【Worstのネタバレ】とあらすじは？感想や無料試し読みもあり！

圧倒的なスケールで描かれる
不良大河ドラマ！

前作『クローズ』の鈴蘭が、鳳仙が、
武装戦線が新世代となって甦る！

緻密な謀略と戦略の描写、それとは逆に
爽快感たっぷりのタイマンや人情の描写とが
織り成す痛快なストーリー！

Worstあらすじ紹介

若いエネルギーを持て余す男たちが集まる
最高に自由な『鈴蘭学園』。

一癖も二癖もある男たちが
派閥争いを続けている。

いわゆる番長の存在しない
状態が続いていた。

多くの男たちが鈴蘭の番長の座を
目指してきて果たせなかったのだ。

下宿する学生たちと家族のように
接する『梅星一家』に、携帯電話の電波も
つながらない山奥から来た
『月島 花』が新たに入居することに。

とぼけた顔にイガグリ頭と、
まるで「野球部の補欠」のような風貌ながら
瞬く間に他の住人たちから
一目置かれる存在になる。

それぞれどの高校に行くのかとの問いに
花は「鈴蘭学園！」と快活に答える。

鈴蘭学園に入学した花は『一年戦争』
というイベントがあることを知る。

一年生どうしが闘い、勝者は
敗者のボタンを奪うことで勝利を示す。

そして名だたる者全てのボタンを奪い、
一年最強の座に就いた者が
三年生最強に挑戦できるというもの。

中学で名を馳せた強敵たちのエントリーに
辞退する一年生も多い中、
花は大喜びで『一年戦争』に参加。

壇上で「鈴蘭の番長になる」と宣言し、
一年生はもちろん上級生たちからも
目を付けられることになる。

辞退する一年生の中には近隣の中学校で
名を馳せた強者たちの姿もあり、
周囲は驚きを隠せない。

その辞退した強者たちこそ『梅星一家』
で花の実力を目の当たりにし、
また花の人格に直に触れた男たちだった。

彼らは花の番長宣言を必ず実現する
未来だと疑っておらず、
他の仲間たちも巻き込んで
『花組』を結成していく。

Worstネタバレ・今後の展開

順当に『一年戦争』を勝ちあがっていく花ですが、
同じく圧倒的な強さを見せて
勝ち上がる一年がいました。

名前を『天地 寿』。

倒した相手の腕をわざわざ折る、
鉛筆を肉までねじ込む、
止めに入った二年生までボコボコにする・・・

と、強さは確かでも
人格的に破滅している人間です。

天地をタイマンで倒した花ですが、
その実力は僅差でどちらが勝っていても
おかしくなかったと花自身が肌で実感するほど。

敗れた天地は鈴蘭学園を去りますが、
これで終わりではなく、
これから長く続く戦いの序章となるのです。

一方、鈴蘭学園とは永年のライバルである
『鳳仙学園』。

頭を張るキングジョー（金山 丈）に
配下の『月光兄弟』が
不穏な態度を見せ始めます。

特に三男の『月本 光政』は格闘センスや
カリスマ性から次世代の鳳仙を牽引する
存在であるとキングジョーも認めるほど。

奇しくも一年生である光政は、
同じ一年であり将来のライバルとなる
花を早い段階からマークするようになります。

またバイクチーム『武装戦線』でも、
いずれ歴代最高のチームを作るとさえ期待される
『村田 将五』が周辺の悪質なチームとの
抗争の中で存在感を示していきます。

花・光政・将五の３人は
互いに互いが意識し合い、
認め合う最高のライバルとなっていくのです。

花が様々な男たちとの出会いで成長している時、
天地もまた弱小の『竜胆高校』で旗揚げします。

さらにその周辺の高校にも
天地の魔手はじわじわと迫る。

やがて『天地軍団』はとてつもない
規模を誇るようになります。

花との再戦の前に、まず邪魔が入らないようにと
鳳仙学園を潰しにかかりますが・・・

Worst読んでみた感想・評価

花と天地の因縁が周辺の学校を巻き込んだ
大抗争に発展し、やがて２人の
タイマンへと収束される様子。

単なる不良学園ものを超えて
大河ドラマの読み応えです。

弱小高校の頭となった天地が近隣の派閥争いや
日和見の裏切り者を利用して
勢力を拡大していく描写はもう・・・！

ただ単に人数をそろえるだけでない。

味方にするのが危険なほど極悪で強力な人物、
軍師ポジションの人間などは
自ら出向いてまでスカウトします。

花が持ち前の人間性で仲間を増やすのに対し、
天地はあくまで命令口調。

仏頂面で部下を気にかける様子も
まったくありません。

しかし「コイツは何かスゴイことをやる！」

という期待感と怖いもの見たさで
人が集まるのです。

まさに『悪のカリスマ』というものを
見事に描ききったキャラと言えるでしょう。

現実にいたとしても案外、
こういう奴の下で働いてみたいかもな、
と思わせる何かを感じてしまいます。

ただ話が大きくなるだけではありません。

規模が大きくなるにつれて内部のほつれが
目立ち始めるのが現実の組織の常ですが、
そんなリアルさもしっかり
描かれているのが魅力です。

天地の下では実力のない
古参が苛立ちから暴走を始めます。

鈴蘭や鳳仙でも外部の勢力が
あまりに周到なタイミングで
襲撃してくることから内通者の疑い出てきます。

そんな血生臭い抗争がある一方で、
花を成長させるため
自身の野心に見切りをつけて
憎まれ役を演じようとする。

ある人物のシーンは必見！必見！です。

ヤンキー、歴史、スペースオペラ好きの方は必見！

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