タイトル | くらしのいずみ |
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原作・漫画 | 谷川史子 |
出版社 | 少年画報社 |
桜の咲く素敵な家で
新婚生活を始めた
染井夫婦ですが、
主人公である夫は
不思議なところが多い妻・吉乃の事が
イマイチよくわかりません。
そのうち夫は
吉乃が自分の事を
本当に好きなのかすら
わからなくなってしまいます。
くらしのいずみのあらすじ紹介
第一話の「染井家」は
染井夫婦が桜の咲く少し古く、
でも素敵な家で
一緒に新婚生活を
するところから始まります。
妻の吉乃には
不思議なところが多く、
夫はそんな彼女を
なかなか掴めずにいました。
そして夫は
妻と一緒に生活をしているうちに
本当に彼女が自分を好きなのか
疑うようになってしまいます。
ストレートに
自分を好きかどうか
聞く夫ですが、
吉乃は怒って
どこかへ行ってしまいました。
その後、夫は
吉乃の本当の気持ちを
聞く事になります。
くらしのいずみのネタバレと今後の展開は?
第一話「染井家」に出てくる夫婦は
中学一年生で同じクラスになり、
その後高校や大学も
一緒という縁から
結婚する事になります。
素敵な家で
新婚生活を始める二人ですが、
夫は妻と一緒に
生活をしているうちに
妻の知らない不思議な一面を
色々見つけます。
不思議な歌を歌ったり、
電話の相手が誰だか分かったり、
なぜか妻が出たあとの
便座が上に上がっていたりと
妻の事が次第に
よくわからなくなっていました。
それを仲のいい人に相談すると
「流され婚かも」と
言われてしまいます。
ずっと一緒でお互いの事を
よく知っているからこそだとも
言われますが、
夫はますます
吉乃の気持ちが
わからなくなります。
そんなある日、
吉乃宛に届いた
桜の花びらが一枚だけ貼ってある
ハガキを見つけます。
実はそれは差出人を出さずに
学生時代夫が出したものでした。
そして夫はついに吉乃に対し
自分をどう思っているのか
直接聞きます。
それを聞いた吉乃は
怒ってどこかへ走ってしまいました。
何とか追いついた夫は
吉乃の本当の気持ちを知る事になります。
くらしのいずみの読んでみた感想・評価
この一話を始め、
青年誌で掲載されていた
全六話の色々な
恋愛オムニバスストーリーです。
この第一話の染井家を始め
主に夫婦関係の心温まる話が
中心になっています。
私は現在特に恋愛をしていませんし、
あまり興味もありません。
そんな私でも谷川史子先生の漫画は
「恋愛もいいかもしれない」と
思わせてくれます。
特にこのくらしのいずみは
素敵な恋愛物語が六つも見れる
とても豪華な漫画になっています。
私は特に
四話が気に入っています。
この話は最初に
体が弱かった妻が
死んでしまうところから始まります。
夫が妻の思い出を振り返りながら
これからの事を考えている時に
妻の残している手紙を
見つける物語です。
谷川史子先生の優しい絵柄と
切ないストーリーを
思う存分堪能できます。
そしてこの四話は
三話に繋がります。
時間は全てを解決し、
癒やしてくれるのを
実感できます。
そして家族を持つのも
いいなと感じさせてくれます。
せっかく生きているのだから、
こんな素敵な恋愛を
一度はしてみたいと
思わせてくれる漫画で
とても気に入っています。
くらしのいずみはこんな方におすすめな作品!必見
「くらしのいずみ」は全部で六話の
恋愛オムニバスストーリーが
楽しめる漫画です。
一話がとても短いですし、
心温まる上に読みやすいので
漫画が好きな多くの人に
勧めたいです。
特に私のように
普段あまり恋愛に興味がない人向け
だと思います。
谷川史子先生の漫画は
どれも優しい世界観で心温まり、
そして恋愛もいいかもと
思わせてくれるからです。
この漫画が好きなら
同じ単行本に収録されている
「早春のシグナル」をおすすめします。
この漫画は、
結婚が決まった
カップルの男性で
主人公の信一が
彼女である千聡の親友である
亜未に会うところから始まります。
千聡の前では素直で可愛いのに、
信一の前では
生意気な態度を取る亜未を
信一は不審に思います。
ある日、眠っている千聡に
キスをしようとしている亜未を
信一は偶然見てしまいます。
そして亜未の
千聡に対する思いを知ります。
信一は亜未恋のライバルで
大事な人の結婚相手だったので
きつい態度を取っていたのです。
この漫画は切なくも
温かい気持ちになる、
谷川史子先生しか描けない
素敵な漫画です。
恋をする気持ちは
美しいと感じさせてくれます。