タイトル | ReLIFE |
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原作・漫画 | 夜宵草 |
出版社 | NHN comico |
2014年にはCOMICO内では初めて書籍化され、
現在6巻まで刊行中です。
COMICO では、読者参加型の
ランキングがあり、全作品が
ランキング化されています。
特に「ReLIFE」は130作品を越える
様々な作品の中、
ほぼ毎回1位を獲得する大人気作です。
企業とのタイアップや舞台化、
最近ではアニメ化もされる等、
今注目の作品です。
ReLIFEあらすじ紹介
主人公「海崎 新太」(かいざき あらた)
は無職の27歳。
2浪の後、大学院まで進学、
無事就職もしたのだが、
事情から3ヶ月で退職。
再就職すべく就職活動を繰り返すものの、
上手くいかず合間にアルバイト等をして
生計を立てていた。
どこの企業でも前職をたった
3カ月で辞めてしまった事がネックになる。
また辞めた理由もうまく説明出来ず
不採用になってしまう。
そんな毎日に疲れ切り辟易していたある日、
海崎はある男と出会う。
不敵な笑みを浮かべた男は海崎に突然
「リライフしてみませんか?」
と話しかけてきた。
それが海崎とリライフ研究所サポート課
「夜明 了」(よあけ りょう)
との出会いだった。
夜明が言うには、
「リライフ」とは人生のやり直し。
リライフ研究所の開発した
薬を飲む事で若返り、
17歳の姿に戻る事が出来る。
(ただし体力、運動能力、
知能などは現在のまま)
高校生として生活する中。
努力しなんらかの変化や成果を
研究所側が認めれば、
その後の就職を斡旋する。
そして同級生達には研究所の力で
海崎のいた記憶は
残らない…と言う事だった。
夜明や研究所の存在に疑念を抱きつつも、
現在の状況に不満を持つ海崎は
「リライフ」の被験者になる事に同意する。
薬を飲み、17歳の姿になった海崎は
青葉高校の3年3組に編入し
2度目の高校生活が始まる。
なんとクラスには
高校生の姿をした夜明がいた。
“サポート課”として自分も薬を飲み、
クラスメイトとして被験者の観察、
フォローをして行く目的との事。
こうして始まった
波乱の2度目の高校生活。
やはり現役当時とは体力・知力の衰えや
世代の違いなど全ての勝手が違っていて…!?
ReLIFEネタバレ・今後の展開
リライフ開始直後は気力もなく、
また10歳も離れた
クラスメイトを子供に感じる。
ただ漫然と1年をやり過ごす
つもりだった海崎。
だが、元来の人好きでお節介な性格から
徐々に友達が増えていった。
初めは席の近かった
「大神 和臣」(おおが かずおみ)や
「狩生 玲奈」(かりう れな)と関わる。
そこから物語の中で重要な
「日代 千鶴」(ひしろ ちづる)とも
関わる事となる。
日代はお下げで色白の美少女で、
制服もきっちり着こなす
見るからに“優等生”。
とても芯が強く、
成績も学年で1位と優秀な女生徒。
しかし優秀故なのか、人を頼る事なく
全て自分でやるのが当たり前。
人とのコミュニケーションの取り方が
全く分からない。
自分の信じた道以外
正しいと思わないと言う。
そんな彼女はそのワンマンさから
トラブルになる事も多かった。
だが、お節介な海崎は
段々彼女の事が放って置けなくなる。
そうして日代を気にしていくうちに、
海崎は彼女がただ真っ直ぐで、
努力家で不器用な事を知っていく。
そして少しずつ日代に惹かれていく。
しかし海崎は本来27歳で、
1年限りの「リライフ」生活が終われば、
記憶の消される身。
そんな自分が現役の女子高生の日代に
想いを寄せてはいけない、
これ以上近づいてはいけない…と葛藤する。
そして日代だけではなく、
クラスメイト達に、思い出に残らない
自分が関わってはいけない。
打ち解けていたにも関わらず
距離を置き始めてしまい…。
ReLIFE読んでみた感想・評価
まず週間連載にも関わらず、
美麗なオールフルカラーに驚きます。
キャラクター達がそれぞれ魅力的。
主人公海崎のエピソード以外にも、
一見すごくチャラそうな
イケメンなのに天然?
でどこか残念な大神とツンデレで
一生懸命な狩生の恋模様。
狩生と玉来ほのかの親友同士の
部活での確執と仲直り、掴み所のない
編入生小野屋の登場とその正体。
謎多きイケメン夜明さん、
社会人時代の話と海崎の
トラウマ…などなど盛理沢山。
今現役の学生さんから、それこそ
現在社会人の10年前の現役生から、
色んな人に共感出来る内容かと思います。
また自分がもしリライフ出来るなら?
なんて考えながら読むのも
楽しいかも知れません。
作中では主人公海崎は、
定期試験の度に落ち続け
再試に次ぐ再試…。
体力測定では思う様に体が動かず
悲惨な結果に…
なんて描写が度々あります笑
けれど文化祭を適当に
やり過ごそうとしていた
クラスメイト達に言います。
「高校時代は1度きりしかない、どうか大切にしてほしい」
と切実に語り、思い直させるシーンは、
10年大人である海崎にしか出せない
言葉の重みがあります。
「リライフ」ならではのシーンだな、
と感じました。
人好きでお節介、
そんな海崎がなぜ会社を
たった3カ月で辞めてしまったのか。
未だに拭い去れない深い傷と共に
作中で明かされていきます。
トラウマを抱えた海崎は
乗り越えてリライフを終え、
無事に社会復帰出来るのか?
そして日代への恋心の行方は?
また日代の秘密とは?
今後も目が離せません!
社会人だけでなく現役の学生さんに是非読んでほしい作品!
今現役の学生さんには
特に読んで欲しい作品です。
絶対に取り戻す事の出来ない貴重な、
輝かしい青春時代1日1日を
大切に思えるのではないかと思います。
またコンプレックスを抱え悩む人、
トラウマから中々立ち直れない人も
主人公達と似た立場から読む事で
何か掴めたら、と思います。
是非1度読んでみて下さいね。