タイトル | せんせいのお時間 |
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原作・漫画 | ももせたまみ |
出版社 | 竹書房 |
本編の舞台である興津高校は、
進学校のように校則に厳しくは無く、
ある程度髪色など自由が
認められている学校です。
そこに通うキャラの濃いユニークな
たくさんの生徒達の中に、ある日
新任教師が就任しました。
その教師の名前は鈴木みかといい、
とても教師とは見えないくらいに
幼い見た目をしています。
鈴木みかの周りで、たくさんの
生徒たちが織り成す学園コメディです。
せんせいのお時間のあらすじ紹介
主人公である鈴木みかは興津高校に
就任し、2‐Aの担任になります。
鈴木みかは身長が148㎝しか無く、
高校に在学中の生徒と比べても幼い
見た目をしているため、生徒たちにも、
愛されながらもいじられながら
教師生活を送る事になります。
しかし、持ち前の愛嬌や、優しさで、
少しずつ生徒達と教師と生徒という
関係で信頼を築き、学校の中でも
人気の先生となっていきます。
主人公である鈴木みかが、教師として
生徒たちを成長させながら、自分自身も
教師として成長していきます。
せんせいのお時間のネタバレと今後の展開は?
非常に幼い見た目をしている幼児体型の
鈴木みかですが、実は短大ではなく、
2年浪人生活を経て大学生になり、
大学院にまで行ってから教師に
なったため、生徒達から10代に
見えると言われからかわれているのにも
関わらず、27歳という年齢です。
そんな鈴木みかの担当の教科は国語で、
完全に文系の彼女ですが、非常に字が
下手であり、この事を自分の親や、
他の先生、生徒たちに
よく指摘されています。
また、作者の知り合いで教育実習に
行った方をモデルにしており、実際に
その方も身長が小さく、そのことで
生徒たちに愛されながらも
面白がられていたという話があります。
生徒や、他の先生など、周りの人々に
からかわれる事が多いため、もともとは
真面目な性格の鈴木みかですが、
時たまダークみかという人格になり、
仕返しのごとく、周りの人物に
いたずらを仕掛けるときがあります。
そして、真面目で勉強ばかり
やっていた事からなのか、身体が
非常に硬く、この部分も、生徒たちに
いじられてしまいます。
せんせいのお時間の読んでみた感想・評価
真面目な性格なので、授業や学校行事など、
様々な事に一生懸命な鈴木みかですが、
主に見た目とのギャップで生徒から
いじられてしまうという事がお決まりの
パターンですが、そんな中でも生徒達に
気持ちが伝わり、信頼関係を少しずつ
築いていっているところが、
この作品の見どころです。
鈴木みかは見た目的にも、とても
可愛いので、読んでいる
こちら側からしても愛着が湧き、
とても読みやすく、続きをどんどん
読み進めたくなります。
4コマ漫画なので、4コマ目のオチで、
鈴木みかがからかわれる、または
ツッコまれて終わるという事が定番で
面白いですが、ときたま、涙が
出てきてしまうくらい感動的な
ストーリーもあるので、読んでいて
マンネリ化せずに、臨場感を持ちながら
読むことが出来ます。
27歳らしからぬ風貌の鈴木みかですが、
周りを取り巻く生徒達も、高校生らしからぬ
見た目や、キャラの持ち主たちで、
ユニークなキャラクターが非常に多い
事も魅力の一つです。
せんせいのお時間はこんな方におすすめな作品!必見
基本的にはほのぼの系の
ギャグ漫画なので、真剣にストーリーを
読み進めたいという方というよりは、
仕事などの休憩時間になんとなく
読みたいという方にお勧めです。
絵的にも、決して劇画タイプではなく、
コミカルな画風なので、そういった
絵の方が読みたいという人には良いです。
教師の悩みや、高校の生徒たちのリアルな
悩みなども出てくるので、学校関係で
お仕事をされている方は読んでみると、
もしかしたら何か感じるところも
あるかもしれません。
また、主人公が非常に人間らしい
性格をしている女性なので、
女性の方が読むと、
感情移入もしやすいです。
他の生徒達も、男子生徒が
非常に多く、こちらも様々な性格の
キャラクターが多いので、男性の方は
こちらの方に感情移入すると、
面白く読むことが出来ます。
高校時代に戻りたいという方や、
面白おかしく高校生活を送りたかった
という方が読むと、当時の高校生活の
事を思い出し、さらに面白く読むことが
出来ると思います。