タイトル | LIAR GAME |
---|---|
原作・漫画 | 甲斐谷忍 |
出版社 | 集英社 |
一枚の招待状から始まる
ライアーゲーム。
ライアーゲーム事務局から
突然ゲームの参加を半強制的に
迫られ結局は結局は参加するゲーム。
その内容に常に付き纏うのは「金」
その金を巡り人と人とが
知恵を振り絞り自分の身を守る。
このゲームはいつ終わるか
わからない・・・。
LIAR GAMEのあらすじ紹介
親から素直に育つようにと
名付けられた神崎直。
彼女はバカが付くほど
正直に育ってきた。
そんな彼女にある小包が
届いたことから彼女の
人生は大きく変わることになる。
その小包を開けると一枚の
手紙と箱が同封されていた。
手紙には・・・
「おめでとうございます。
ライアーゲームにエントリー
されました」
そこで直は紙に包まれた中身を
見るとそれは札束だった!
札束の額面は一億円!
その額面を受け取ったことで
彼女のゲーム参加が決まった
ことになる。
LIAR GAMEのネタバレと今後の展開は?
札束の下には送られてきた
箱を開けたことでゲームの参加が
正式に決定したと書かれている。
そこでさらに読むと一回戦の
ゲーム内容は対戦相手から
「マネー」を奪うことと書かれている。
そしてもし相手からこの一億円を
奪われてしまえば直はこの額の
借金を背負うことになるとも書かれていた。
バカ正直な直は学校の友人に
聞こうとするが誰もおらず
病床の父にも相談することは出来ない・・・。
ひどい孤独感に苛まれた彼女は
弁護士事務所へと顔を出す。
そこで弁護士はまだ何も被害が
起こっていないので刑事事件に
することもできず民事事件に出来ないという。
だがこの弁護士のある一言が
直の頭のなかに残った。
「詐欺のことは詐欺師に
聞けば一番いい」
そんなことを思いながら家に
帰ると一通の手紙がポストに
入っていた。
それは直が対戦する相手の
情報が書かれたカード。
そしてその対戦相手は何と
直の中学時代の恩師だった!
そこで彼女は恩師に会いに行く
ことを決意する。
だがそこで待ち受けていたのは・・・
LIAR GAMEの読んでみた感想・評価
このマンガを読んでしまうと
とにかく人を信じられなく
なってしまうかもしれませんね。
それほどよく人間の心理を
描いた作品ですから。
やはり私が共感したのは
一番始めの男性でしょうね。
共感というわけではありませんが
人間がお金に絡むと本当にこのような
態度や行動をしますからね。
私は金融会社で働いていましたので
この男性のような方が結構いたのを
思い出しました。
もし金が無い人が金を持てば
その金を返済に当てようとはせず
全部自分で使おうとするんです。
その描写をとてもうまく物語に
取り入れたマンガですね。
そこで主人公の神崎直は貰った
金を相手に全部渡してしまうという
暴挙(?)に出てしまいます。
おそらくこれはマンガだからできる
と私は思っております。
こんな大金を目の前にしたら
人間は必ず金を自分の物に
しようと考えますからね。
そんなことを言っている私が
ダメなんでしょうけどね・・・。
私はダメな人間なので戦ってきた
相手に与えるなんて考えられません。
そんな人間の汚い部分を読者も
曝け出してしまうマンガです。
LIAR GAMEはこんな方におすすめな作品!必見
人と人との騙し合いのマンガです。
なので人の汚い部分を見たくない
人はこの漫画は苦手かもしれません。
色々人を疑い始めてしまう
内容になっていますからね。
とにかくこの漫画の内容は
人の汚い部分を全面的に描いた
マンガで少し嫌な気分になります。
ただこの漫画のいいと思うところは
人の考えていることがわかって
いくかもしれません。
私たち中年は色々な人間を見てきて
嫌な部分もかなり多く体験して
きております。
なので今の若い人たちがこのマンガを
読めば人に対して疑うことを勉強できる
と思いますのでいいかもしれません。
こんなことを言ってしまっては
つまらない男だと思われてしまう
かもしれませんが・・・。
どんな親友でも人を信じるのは
怖いですよ。
例え家族でもね・・・。
私自身にあったわけではありませんが
そのような人達や現場に遭遇して
きましたからね。
金融屋をやっていれば嫌でも見ます。
まぁ信じるのはいいことですが
少しは疑って行動したほうが
いいと思いますよ。
そんなことを勉強できる
マンガだと思います。