タイトル | Honey Bitter |
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原作・漫画 | 小花美穂 |
出版社 | 集英社 |
人の考えていることが
読めてしまう。
少し先の未来が断片的に
見えてしまう・・・
不思議な力を持って
生まれてきたせいで、
苦悩の日々を送る少女。
諦めかけていた
これからの幸せ。
過去と向き合い
乗り越えていく
ラブストーリー!
Honey Bitterのあらすじ紹介
生まれつき不思議な能力を
持っている音川珠里。
人の心が読めるせいで
気味悪がられ、
苦労して生きてきた。
普通の女として生きるのは
とっくに諦めていて、
恋愛なんかしないと思っていた。
叔母・早穂の経営する
探偵事務所で
働くことになった珠里。
新入社員としてやってきたのは
元カレの虹原吏己だった。
高校生のときに付き合って
最悪な思いをして
男嫌いになった。
研修で行っていたアメリカで
ナンパしてきた久保陽太。
なんと、
珠里を追いかけて日本に
やってきたのです。
Honey Bitterのネタバレと今後の展開は?
なるべく吏己と同じ現場には
行かないと決めていた珠里。
しかし
急な仕事の依頼で一緒に
行くことになってしまう。
早穂が持つマンションに
住んでいる陽太が通りかかり、
家賃を半額にしてもらう代わりに
仕事を手伝うことに。
依頼は、脅迫状が届いた
アーティストのボディガード。
「ライブを中止にしなければ殺す」
力を使い、
その場にいる観客の心を
読んでいく珠里。
犯人も無事におさえ
事件は解決します。
しかし、一緒にいると
どうしても過去のことを思い出して
辛くなってしまう。
過去を忘れ、
立ち直りかけていたときに
また現れて傷がひらいてしまった・・・
吏己に過去のことを謝られるが、
「今更何なの!」と逃げ出す珠里。
正式に調査員になった
陽太が追いかけてきて
後ろから抱きしめられます。
珠里のことを考えた吏己は
辞表を出しますが、
早穂は辞めさせないことに。
珠里に過去を乗り越えて
前に進んでほしいと
考えているからこそ。
そんな中、新しい依頼は
一筋縄ではいかない様子・・・
Honey Bitterの読んでみた感想・評価
生まれつき人の心が読めたり
少し先のことを予知できる珠里。
不思議な力を持つせいで
散々な目に合ってきた。
実の母親からも気味悪がられ、
学生時代も、ただ1人の友達をのぞいて
誰も理解してくれない・・・
孤独に生きてきた珠里にも
普通の女の子のように
恋愛がしたいという思いがあった。
吏己と付き合い出したけれど
冷たくてひどい男だった・・・
心も体もボロボロになってしまった
珠里の悲痛な叫びが
聞こえてくるようでした。
そんな陰鬱とした雰囲気のなか、
明るくしてくれる存在が
お調子者の陽太。
アメリカから追っかけてくる
行動力のある男で、
裏表がなく心を読んでも
嫌な感じがしない貴重な人。
過去のトラウマから
男嫌いになってしまった珠里を
救ってくれそうなので期待しています。
吏己もまた、
成長して中身も大人になったのか
過去のことを反省しているみたい。
ポーカーフェイスで、
何を考えているのか
珠里が心を読めない人物でもあります。
この先三角関係になったらますます
面白くなりそうです。
Honey Bitterはこんな方におすすめな作品!必見
早穂が経営する探偵事務所を舞台に
展開していくストーリー。
事件が起きて、
依頼を受けて解決する。
単純に探偵ものとしても面白いです。
現実と違うところもあるとはいえ、
探偵ってこんな仕事なんだ!
ということも知ることができます。
探偵という職業上
一歩間違えば死んでしまうような
危ない場面もあり、スリル満載です。
何でもありの探偵事務所なので、
様々な依頼が舞い込んできます。
珠里は不思議な能力を駆使して、
手がかりを集めて
事件を解決に導く・・・
探偵という職業ものが好きな方も
楽しめると思います。
優しく素のままで接してくれる陽太と
冷たいけれど
たまに優しさを見せる吏己。
全く正反対の2人なので
どっちかにハマってしまうこと
間違いなしです。
これからの人生も諦めモードだった・・・
珠里は自分の過去と向き合って
乗り越えようとしています。
そんな姿に、勇気づけられます。
過去に辛いことがあっても
前に進もうと思える、
とても深みのある作品でした。