の告白を
する場面がある。
これも最初は冗談のつもりだったが
会っていく内に恋心を抱いてしまう。
だが冗談でいったバチというか天罰が起きる。
こちらの描写も作者からのメッセージを
感じさせられる。
こんな方におすすめな作品!必見
人間関係に悩んでいる人や
人生に悩んでいる人に
オススメできる作品だと思います。
人生なんて言ってしまうと
大げさだと思われてしますが
よく読んでいただければ嬉しいです。
本当に作者からのメッセージが
所々に込められとにかく納得して
しまいます。
例えば全く興味がなかった人間に
話しかけることで今まで一人で
生き抜いてきた人間の人生が変わる。
所々闇の部分もでてきますが
それも自分が解決ではなく
周りが手を貸してくれたりする。
そして最終的にはこれ上にない幸せをつかむ。
簡単に説明しましたがこのように
少し勇気をもって行動してみれば
全く人生が変わることがある。
読んでいくとそれをわからせてくれる
作品だと思います。
なんかの啓発本みたいな
感じになってしまいますね(笑)
でもそれほど魅力がある作品です。
他にも様々な本をこちらの作者は
出しています。
稲中は有名でこちらはギャグ系ですが
稲中以降の作品は社会的メッセージが
強い作品になっていると思います。
興味がある方は是非購読してみてください。