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それでも君がのあらすじやネタバレを書いています(感想もあり)

それでも君が

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル それでも君が
原作・漫画 中河友里
出版社 集英社

地味系ながらひたむきな牟田さんと、
イケメンでちょっと小悪魔な葛西君が、
補修をきっかけに仲良くなっていく。

展開に無理がなく安心して読める一方、
人と接するという「恋愛の基本」に
重点を置いた深さもある、

ギャップ系ながら正統的な
恋愛物語です。

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それでも君がのあらすじ紹介

地味系女子の牟田さんは、
テストで不覚を取ってしまい、
補修を受けるハメになりますが、

その教室内で、今まで距離を
ずっと感じてきた葛西君と
一緒に勉強することになります。

先だって陰口を
うっかり叩いてしまったこともあり、
気まずさを感じる牟田さんですが、

葛西君は想像よりもずっと気さくで
しかも人に寄り添える優しさもあり、
二人は仲良しになることができました。

しかし葛西君はとにかく態度や表情が
忙しく変わるタイプであり、
奥手な感じの牟田さんにとって、

かなり「難しい」相手でもありました。

それでも君がのネタバレと今後の展開は?

地味系女子学生の牟田なずなさん。

学校では友達もいて、孤立している
感じでもないのですが、イケてる系の
男子とは世界の違いを感じていました。

本来であれば友達もテリトリーも
まったく違いますが、赤点を取ったため
葛西桔平君と補修を受けることに。

葛西君は気さくないい人でしたが、
そこが牟田さんにとって気味が悪いと、
陰口を叩いていると、そこに折悪く、

牟田くんがやってきたりして、
気まずさは最高潮です。

しかし、たった二人での補修中、
葛西君から「面白い話を」との
無茶ブリが飛んできます。

牟田さんは仕返しかと思って
たどたどしく反論しますが、
すると葛西君は中学生の頃の、

ほろ苦くも笑えるエピソードを
自身の反省も交えて
披露してくれたのでした。

改めて相手の厚意をも
台無しにしてしまったなずなは
そのことをずっと考え続け、

そして翌日、本を買ったという
平凡なエピソードを披露します。

それと併せて謝ったことで、
二人のムードはいい具合に軟化し、
追試当日牟田さんが葛西君の腕に、

中学では書かれなかったエールを
記すなど距離は縮まります。

しかし多くのクラスメイトがいる
いつもの教室で、友達に囲まれる
葛西君の姿に、牟田さんは改めて

「線」を感じてしまうのでした。

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それでも君がの読んでみた感想・評価

定番の組み合わせですが
ドンドンと読み進められました。

まず、主人公の牟田さんが
非常にいい感じですね。

見た目は地味目ですが
良く見れば可愛らしくて、
でも輝いている系男子に、

自分で勝手に「線」を
引いてしまっているような
奥ゆかしさが逆にいいですね。

それでも葛西君が好きという
真っ直ぐな気持ちを持ち続け、
だけど一歩前に踏み出せずに、

夏休みを無駄にしてしまった
一幕などは、読んでいるこちらが
キュンとしてしまいました。

またお相手の葛西君も、
牟田さんが翻弄されてしまうほど、
コロコロと表情を変えたり、

グッとくるリアクションを取ったりと
絶妙のバランスでツボを押さえています。

そして何より物語の進み方が
非常に慎重というかデリケートなので、
無理している感じが少なくて、

読んでいて素直に応援できる気持ちに
なることができました。

ハードな展開ではなく、ちょっとした
心の動きまでがにじみ出てくるような、
正統派な少女漫画だと思いますね。

それでも君がはこんな方におすすめな作品!必見

イケてる男子像も時とともに変化しますが、
最近の流行は何といっても「小悪魔系」、
女の子の思い通りにならない感じが、

読者のハードを鷲掴みといった感じです。

しかし、度が過ぎてしまうと、
女の子への当たりがきつ過ぎたり、
単なるホラ吹きになってしまうなど、

さじ加減が難しいジャンルでもあります。

その点本作の葛西君は、本音をまるで
相手に掴ませない雰囲気を持ちつつも、
思いやりはきっちりとあり、

自分の欠点を見つめ直せるなど、
コロコロ変わる表情とは裏腹の
一貫した誠実さを持っています。

振り回されるのは苦じゃないけど、
やっぱりしっかりとした
人間としての「基盤」があって、

視野も広い男子の方が良いと
考える多くの方にとっては、
まさにベターな男子と言えます。

作中主人公の牟田さんも、
見た目的には特別ではなく、
かなり不器用な感じなのですが、

そこがかえって良い雰囲気で
素直に応援できる感じです。

冴えないはずの主人公が
何故かハイスペックで
社交的でもあって、的な、

「なんちゃってダメ系」の
主人公が嫌だという方にも
最適なのではと思います。

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