タイトル | ザ・ファブル |
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原作・漫画 | 南勝久 |
出版社 | 講談社 |
様々な業界で天才と呼ばれる
人間はどこにでもいる。
スポーツの世界のような
華やかな世界では持て囃され
賞賛されていく。
だが天才は一朝一夕で
作られるものではない。
小さい頃からの努力。
そして死ぬ思いをしながら
それは形成されていく。
それは裏の世界で生きる
人間も同じこと・・・。
裏世界で生きるヒューマンドラマ。
ザ・ファブルのあらすじ紹介
数々の殺しを担当してきた
「ファブル」と呼ばれる男がいた。
だが彼のボスは最近殺しをする
機会が多すぎて存在が公になる
ことを恐れていた。
そこで「ファブル」に1年間大阪で
身柄を隠し誰も殺さずに生きて行けと
指図してきた。
休業中に殺しをやったら
俺がお前を殺すと言うボス。
だが指示されたファブルは何の
疑いもなく了承することになる。
しかし普段は温厚だがスイッチが入って
しまうと殺し屋としての血が出てしまう彼。
無事に1年間過ごすことはできるのか!?
ザ・ファブルのネタバレと今後の展開は?
早速大阪に引っ越しをすることになる
ファブルだったが一人だと心配なので
相棒である女性が付けられた。
そこで偽造免許証がファブルに渡される。
佐藤明。
佐藤洋子。
2人は1年間兄妹として
その名前で過ごすことになる。
2人は進行中にパーキングエリアで
休憩することになりそこで明は
車上荒らしをしそうな2人を見つける。
妹(役)洋子はとにかく揉め事は
やめろと言い売店に向かっていった。
そこで明はその車上荒らしをしようと
している2人を見てその車は駄目など
遠くからイチャモンを付けていた。
そんな明に向かい車上荒らし二人組が
やってきた。
しかし明は暴力はやめろといい
座っていたベンチから立ち上がる。
しかし相手の2人は明を威嚇し
腕を触ろうとしたその時!
明はその2人を秒殺した・・・。
彼は昔から相手に何かされそうに
なったら6秒以内に相手を倒す
訓練をされている。
それが出てしまったのだ・・・。
すぐさま駆けつける洋子。
明を叱咤し早く車に乗せる。
先行き不安な幕開けだった・・。
ザ・ファブルの読んでみた感想・評価
この作者独特の描写は本当にのまれます。
なのでサクサクと本を読んでいき
あっという間に読んでしまいます。
今作は殺し屋である男の物語
なのですがそれとは違った話へ
進んでいっております。
確かに基本ベースは殺し屋で
あるには間違いないのですが
殺し屋を離れて生活するという話です。
これ非常に面白いです。
今まで殺し屋として生きてきた人間が
一般の社会にまじり生活して行く。
普通の人には到底この職業は
考えられません。
でも作品を読んでいくと本当に
こういう人がいるのではないかと
思い込みながら読んでしまいます。
思うのがこういう本当の殺し屋が
存在しているのであれば殺された人は
絶対出てこないでしょうね。
こういう人は絶対完ぺきにこなすでしょうし
足がつくことはしないと思います。
なのでたまにニュースで暴力団の人間が
殺され見つかったというのは
この人達からすれば素人なんでしょうね。
まぁ何にせよ私達一般人とは
かけ離れている世界ですがね。
そういうプロの殺し屋が普段の
生活をしていき様々なことを
やっていく描写はとても面白いです。
ザ・ファブルはこんな方におすすめな作品!必見
アウトロー好きな方におすすめです。
やはりアウトロー物を描くのが
とても上手な作者ですね。
前作のナニワトモアレも相当
面白かったですが今作も
かなり面白いです。
ナニワトモアレは作者の
経験したことを描いておりましたが
今回もそうなのかと勘ぐってしまいます(笑)
そのぐらいリアルで詳しく描かれて
おりますの・・・。
今回も人間の汚い部分が
思いっきり描かれています。
まぁ私は元から人を信用していないので
平気ですが普通の人がこれをやられたら
マジでヘコむだろうなと考えてしまいます。
何でこんな人間になってしまった
のか時々考えますが社会人になって
からしか考えられませんね。
こんな人間にならないように
気をつけましょう((笑)
最近のこの作者の描く女性
私のツボに入りますね。
多分読んでいる方もそう思われて
いるはずです。
こういう夜の商売をされている
ような女性すごく好きです。
目が特にいい感じです。
読んでいない方は一度読んでみては
いかがでしょうか?
オススメいたしますよ。