タイトル | きみはペット |
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原作・漫画 | 小川彌生 |
出版社 | 講談社 |
高学歴・高収入・高身長、
そんな巖谷澄麗は、会社ではちょっと
近寄りがたいクールビューティ。
ある雨の夜、
ダンボールが捨てられていました。
その中には、なんと!!
癒し系の若い男性が入っていたのです!
どうする?
スミレさん。
きみはペットのあらすじ紹介
ダンボールの中に、まるで子犬の様に
捨てられていたような男の子。
名前は合田武志、
幼い頃からクラシックバレエをしていて
しなやかな身体を持っています。
愛くるしい瞳と、カールした髪の毛、
人懐っこい表情に・・・
スミレさんは心が奪われるのです。
モモ・・・
思わずそう呟きます。
私が昔飼っていた、
犬のモモにそっくり。
その日から、
スミレさんは武志をモモと名付けて
お部屋で飼うようになりました。
モモ以外の前では、
本当の自分の弱さを出せないスミレさん
モモがペット以上の存在になる日は、
来るのでしょうか??
きみはペットのネタバレと今後の展開は?
あの雨の日以来、
スミレさんの部屋で
暮らすようになったモモ。
二人は一緒に暮らす内に、
お互いが居心地いい存在である事に
気付き始めます。
会社でのスミレさんは、
強気のクールビューティーですが、
本当は泣きたい時もある。
モモの前でしか泣けない自分に、
モモもスミレさん自身も
気付いているのです。
スミレさんは、プレッシャーで
すぐに胃が痛くなります。
疲れて帰宅した日は、
モモをシャンプーしたり、
カールした髪の毛に指をクルクル・・・
そうして過ごす事で、
不思議と落ち着きを取り戻して
行くのでした。
ハーバード大学卒のスミレさんは、
付き合う男の人が自分の経歴のせいで
卑屈になってしまうことが悲しい。
今まで、そのことが原因で
別れた恋が幾度と有ります。
しかし、モモはそのことで
卑屈になる様な事は決して有りません。
徐々にお互いが、
無くてはならない存在になって行きます
モモも、今までの恋愛とは違う何かを
スミレさんに感じている事は確か。
今はまだ、二人は恋人ではないけれど
既に二人は恋人以上の存在です。
きみはペットの読んでみた感想・評価
とてもユーモアがある作風で、
読んでいて「プッ」と、
吹き出してしまいました。
真面目なんだけれど、
どこかユーモアあるスミレさんは
思わず感情を傾けてしまいます。
同僚との会話で、
ハーバードってすごいですよね、
どうやって入ったんですか?
「抽選で当たったの」と、
サラリと答えた姿は
面白くて、なんだか素敵でした。
スミレさんとモモが、
初めて外で待ち合わせして会った時、
モモ雰囲気が違っていました。
モダンバレエをやっているモモ、
身長が低くても諦めずに続ける勇気に
キャラとは違う格好良さを感じます。
日常の二人の掛け合いが、
すっきりとしていて、
面白く読ませてもらえました。
蓮實滋人先輩とスミレが、
どうなるのか・・・やきもきしました。
二人はお似合いの恋人だと思います、
でもくっつかないで欲しい・・・
モモとスミレさんを応援したい!
しかし蓮實先輩の誠実さも、
とても素敵だと感じました。
時期が違ったら、二人はベストカップル
だったかも知れません。
きみはペットはこんな方におすすめな作品!必見
恋ありユーモアあり、ペットあり
面白く読ませて貰える作品です。
スミレさんの、いわゆる3高!
ちょっと羨ましくも感じました。
作中でスミレさんが語る、
自身のスペックの高さ故の
悩みの様なもの。
そういった事もあるんだー!
と、びっくりです。
でも確かに、男の人は恋人が逆3高だと
多少なりとも引っかかるのかも
知れませんよね。
モモはスミレさんの事を、
いつくらいから大切に思う様に
なったのでしょうか。
スミレさんが他の人と恋愛している事に
たぶん気が気じゃなかったと思います。
もし他の人と過ごして、
それでも自分を思ってくれたら・・・
と、考えがあっての事なら。
ちょっとモモは凄いかも知れません!
スミレさんが手を差し出す所を、
夢に見たモモ。
でもその事を語らず、
最後まで胸に仕舞える強さに、
モモの男らしさを感じました。
もし叶えたい夢を見たら、
それを人に話しては駄目だと、
誰かから昔聞いた事が有ります。
でもその事柄を、
自分の胸の内に秘めて置く事は、
並大抵の事では有りません。
そんなモモだから、
スミレさんを幸せに出来るでしょう。
この漫画はハッピーな気持ちに
させてくれますよね!