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その男、運命につきのネタバレや結末が気になる漫画!

その男、運命につき

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル その男、運命につき
原作・漫画 北川みゆき
出版社 小学館

平凡なアラサーOL緒方栞には、
「新宿のアンジュ」として手相占いをする
もう一つの顔があった。

親の手術代のための副業だったが、
しかしある時社の「将軍」こと
松平健にそれがバレてしまい……。

超一流ならではの気配りと
占いの説得力が絶妙な上、
男心をくるぐる部分もありと、

非常に幅広い分野をフォローした、
独創的かつ画期的な
オフィス恋愛物作品です。

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その男、運命につきのあらすじ紹介

アラサーOLの緒方栞は、
会社勤めの一方で、
「新宿のアンジュ」として、

手相占いをこなす
二重生活をしていました。

しかしとあるきっかけから、
社内で「将軍」とまで呼ばれる
超一流営業マン松平健と、

コンビを組み営業活動を
開始することに。

副業禁止の弱みを握られ、
健に奴隷扱いされる栞ですが、
健の仕事ぶりは誠実そのもので、

また超一流の営業と占いという
一見畑違いの組み合わせも絶妙で、
二人は次々に難題をクリアしていきます。

その男、運命につきのネタバレと今後の展開は?

総務畑のOL、緒方栞二十九歳。

派手さはないもののクールで、
同僚の情事を目撃しても
取り乱さない落ち着きがあります。

しかしそんな彼女には、
占い師であるというもう一つの顔が。

「新宿のアンジュ」として街に立ち、
老若男女問わず手相占いをこなす
腕利きでもありましたが、

実は彼女自身は、占いを
さほど好きでもありませんでした。

しかし、親の手術代のためと
割り切って仕事をしていた栞は、
ある日、同僚の手相を見ることに。

しかもその男こそ、
営業成績十年トップながら、
「下半身」の節操が皆無である、

「将軍」こと松平健でした。

しかも健は女を連れてくるので、
「家を買う手相だ」とか適当に、
そそりそうな話をしろと、

十万円でインチキを要求しますが、
栞はそれを断固として拒否し、
本来の手相の感想を述べます。

すると後日栞は、健のいる
営業への転属を命じられ、
彼とコンビを組むことに。

松平には「アンジュ」の正体が
完全にバレていたからこそ、
副業禁止の社則をタテに、

仕返しをされてしまった形ですが、
彼との初仕事で栞は、早速、
運命的な再会を果たすのでした。

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その男、運命につきの読んでみた感想・評価

キツい先輩と部下の定番物語ですが、
実にいい具合で笑いが入る上に
ハートフルにキめられる筆力もあり、

非常にグイグイと読ませる
地力を感じる一作でした。

本作はまず、「新宿のアンジュ」こと
緒方栞さんですね。

アラサーという社会経験もあってか、
OLモードの時は、まるでラノベ系の
無口キャラ的な頼もしさがありつつ、

どこかに隙と言うか、
いじりたくなってしまうような
雰囲気に満ちています。

だからこそ「クズ将軍」こと健に、
頭を肘掛けに使われたりと
散々な扱いなのですが、

元の容姿が良い上に化粧映えするので、
「新宿のアンジュ」になった時は、
雰囲気のある美女になるんですね。

しかし、二足のワラジで辻占いができる、
相当腕が確かなプロである一方、
占いが嫌いになる背景もあり、

にも関わらず親の手術のため
街に立つというわけですが、
その話にもオチがついています。

なるほど、周りがそうだから、
健にいじられても大丈夫なのかと
納得できる点も面白かったですし、

お相手である健もまた、
単なる有能キャラではない、
クセの強さが実に笑えます。

しかし、チグハグのようで
ピッタリ合っている二人が、
仕事のために奔走していると、

その話はうまくまとまって、
説得力のある物語に
なっていく点も嬉しいです。

女性向け漫画としては、
かなり男性向けっぽい「萌え」を
緒方さんは有してもいますので、

男性目線で読んでも、実に
ワクワクドキドキできるのも
本作の素晴らしいところですね。

その男、運命につきはこんな方におすすめな作品!必見

科学が進展した現代でも、
雑誌やネットメディア等々、
色々な場所で占いに触れることは多いです。

様々な形式や流派があり、訓練を積んで
精度を上げていくものですが、
対面形式で報酬を得るレベルに達する、

本当のプロはかなり少ないですね。

しかし本作の主人公である緒方さんは
OLとの「二重生活」を送りつつも
本業の占いに引け目を感じるという、

ちょっと複雑な役どころですが、
実年齢よりもずっと若く見え、
クールなのにいじりやすいタイプです。

創作上の一般的な「占いキャラ」とは
全然タイプが違う上に、イイ反応と
意外に豊かな表情を楽しめる本作は、

女性向け作品ではあるものの、
男性の読者にも、緒方さんにハマる形で
オススメすることができます。

また、本作の「クズ将軍」である
健のキャラも、身内にはキツく
仕事には誠実という定番ながら、

チャーミングな緒方さんを
肘掛けに使ってみたりと、
どこか笑える風情があります。

緒方さんが嫌がっていた占いを
再開した構図に関しても、
親の手術代と重そうな理由ですが、

フタを開けて見たら父親が
「より女性でいる」ためだったり、
クスリと笑える展開も魅力です。

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