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ごっつあんですのネタバレとあらすじ!試し読みや感想もあり!

ごっつあんです

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル ごっつあんです
原作・漫画 岡村賢二
出版社 日本文芸社

幕内を勤める現役力士、
ごっつあんこと後藤丸関。

真面目で一本気の通った性格です。

ですが、生活が不安定ということで
結婚などダメだと恋人の父親から
散々にダメ出しされてしまいます。

それで、今まで無頓着だった
給金などに関しても興味を持つことに……

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ごっつあんですのあらすじ紹介

その本名からごっつあんと呼ばれている
関取・後藤丸関。

真面目で一生懸命ですが
なかなか三役にはあがれずの平幕止まり。

そんな彼に結婚の話が持ち上がり、
後藤丸関は
彼女の父親のもとに挨拶に行くことに。

しかし、結婚という具体的な話がでると、
父親のにこやかだった表情が一変。

これでもかと言わんばかりの勢いで
収入力の無さを責められてしまいます。

思わぬ形によって現実を知った関取は、
色々と給金などのことも勉強しつつ、
よりいっそう相撲道に励んでいくのでした。

ごっつあんですのネタバレと今後の展開は?

郷里での牧場の跡取りという将来に背を向け
単身相撲界に飛び込んだ後藤丸関。

苦労苦労の連続で徐々に番付を上げ、
ようやく幕内になるまでに出世できました。

しかし、そこから先はさらなる強豪ぞろい…
平幕で出世が止まってしまい、
なかなか上に行けない後藤丸関。

彼には、愛する彼女がいました。

公私ともに充実の後藤丸関。

しかし、
彼女との結婚を許してもらいに行った際に
父親から散々にけなされてしまいました。

一時は落ち込んだものの、
すぐにやる気を取り戻し
大物力士らと熱戦を繰り広げます。

また、「三役なら」という話を聞かされ、
さらにやる気が出ます。

ウェイトトレーニングをやり込んだり…
横綱の覚悟のほどを土俵上で知ったり…

結果、ついに三役が見える位置にまで
たどり着きました。

部屋の弟弟子たちも、
真面目な後藤丸関を応援してくれています。

しかし、幕内はもちろん小結というのは
あまりにも特別な地位。

そう簡単になれるものではなく、
またなれたとしてもさらなる苦闘、
激戦の連続が待っているのでした。 

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ごっつあんですの読んでみた感想・評価

『グラゼニ』ではありませんが、野球以上に
給与体系が分かり辛い大相撲の「金」の話に
主題を置いたところが面白いと思いました。

大関や横綱が高給取りだ
ということは知っていました。

ですが、金星がいかにおいしいかや、
懸賞金の細かいシステムなどは
まったく知りませんでした。

とても勉強になる作品です。

また、ストーリーも
平幕力士を主人公としています。

格上相手にはなすすべもなく
負けてしまうこともある…

強さ的にも話的にも
非常にリアリティがあります。

そんな彼に持ち上がった彼女との結婚話。

彼女の父親は、
相撲ファンではあるものの大反対。

とても詳細にお金の話を持ち出し、
グウの音も出ないほど
後藤丸関を追い込んでしまいました。

娘を送り出す父親の本音としては
リアルでもあるのでしょう。

内容としては、相撲シーンの迫力良し、
主人公たちの人柄良し、テンポ良し
と三拍子そろっています。

あまりに非現実的な悪役や軟弱者も
出て来ない点が良かったです。

力士を等身大の存在として、
そして爽やかな存在に描いたこの作品。

相撲が好きなんだという
雰囲気が伝わってくるようでした。

ごっつあんですはこんな方におすすめな作品!必見

お金の話をしつつも非常に明るく爽やか。

なので、ぜひとも相撲が好きな方、
それもある程度詳しい方には
ぜひ読んでいただきたいですね。

力士の給料が本当はどうなっているのか…
一生「おいしい」金星の話とか…

普通に相撲を見ているだけでは
分からない部分にまで詳しくなれるので、
実際の相撲にもより理解が深まります。

「土俵の下には金が埋まっている」
という格言

優勝劣敗が徹底している
大相撲の世界ではまさしく正論です。

ただ一方で、「敗」の側への待遇も
かなり手厚いといった特徴もうかがえます。

衣食住すべて保証ですから、
かなりお金は貯めやすいところもあります。

他のスポーツに比べても
福利厚生はしっかりしています。

プロ・スポーツの世界も
多様化しつつあります。

しかも実業団が
次々と休部に追い込まれています。

そうした中で相対的に形を保っている
相撲が優れて見えるという点はあるにせよ、
大いに注目すべきポイントでしょう。

子供に相撲をやってもらいたい、
大相撲を目指そうかどうか迷っている、
そういう方たちにこそ読んで欲しい作品です。

相撲漫画を数多くものにしてきた
岡村氏だけに取り組みの際の
迫力はさすがなものがあります。

金の話ではありながら、後藤丸関が
どこまでもひたむきで爽やかなため、
不快感を生んでいないのもいいですね。

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