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BOX~箱の中に何かいる~のネタバレと気になる結末は?あらすじや感想もあり!

BOX~箱の中に何かいる~

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル BOX~箱の中に何かいる~
原作・漫画 諸星大二郎
出版社 講談社

平凡な生活を送る少年に
届けられた奇妙な箱。

それは恐るべき迷宮へ、
彼らを誘う
呼び水かも知れなかった。

理由も分からず入った
ダンジョンで、
必死の戦いが繰り広げられる、

最近では珍しいほどの
嫌な雰囲気と殺意に満ちた
本格迷宮が待ち受ける、

本格的かつファンタジックな
閉鎖状況パニック作品です。

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BOX~箱の中に何かいる~のあらすじ紹介

兄が亡くなってからと言うもの
家庭がすっかり沈んでしまった
角多 光二のもとに、

差出人も分からない、
妙な箱根細工の箱が届きます。

両親に聞いても箱の素性は
まったく分からず、
箱根細工であることぐらいしか、

明らかになりません。

一方登校中の光二は、
美人ではあるものの、

ちょっと変わっている
女性と知り合います。

女性は木の上で光二の
通っている学校を覗く、
「不審者」的な人でしたが、

登校中の光二は遅刻はできず、
そのまま彼女と別れます。

そしてその日の学校で
箱根細工を開けた光二は、
以後様々な変異を、

自ら目撃してしまうのでした。

BOX~箱の中に何かいる~のネタバレと今後の展開は?

平凡な学生、角多 光二は、
差出人も何も書いていない
妙な箱を受け取りました。

その箱は伝統的な箱根細工ですが、
光二にはまったく心当たりはなく、
家族の誰も自分のだとは言いません。

そんな中で学校に向かう光二は、
木の上から双眼鏡を落とした
美人な女性に声をかけられます。

美しいが妙なところがある女性は、
木の上で覗きをしているのだと言い、
しかもその視線は光二の学校でした。

彼女と喋っていたために
危うく遅刻しかけた光二は、
学校で改めて箱根細工の箱を、

開けようと動かしていました。

いくつか変則的な部分があったものの、
全ての仕掛けを外して開けた光二は、
箱の気体が出たように感じますが、

その時校舎に揺れが起こり、
美術室が無残にも
完全に破壊されてしまいました。

突風が起こった、という理由付けで
家に帰ることになった光二ですが、
彼はそこでも、

スッパリと切れてしまった我が家と
頭の半分が吹き飛びつつも
普通に生活をしている母を、

目の当たりすることになりました。

光二は翌日、壊れてしまった
美術室から見えた
デパートの屋上に足を運び、

そこでルービックキューブをやる
子供に声をかけてみますが、

二人が話をしているうちに
また近くのビルの看板が
不自然に崩壊してしまうのでした。

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BOX~箱の中に何かいる~の読んでみた感想・評価

どこか灰色の青春を送っていると、

何につけ「日常からの脱出」的な
テーマを持ったお誘いに
興味を持ってしまいがちですが、

見ず知らずの人にそうした話を
持ってくる相手というのは、

良く考えなくても厄介かつ
警戒すべき相手であり、
変なものには触らないのが一番だと

改めて常識の大事さを痛感しました。

非日常的な作品を読んでいて、
そういう結論に至ってしまうほど、
本作の「変化」と迷宮は容赦がなく、

入った光二君に絶対的な死を、
それも恐怖と屈辱に満ちた死を
贈ってやろうという悪意が強烈で、

最近良くある、食事も友情も
あるいは恋だって楽しめる
緩い系のダンジョンとは、

明らかに別物のヤバさがありました。

ダンジョンに案内してくる女の子も
外見的にはとても可愛いのですが、
どこか生理的にというか、

本能的な部分で避けたくなる
かなり嫌な感じがあり、

その微妙さを表現しているのは
本当に凄いと思いましたね。

身の回りに起きる怪異の嫌な感じ、
そして迷宮の全般的な危険度、
パートナーの頼り無さ、

いずれも悪い意味で最強クラスであり、
ダンジョン本来のプレッシャーを
十分に味わうことができるでしょう。

BOX~箱の中に何かいる~はこんな方におすすめな作品!必見

ゆううつな日常を送る中、どこかから
「招待状」が届き、そこでともに集った
仲間たちとともに協力して危機に挑む。

いわゆる日常やそこからの脱出を
テーマに据えた作品は非常に多く、
特に最近のものはスカッとする話も

非常に多くなっています。

しかし本作の場合は、
招き入れてくれた側にまるで善意がなく、

いきなり集まった仲間では、友情や恋が
生まれるはずもないというような、
リアルな形で話が展開されていきます。

招かれた七人とキョウコを
招き入れた迷宮には、良い意味で
緩い要素は皆無で、

ちょっとでも気を抜くと、
殺されたり解体されたりと
とてつもない結果を招きますが、

それだけに海外の迷宮ものや
ホラーなどのハード系が
しっくりくるという方には、

最近ののんびりした作品にはない、
緊張感と理不尽な悪意を
満喫できる一作と言えるでしょう。

ある意味では最近の設定を
巨匠が描くと言ってもいいような
側面を持つ作品でもあり、

まったく癒されず、生理的に
たまらなく嫌な感じがある
じめじめとした迷宮描写は、

迫力も含めて必見だと思います。

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