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トモダチごっこのネタバレと気になる結末は?あらすじや感想もあり!

トモダチごっこ

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル トモダチごっこ
原作・漫画 ももち麗子
出版社 講談社

東京から仙台の中高一貫校に、
外部進学した村咲 みどり。

しかしいじめをかばったことで、
逆に自分がいじめの標的にされ、
それに耐えかねて自殺、

したはずが、一年前に
タイムスリップしていた!?

人生楽勝態勢ではなく、
あえて大変な道をも選ぶ、

タフでハードな転生ものの
学園物語です。

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トモダチごっこのあらすじ紹介

複雑な家庭環境を抱え、
泣く泣く東京から仙台へと
引っ越した村咲 みどり。

進学したのは中高一貫校で、
外部からの進学者は
みどり一人の閉鎖的空間で、

いじめに遭っていた旧友の
あかりと助けたことで、
みどりはいじめの標的にされ、

誰にも言い出せないまま、
自殺してしまいます。

しかしみどりはその後、
一年前にタイムスリップした
自分を認識し、

運命を変えるべく動きます。

慎重に慎重を重ね、全寮制の
東京の学校に
無事合格したみどりですが、

入学直前に、
驚きの選択を取ることになります。

トモダチごっこのネタバレと今後の展開は?

東京の学校から仙台に引越し、
新生活を始めることになった
村咲 みどり。

彼女が通うのは、
「聖エトワール女学館」という
中高一貫校であり、

外部からの高校進学者は
クラスでみどりだけという
閉鎖的な環境でした。

緊張しつつも、挨拶で
うまく笑いを取り、
いい手応えを感じるみどりは、

その翌日、親友だったあかりを
校内で見つけます。

予想もしていなかった再会を
心から喜ぶみどりですが、

あかりはいじめを受けており、
毎日机を隠されたりしていました。

見過ごせないと思ったみどりは
あえてあかりと話しかけて、
場の雰囲気を変えていきますが、

そこにリーダー格のエレナが現れ、
もういじめはやめようと提案、

これで一件落着と思われましたが、
次に標的になったのはみどりでした。

辛さを知り尽くしたあかりも、
かばい合うことを拒む状況の中、

みどりに対する仕打ちは
どんどんとエスカレートし、
二学期に入ってからも続きました。

しかしおばあさんの介護で
大変なお母さんには
そのことを言い出せず、

心身が限界を迎えてしまい、
ついには自殺してしまいます。

しかし、みどりは目を覚まし、
一年前にタイムスリップした
自分に驚くのでした。

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トモダチごっこの読んでみた感想・評価

まさか、といった感じの展開と
それを裏付ける容赦ない現実が
うまくかみ合った一作です。

主人公である村咲 みどりさんは
複雑な家庭の事情もあり、
泣く泣く仙台に来た人であり、

かつ、昔の友達がいじめの標的に
なっていたのを見過ごせず、
代わりの的になった経緯があり、

読んでいる立場としては
頑張って欲しいと心底から、
応援したくなるタイプでした。

しかしその思いも虚しく彼女は
亡くなってしまうのですから、
やり切れなさは相当のレベルです。

美しい絵柄で描かれているのに、
憎々しくて仕方なく見えるほどに、
同級生たちのいじめは徹底しており、

自殺に至る動機、説得力の部分も
なかなか強烈な部分がありました。

閉鎖的な空間だからこそ、
一度決まった力関係が崩せず、
理不尽が通ってしまうのですね。

本来みどりさんの支えになるはずの
家族も相当に問題が山積していて、
正直言って癒される感じではないですが、

だからこそ現実のいじめの深刻さや
周りに相談できない辛さが、
浮き彫りになっているとも思いましたね。

トモダチごっこはこんな方におすすめな作品!必見

パッとしない人生がいきなり急展開する、
いわゆる「異世界転生」ものは、
今やあらゆるジャンルで大ヒットですが、

創作の中でもあり得ないことを
テーマに据えていくだけに、その動機が
常に重要になってきます。

傍から見れば大した問題でもないのに、
異世界に行ってウハウハ、
仕事や家族を放り出して贅沢三昧では、

主人公に反感が募るだけの
何とも嫌な結果にもなりかねません。

しかし、本作の場合は壮絶なほどの
いじめに耐えかねての自殺が
そのきっかけなのですから、

その動機と言うか説得力は十分、
しかも、安全な所で力をためて、
後々やり返すのではなく、

あえて苦しい環境に身を置き、
そこからの打開を目指すのは、
昨今の転生ものの常からしても、

非常に独特の流れであるとともに、
心配しつつも応援できるような、
主人公像であるとも言えます。

また、実際に不登校ではなく、
自殺まで行ったいじめだけに、
その描写にはまるで容赦がなく、

多くの読者が「納得」するだけの
説得力を常時持っています。

とは言え、自分をいじめ殺した
人たちのところに行くという
ハードなシナリオは、

読者側にとっても辛いもので、
クラスメイトたちには、
「二度と会いたくない」ほどの、

嫌な感情を抱いてしまう
可能性が非常に高いですが……。

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