【COBRAのネタバレ】とあらすじは？感想や無料試し読みもあり！

灼熱の魂と強靭な精神力を
最強の弾丸へと変える
サイコガンを左手に持つ男──

一匹狼の宇宙海賊コブラ。

星々を駆け巡る快速宇宙船タートル号と、
最高の相棒アーマロイド・レディ。

広大な銀河を駆け巡る
アクション・アドベンチャーの傑作冒険譚──COBRA！

COBRAあらすじ紹介

それは人類が宇宙へと
当たり前の様に出かけられる事が、
たいして珍しくもなくなった時代。

安月給であくせくと働く、
しがない貿易会社の
サラリーマンであるジョンソン。

平凡な繰り返しの毎日に、
どこかうんざりとしていた。

せっかくの日曜日にも関わらず、
ポンコツなロボットメイドに
たたき起こされる。

今日もしがない一日が
始まるのだと思うと憂鬱だった。

ボーナスも少なく、せっかくの休日なのに
テレビを見て過ごさなければいけない。

そんな変わり映えの無い日常に
うんざりとしていたジョンソン。

ロボットメイドに退屈しのぎと気分転換に
T.M.株式会社のアミューズメントを
進められてしまう。

T.M.株式会社。

脳に電気信号を与え、
本人の望む夢を見させてくれる
トリップ・ムービーで
有名なアミューズメント。

少々高いかもしれないが、
気晴らしなればと、
ジョンソンはT.M.株式会社へと出かける。

凝った内装と趣向を凝らす会社に、
美人の案内役に鼻を伸ばすジョンソン。

自分が体験したい夢のコースの
希望を尋ねられるも、
どれもしっくりとは来ない。

自分の希望は、美女に取り囲まれた
ハーレムの王様で、宇宙戦艦の司令官。

凶暴な宇宙怪獣も簡単に薙ぎ倒す、
最強の男と、案内人を呆れさせてしまう。

それに見合った夢を用意され、
トリップ・ムービーへと
意識を落とすジョンソン。

そこで彼が見た夢は、最高の夢だった。

ジョンソンは二枚目のハードボイルドな男、
左手に最強の武器サイコガンを持つ、
不死身の男「コブラ」と呼ばれる。

銀河を駆け巡る宇宙海賊として活躍し、
相棒の女性型アーマロイド「レディ」と共に、
様々な星々を冒険していた。

銀河パトロールと銃撃戦を繰り返す。

凶暴なバーバリアンとの死闘に、
絶世の美女に愛され、果ては銀河を
支配しようとする海賊ギルドと対立。

幹部であるバイケンに狙われ、
宇宙中に自分の手配書が配られても、
それを何食わぬ顔で過ごすコブラの自分。

そんな波乱万丈なスリルに
満ち溢れた冒険の日々を堪能した。

満足のいく夢に、鬱積した気持ちが晴れ、
満足した気分で帰途につくジョンソン。

案内人は自分が設定した夢には、
海賊なんて出てこないと首をかしげていた。

何はともあれ、自分とはまるで
違う男の人生に羨みながら、
平凡な日常へと戻ろうとして帰路の中で、
彼はある男と出会ってしまう。

それは自分が夢の中で見た、
コブラが対立していた海賊ギルドの幹部である、
バイケンに瓜二つの男だった……

COBRAネタバレ・今後の展開

しがないサラリーマンとして
平凡な人生を歩んでいたジョンソン。

好きな夢を見る事の出来る
トリップ・ムービーの中で、
銀河最強の宇宙海賊であるコブラになる。

銀河を冒険する夢に
すっかりと満足して帰る中。

彼は、自分の夢の中で見た、
対立していた海賊ギルドの幹部である、
キャプテン・バイケンと現実で出合います。

あまりにもそっくりな彼に、
驚くジョンソン。

その相手はそっくりなだけではなく、
本当に、あのコブラと対立していた
バイケン本人だったのです。

なぜ夢の中で見た奴がと、
ジョンソンは焦ります。

しかしバイケンは銃を手に取り、
何故に自分の事を知っているんだ
と詰め寄ってきます。

普通なら誰もが恐れおののく場面にも関わらず、
ジョンソンはたいして動揺もした様子もなくに、
左手をバイケンへと向けてしまいます。

まるで左手に、あのコブラが持っていた
サイコガンがあるかのように、
左手を向けた瞬間。

放たれた一発の銃声が、
バイケンを貫いてしまいます。

そしてジョンソンの左腕には、
あのコブラが付けていた
サイコガンがあったのです。

慌てて自宅へと戻るジョンソン。

ポンコツなロボットメイドは相変わらずで、
頭が混乱する中で、
ジョンソンは一つの疑問を
浮かべてしまいます。

過去の記憶が曖昧だったこと。

そしてその記憶をたどるかのように、
部屋のある仕掛けを動かしてみる。

そこにはコブラが使っていた銃と、
精巧な左手の義手が置いてありました。

蘇る記憶。
そして海賊ギルドの送り込んだ刺客の強襲に、
ロボットメイドは壊されてしまいます。

しかしその中からコブラの相棒である
アーマロイド・レディが姿を現します。

サイコガンとレディで海賊ギルドの
刺客を返り討ちにし、かつて
自分が宇宙海賊のコブラだったと
記憶を取り戻します。

あの夢は、かつての自分が体験した
記憶を呼び起こしたもの。

血なまぐさい日々に嫌気を差し、
平凡な男ジョンソンの人生を
望んでいた筈だった。

しかしまたあのスリリングな世界へと
舞い戻りたいと思い始める。

自分の内にある本能のままに、
サラリーマンのジョンソン。

また宇宙海賊コブラへと
戻っていく事になります。

COBRA読んでみた感想・評価

寺沢武一先生のＳＦ漫画作品である「コブラ」。

当時の１９７８年から１９８４年に
「週刊少年ジャンプ」で連載していた。

ＳＦアクションで、当時においては
珍しいスペースオペラを
題材にした少年漫画でした。

また１９７８年代の漫画作品の中で、
ＳＦ作品は数多にありましたが、
連載が難しいとされていました。

その作品「ジャンル」は
敬遠されがちでもありました。

寺沢武一先生はそんな時流の中で
「シグマ45」と言う、後のコブラへの
原型になる作品を書きます。

ＳＦ作品をあえて書くと言う、
独特なスタイルを確立させます。

「コブラ」の連載へと繋いでいった、
独自性の強い作家でもありました。

その独自性や個性は、
あの漫画界の御大でもある
手塚治虫先生にも高評価を得ています。

あの「火の鳥」に出てきた宇宙船や、
ＳＦの世界観も寺沢武一先生の独特の個性が
反映されています。

のちのＳＦ作品に多くの影響を
与えたとも言われています。

また寺沢武一先生の描く漫画の構図や構成は、
通常の作品の中では非常に癖がある
作品とも言われています。

当時のジャンプにおいては練度の高い作画で
高評価を得ていました。

しかしそれは週刊少年向きではなく、
また手塚治虫先生の影響を
受けていた人物でもあるのです。

そのため自身の作品においては
徹底とした追求を求める作家でもありました。

その為、ジャンプで初の
書き貯め作家ともなります。

シリーズを一定量ほど書き溜め、
連載を再開すると言う手法が
とられた人物でもあります。

そんな寺沢武一先生が連載している
「コブラ」は、宇宙海賊を題材にしています。

左手にサイコガンを持ち、最初から強く敵なし。
無敵な主人公が、
爽快に活躍するＳＦ冒険譚です。

それまでになかった努力系の主人公ではなく、
また女性からもモテモテと、
本人も女性には甘いタイプ。

のちのジャンプ漫画の
用いられるジャンルの要素を
バランスよくミックスされています。

ありふれた作品ではない、個性のある、
またファンを掴めれる作品でもありました。

見ればその独特の世界観や、
コブラの魅力は、
今も色褪せることはありません。

ＳＦ作品の中でも、個性が強く、
独特の世界観がある作品を読みたい！

そんな人に進められる作品です。

無敵・不死身・かっこいい、完全無欠のヒーローもの！

無敵で不死身のカッコイイ男が、
宇宙をまたに駆けて活躍した漫画が読みたいと
思う方におススメな漫画作品が、この「コブラ」です。

左手にサイコガンを持ち、
立ち塞がる敵の全てを圧倒的に倒す。

完全無欠のヒーローの活躍を堪能したい方。

また今では少なくなったニヒルで
ハードボイルドなセリフを堪能したい方にも
おススメな漫画作品でもあります。

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