タイトル | Pなつ通り |
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原作・漫画 | 秋元奈美 |
出版社 | 講談社 |
普通の高校生である知夏は
業界人である父親と母親、
弟がいる事を
友達にも隠して
ごく普通の生活を
おくっていました。
ですが、ある日週刊誌に
家族全員揃っている場所を撮られ、
秘密が皆にバレてしまいます。
さらに同じクラスの苦手な男子、
中野万里が学校に内緒で
モデル活動をしている事を
知ってしまう上に
映画デビューの話まで
舞い込んできます。
Pなつ通りのあらすじ紹介
有名スタイリストである母親、
ニュースキャスターの父親、
人気アイドルの弟を持つ高校生の
山根知夏はごくごく普通の、
業界人ではない高校生です。
家族皆が輝いて見える知夏は
自分が一体これから
どうしたいのか悩んでいました。
そして周りの友達には
家族が皆業界人である事は
隠して暮らしてきました。
ですが、ある日
家族全員揃っている所を
写真に撮られてしまい、
それが雑誌に掲載され
学校中に知られてしまいます。
当然学校中は大騒ぎになりますが、
その騒ぎを同じクラスで
知夏が苦手としている男子、
中野万里が
「山根本人が芸能人なわけじゃない」と
言い放ち、
その場はとりあえず
収まりました。
その直後、母親の頼みで
絵コンテをスタジオまで
届けに行った知夏は
そこに中野がいるのを
見かけてしまいます。
Pなつ通りのネタバレと今後の展開は?
知夏と同じクラスの
クールで生意気な男子、
中野万里は
実は学校に内緒で
モデルをしていました。
学校にいる時の万里はメガネをかけ
てクールな表情を
崩しませんが、
モデルをしている時は
メガネを外して
表情豊かに撮影に応じているので
知夏もその変貌ぶりに
驚きを隠せません。
万里から撮影後、
知夏に内緒にするように
釘を刺されます。
腹がたった知夏は
言われなくても万里の事を
無視しようとします。
万里は撮影があるので
早退をよくしています。
最初は無視して
いつも通りの生活を
していた知夏ですが、
風紀の乱れを気にする小島先生から
1-3組のクラス委員として
呼び出されてしまいます。
そして知夏の一家が
雑誌に載って以降
1-3組の風紀が乱れている、
さらに万里が
このまま早退を続けるなら
1-3組の文化祭参加は無しとまで
言われてしまいます。
困った知夏は
「このままでは文化祭に
出られないからそれは困る」
「早退を続けるなら
モデルのバイトの事を
バラす」と万里に言います。
そう言われてしまった
万里は仕方なく
早退をやめ、
無事に知夏達1-3組は
文化祭に出る事ができました。
ですが、当日
人気アイドルである知夏の弟、
誠志郎がこっそりと来てしまいます。
Pなつ通りの読んでみた感想・評価
約30年前の漫画で、
多くの人が
テレビの芸能人や業界人に
強い憧れを持っていた時代を
生き生きと描かれているのが
この漫画の特徴です。
今はインターネットで
自分の事を簡単に世界の人に
簡単に知ってもらう事ができますが、
この漫画が連載されている当時は
そんな事不可能に近いと
言ってもいい状態で、
有名人になる一番の手段が
テレビに出る事でした。
ですので、多くの人が
テレビに夢中になっていました。
私は芸能人になりたいとは
思いませんでしたが、
憧れは持っていたので
まさか自分を
こんなに簡単に
発信できる上に
テレビの芸能人と
SNSで繋がれる時代が来るとは
思っていませんでした。
Pなつ通りを読むと
昔のテレビや芸能人について
色々と憧れていた
懐かしい時代を思い出します。
この漫画の主人公、知夏は
他の家族や好きな男の子は
業界人ですが、
本人自体はごくごく普通の
高校に通ったり
恋をしたりする女の子です。
知夏が自分の将来や恋愛に
悩みつつ少しだけ
映画やドラマ等の芸能界に
チャレンジする姿は
まさにシンデレラガールと
言ってもいいと思います。
そして自分もこんな
素敵な経験ができたら、と
読みながら思った女の子は
当時たくさんいたと思います。
昔のキラキラした感じを
思い出す、
私にとっては
とても思い出に残っている
漫画の一つです。
Pなつ通りはこんな方におすすめな作品!必見
私もそうですが、
30代以上の女性に
特におすすめです。
昔懐かしいあの頃に
タイムトリップしたような
気持ちを味わいながら、
読んでいる間だけは
気持ちが女子高生に
戻れるからです。
昔懐かしい
ドキドキやワクワクを
思う存分味わえます。
また、今の女子高生にも
読んで欲しいです。
モデルや芸能界に対する憧れや
主人公の女の子の恋を
応援する思いは
昔も今も変わらないと思うので
楽しく読めると思います。
秋元奈美先生の絵柄も可愛く、
かつキラキラしており
まさに少女漫画という感じで
最高です。
この漫画が楽しめたら
同じく秋元奈美先生の
「ミラクル☆ガールズ」を
おすすめします。
アニメ化にもなっていますし
当時なかよしの看板漫画だったので
知っている人も
たくさんいるかと思います。
この漫画は双子の
エスパー女子高生、
ともみとみかげの物語です。
特に第一部の2人が
高校を取り替えるシーンは
エスパーである事に加え
正体まで隠さなければならないので
ドキドキとヒヤヒヤの連続です。
しかももちろん
恋愛模様も加わります。
女性なら誰でもきっと
ときめくので、
最近ドキドキが足りないという人に
おすすめしたいです。