タイトル | 情熱のアレ |
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原作・漫画 | 花津ハナヨ |
出版社 | クイーンズコミックス |
主人公マキは悩める女性。
その悩みとは・・・
なんとそれは!
「身体の交わりができない」について。
同棲歴3年、
そういう関係が無くなってから2年。
マキは自分の女としての価値について、
考え始めています。
愛するとは、身体の関係なくして
語ることは出来ないのでしょうか。
情熱のアレのあらすじ紹介
藤崎マキは、大好きな彼と同棲中です。
付き合い始めて4年、同棲3年目。
身体の交わりができないになってからは、
2年目。
大好きな彼に、抱き合いたいと
言い出せないマキ。
ある日勇気を持って伝えると・・・
「そういうことが無くても、オレは
マキのことを愛している。」
価値観や感覚の差の様なものを
感じずにはいられない出来事でした。
その日からマキの心の中では、
モヤモヤが止まらない。
この現状を打開すべく、
インターネットで調べたり
本を買ったりと努力します。
マキの努力の行方は
一体どうなるのでしょうか。
情熱のアレのネタバレと結末(最終回)は?
モヤモヤの毎日を過ごすマキ。
思い切って彼氏の類(るい)に
相談してみると・・・
類が出した結論は、
曜日を決めて身体の交わりをするという事。
しかし!義務感の中で二人はお互いの
気持ちをすり減らしてゆく日々。
趣味や性格は相性は悪く無いのに、
うまくいかない・・・
すれ違う心、交差する気持ち。
そんな中、母が入院する事になり急遽
母のお店を手伝う事になったのでした。
母の経営するお店(フラミンゴ)は、
「子供のおもちゃ屋」・・・
だったはず!?
しかし経営難で、現在の会社は
シフト転換していたのです。
なんと!!
「大人のおもちゃ問屋」にです。
始めマキはこの仕事を嫌がって
いました。嫌がる以上に軽蔑していた、
と言っても過言ではないくらいに。
でも仕事を手伝う上で、
仲間の真摯な気持ちに心を
通わせてゆく様に成ります。
この仕事をする皆んなのそれぞれに、
きちんとした思いがあり目標があり、
理由があるからです。
大人のおもちゃ問屋を通して、
マキが強い意思を持ち行動する女性に
変化していきます。
情熱のアレの読んでみた感想・評価
今も昔も変わらない、
日本の考え方の一つ。
日本女性とは奥ゆかしく生きるもの。
日本女性なら的な、どうのこうの。
そう言った考え方は今も少なからず
残っていると思います。
確かにその事も大切な事です。
しかし!
女性だって情熱的に生きても
良いのではないか?
そう問いかけられるような、
この作品に共感せざるおえない部分が
多々有りました。
主人公のマキは28歳で同棲3年目。
女性としては微妙な年齢に差し掛かって
います。
この年齢の女性が考える事、
このままでいいのかな・・・。
変わらなくて良いのかな・・・。
そして、
結婚や妊娠についてなども。
一方彼氏である類目線で考えても、
やはり共感してしまうから不思議。
彼は彼なりに、マキの気持ちに答えよう
としている、たぶん。
「愛を確かにる手段は
身体を重ねるだけでは無い。」
それで良いと言う人も必ずいる。
それが嫌だと言う人もいる。
考え方や捉え方は千差万別です。
男性と女性が共通で幸せに成れる方法が
有ればいいのにと思いました。
こんな方におすすめな作品!必見
主人公マキが、本当の幸せを掴むまでの
サクセスストーリーです。
彼氏との別れ、そして出会い。
会社を辞めて転職したり。
ある意味でのどん底を経験します。
そして最後は本当の意味での理解者で
良きパートナーに出会うことが出来た
マキ。
一つ一つ着実に生きて行く事は、
決して無駄になる事は無い!!
今何かに悩みを抱えている人に、
是非とも読んでもらいたい作品です。
マキの恵まれている点は、
人に優しくされているところ。
時にぶつかりながらも、
きちんとした人間関係が
築けるような人が周りにいる事です。
この作品を読んでいて、自分の人間関係
についても考えてみたりしました。
きちんと考える機会があると、
周りの人も大切に出来るチャンスに
繋がるかも知れません。
マキを通して、マキ目線でストーリーを読んでいて、
私は!
「愛を叫びたい!!」
愛したい愛されたい、
そして触れ合いたい!
人を愛する全ての人に、是非読んでもらいたいです。
この本を読んで!
運命変わっちゃうかも知れません。