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MOON~昴ソリチュードスタンディング~のネタバレや結末が気になる!あらすじや無料試し読み!

MOON~昴ソリチュードスタンディング~

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル MOON~昴ソリチュードスタンディング~
原作・漫画 曽田正人
出版社 小学館

品行方正なバレエ界において、
各方面で騒動を繰り広げる
宮本 すばる。

しかし彼女の踊りの圧倒的な存在感と、
その全身から滲むような情熱は、
見る者をも新たな場所へと連れていく。

生命力が紙面から飛び出てくるような
強烈極まる存在感を誇った「昴」の
待望の続編です。

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MOON~昴ソリチュードスタンディング~のあらすじ紹介

ローザンヌの「優勝特典」を蹴り、
単身でアメリカに渡り、
プロとしての力をつけたすばる。

方々でトラブルと伝説を作り、
ビザの問題で送還をされながらも、
彼女は再び海外で踊っていました。

一流のダンサーが集う、「本物」の
バレエ団に属していくすばるですが、

肺炎で舞台をキャンセルし、
しかも外で動いて仮病を疑われるなど、
プロ意識の見えない行動をした挙句、

楽しみにしていた役を外されることに。

その背景には、すばるの日本に対する
微妙な感情などもあったのですが、
挫折であることには変わりなく、

少なからぬショックを受けるすばる。

しかし、補欠者の練習場で、
目の見えないダンサー、ニコと出会い、

すばるの踊りはまた、新たな世界へと
足を踏み入れていくのでした。

MOON~昴ソリチュードスタンディング~のネタバレと今後の展開は?

ビザの問題等々があって、
渡ったアメリカから離れ、
ヨーロッパに拠点を移したすばる。

しかし、舞台前に肺炎になったり、
治りきらない状態で運動したため、
仮病を疑われた上にぶり返したり、

冴えない状態を続けた挙句、
役を外されてしまいます。

しかし、練習場で
目の見えないダンサーである
ニコと出会い、

彼の素晴らしい才能を目にすると、
一緒にパ・ド・ドゥを踊りたいと
決意を新たにしますが、

当然、間合いなどはつかめず、
二人の踊りは形になりません。

そんな中、あの「ワーニャ」の
愛弟子でもあるカティアが、
ニコと一緒に踊ることに。

すばるとは違うタイプながら
特別な才能を持つカティアは、

ニコとの踊りの体裁を整え、
いつでも舞台に上がれるまでに
仕上げてみせます。

しかしそのやり方は、
すばるたちにとっては
「全然違う」ものでしかなく、

改めて闘志をかき立てられたすばるは、
本番前、観客がいない舞台で、
カティアとはまるで別物の、

ぶつかり合いながらも高めていく
熱量のあるパ・ド・ドゥを
披露していくのでした。

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MOON~昴ソリチュードスタンディング~の読んでみた感想・評価

前作の「昴」で、生命そのものの
熱や迸りのようなものを
目の当たりにした私としては、

まさに待望の続編でした。

第一に、やはりすばるがいいですね。

少し時間が経って経験を積み、
プロとして認知されたとは言え、
やはり、十代の少女という以上に、

「宮本 すばる」という女性は
圧倒的なほどに自分の世界を持ち、
他の誰も立ち入れないほどの、

確固とした形を持っているんですね。

例えそれが肺炎の最中に、
サッカーをするという無茶苦茶でも、
彼女にとっては「正解」であり、

正しい以上他人には、
一切答えを求めることはありません。

この強さはまさしくすばるですが、

目が見えないニコとの踊りや、
別タイプの天才であるカティアとの
出会い等々、多くの壁にぶつかります。

他の多くの作品、そして現実の
芸術家やアスリートの多くは、
そうした難局に直面した時、

相手を尊敬して長所を受け入れ、
自分のものにする形で成長しますが、

すばるはどんな場面でも、強烈に
「自分」を貫いていくんですね。

それも、自身が良くなるだけでなく、
相手を引き上げていくような形を
無意識に選びながら……。

そこが、ワガママながらも、
周りが彼女を見捨てない理由であり、
すばるが好かれる理由だと思います。

ニコやカティアなど、様々な
舞台芸術家ならではの個性を持つ
キャラクターも充実していますし、

前作同様「MOON」も、
人間ドラマを熱く楽しむ作品だと
私は感じましたね。

MOON~昴ソリチュードスタンディング~はこんな方におすすめな作品!必見

創作の世界の中で、主人公の半生を描く、
定番のジャンルの一つですが、
それは簡単なことではありません。

実際に存在する人たちにも、それぞれ
人生の「山」のようなものがあるように、

創作上のキャラクターも、ここ一番の
勝負の時が過ぎると、どうしても、
ピークの輝きが陰ってしまうもので、

意図しないところで「緩み」が
出てきてしまうことがあるからです。

だからこそ細心の注意が
必要になってくるジャンルなのですが、
「昴」の続編を描いた本作は、

とてつもないほどのテンションで
バレエという優雅な世界を描き、
新機軸をもたらした前編同様、

すばるからは強烈な存在感が滲み、
さらに限界を超越したような、
「踊り」の凄さを見ることができます。

プロ団体所属という身分になっても、
一生一度のコンテストに臨む時同様
ギリギリのテンションを保てるのは、

猫のように気まぐれながらも、
いざ踊りとなると、誰より貪欲に
自分の道を貫き通す、

宮本 すばるというダンサーの
気質によるところが多いですが、

それは本作でも彼女のキャラを変えず、
的確かつ誠実に描き切っているための
勢いの良さと言えるでしょう。

強烈なパワーのあるバレエが観たい、
踊りの向こう側にあるものが観たい、

そうした考えを持ち、現在の
優等生的な舞台が合わない方には、
極めて適した一作と言えますし、

本来あらゆるジャンルにある
「熱さ」を具現化している点でも、
模範になり得るとも言えます。

MOON~昴ソリチュードスタンディング~
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