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おいしい関係のネタバレ(結末、最終回)ってどうなるの?早く続きが読みたい!

おいしい関係

この記事は約 6 分で読めます。
タイトル おいしい関係
原作・漫画 槇村さとる
出版社 集英社

幼い頃からおいしいものばかり
食べてきたから舌には絶対の自信アリ!

でも突然の父の死により、働くことを
余儀なくされたお嬢さんが選んだ
料理の世界は苦難の連続だった!

主人公の百恵が憧れのシェフに
なるために奮戦するグルメラブストーリー

サイト内で【おいしい関係】を検索!

おいしい関係のあらすじ紹介

裕福な家の箱入り娘である藤原百恵は、
幼い頃からグルメな父においしいものばかり

与えられ、愛情たっぷりに
育てられた女子大生。

ある日、その最愛の父が突然他界し、
百恵は残された母を養う為、
大学を辞めて働く決意をします。

就職活動の最中、偶然入った小さな
レストランで飲んだコンソメスープの味に
感激した百恵は、以後その小さな洋食屋で、

コック見習いとして
雇ってもらう事となります。

そのレストランの厨房には、織田という
青年シェフがいました。

元気で明るくふるまう百恵に対し、
いつも皮肉を言う為、百恵は

織田の性格があまり好きでは
ありません。

しかし織田の作る食事は常に
美味しく、見た目も完璧。

織田を料理の師として仰ぎつつ、
百恵は厳しいシェフ修行の
日々を過ごします。

様々な経験を積み重ねていく中で、
百恵は織田の幼少期に起こった
不幸な出来事を知り同情。

そして織田の仕事への熱心な態度に、
尊敬とは違う感情を抱き始めるのですが‥。

おいしい関係のネタバレと今後の展開は?

百恵は、幼い頃から一人娘として、
両親の愛情をたっぷり受けて育った天然の

元気娘で、意地悪やひねくれた物言いの
織田や周囲の人達に対しても、

このお嬢さん気質を上手に発揮し、
対処していきます。

一方の織田には、幼い頃にレストランに
置き去りにされたという経験があり、

クールで皮肉屋でひねくれた性格の
裏にこの過去があったことがわかります。

時を経て、百恵はお嬢さんらしい
甘い考えも切り捨て、シェフとして
一本立ちしようと懸命に修行し始め、

その姿に織田も感じ入り、
厳しい指導を重ねます。

こうして長きにわたり、織田を尊敬し、
師と仰ぎ、シェフへの道のりを歩む
百恵でしたが、ある時織田が、

フードコーディネイターでモデルのような
美女、今村可奈子と付き合っている事を

知り、自らの心が複雑に
揺れ動くのを感じます。

尊崇の念とほのかな恋心との間で
迷い始める百恵は、織田と離れる為に
洋食屋を辞める事を決意。

そして、織田と一緒に修行した
経験をもつ有名な高橋シェフが

開店した、新しいレストランで
働き始めます。

しかし可奈子にとって織田と百恵の
師弟関係は、疑念をもつのには
十分すぎる親密さでした。

可奈子も織田も幼い頃から両親から
愛された経験が薄く、百恵と違い、

相手を深く信頼し合う関係性を
築けないというハンデもありました。

織田は可奈子を大切に思っていましたが、
二人にはすれ違いが生じ、同棲を解消。

少し前から二人で経営していた
レストランも手放す事になります。

織田さんと別れた後、可奈子は
フードコーディネイターとしての
腕を活かし、パリで働くこととなります。

その時には、織田と別れた後に
懇意になった、蓮見というクールな

お金持ちの男性の赤ちゃんを
身ごもっていて、子どもを育てながら
パリで暮らしていくことになります。

一方、高橋シェフの元で修行を重ねた
百恵は、次第にシェフとしての腕を高め、
少しずつ頼もしい存在になっていきます。

百恵の明るさと元気さに癒されつつ、
料理への情熱に同じ方向性を感じた
織田は、やがて百恵の気持ちを受け入れ、

最後には二人で小さなレストランを
開くところで物語が終わります。

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おいしい関係の読んでみた感想・評価

天然の愛されキャラである主人公
「百恵」が、父の死により働く事になり、

シェフとして一人前になっていく様子と
同時に、百恵の料理の師ともいえる
青年「織田」との恋愛を描いています。

おいしい料理を沢山食べて育ってきた
百恵にとって、レストランで働く
シェフという職業は天職のようです。

日々レストランに通って、いろいろな
料理を学んでいく百恵はとても
生き生きとしており、好きだからこそ

困難も乗り越えられるという
ストーリー展開が、読んでいて
心地良いです。

また、織田の育ての師ともいえる
老女「千代ばあ」や織田の

ライバルともいえる天才シェフ
「高橋」といった周囲の脇役の
キャラクターも上手く配置されていて、

時に落ち込む百恵を慰め、叱咤激励し、
百恵のシェフになる夢をいい具合に
サポートしていきます。

こういった周囲の人達の立ち位置や
セリフ回し等がとても巧みだと思います。

一方、織田と恋人同士だった美女
「可奈子」は、織田と別れた後、

少し錯乱するシーンもありますが、
最後には本来の強いイメージの
女性に戻ります。

きっとお腹にできた赤ちゃんを
育てながら、精神的にもタフになり、
人間的にも成長していくのでしょう。

フードコーディネイターとしてバリバリに
働き、経済的に自立している彼女には
相応しいラストだと思います。

おいしい関係はこんな方におすすめな作品!必見

全巻を通して「一流のシェフを目指す」
という大きなストーリーが根底に
流れているものの、中には

数十ページで読み切れるような
単発のエピソードも多く、比較的

どこから読んでも入っていけるような
気軽さがあります。

難解な部分は少なく、キャラクターは
見た目の描き分けだけでなく、

性格の良し悪しや濃淡が
ハッキリしており、この人誰だっけ?

のようなボケたキャラもおらず、
とても読みやすいです。

また、一気に読まないと
話がわかんない、という事もなく、

通勤時や寝る前等、短時間で
細切れに読みたい方にもオススメです。

また、主人公の百恵は、仕事に
一生懸命打ち込んでいる一方、

女性としての作法や嗜みを
忘れておらず、洋服やカバンや
靴などといったファッションアイテムなども

身綺麗で、絵柄もさっぱりとした
サバけたタッチで、この辺りも
読みやすさにつながっていると思います。

一人娘として生まれ、円満な家庭で育ち、
愛情を注がれた女性の
サクセスストーリーの為、

そういった環境下で育った女性は、
特に感情を入れ込みやすいと思います。

女性が仕事を頑張るストーリーとしては、
同じ槇村さとるさんの作品で、

「おいしい関係」同様、実写ドラマ化
されたことがある

「Real Clothes
(リアルクローズ)」があります。

「Real Clothes」は
デパートの服飾売場が舞台ですが、

こちらの作品も悩める働く
女性の皆さんにオススメです。

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