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でぃす×こみのネタバレや結末が気になる!あらすじや無料試し読み!

でぃす×こみ

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル でぃす×こみ
原作・漫画 ゆうきまさみ
出版社 小学館

描いた覚えがない漫画で新人賞受賞!?

しかも応募したのは実の兄。
予定外のプロデビューを軌道に乗せるべく、
かおるの漫画家生活がスタートする。

兄の「成りすまし」での強制デビューという、
破天荒かつ目をひく導入と
怒涛の展開を描きながら、

手厚くも丁寧に漫画の何たるかや
プロ漫画家の生活の実態に迫る、

数々の大ヒットで知られるゆうき氏が描く、
新感覚の「業界漫画」の登場です。

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でぃす×こみのあらすじ紹介

ずっと長い間漫画を投稿してきた
女子高生の渡瀬 かおる。

今までずっとダメだったところに
唐突に受賞の連絡があり
誌面デビュー権を勝ち取るも、

その受賞原稿は自分のものではなく
勝手に名前を使われたに過ぎませんでした。

しかも彼女の名前を使ったのは実の兄の
弦太郎であり、ついうっかりの
手違いに近い話だったのです。

しかも言い出せる状況ではなくなり、
やむなく弦太郎主軸の漫画作りと、
かおるさんの漫画修行が始まりますが、

まだまだアマチュアなかおるさんにとって、
プロの現場はなかなか大変なものでした。

でぃす×こみのネタバレと今後の展開は?

女子高生の渡瀬 かおるさんは、
長年投稿を続けている、
「本気」の漫画志望者。

今まで佳作にも届きませんでしたが、
今回晴れて大賞を受賞し、
出版社の授賞式に招待されることに。

しかし、念願の場であるにも関わらず、
かおるさんの表情は冴えません。

それと言うのも、受賞した作品は
明らかに彼女のものではなかったからです。

つまり、誰かまったくの別人が、
彼女の名を偶然使って作品を描き、

何らかの手違いでかおるさんに
連絡が行ったという形ですが、
今更受賞を辞退することもできません。

しかし、帰宅したかおるさんは、
衝撃の事実を知ります。

実は、「渡瀬かおる」として
原稿を仕上げたのは兄の弦太郎で、

興味本位で仕上げたものが、
たまたま受賞してしまったとのこと。

色々な意味でショックなかおるさんですが、
就職で内定が取れていない兄の事情もあり、
弦太郎に漫画を描けとハッパをかけます。

しかし、編集者に事情を打ち明けようと
話し合いに同行した弦太郎ですが、
言い出せるような雰囲気ではなくなり、

やむなく時間を稼ぐことを決めます。

弦太郎が作品を描く間に、
かおるさんが地力をつけて、
本当に漫画家になるというプランですが、

かおるさんにはまだプロの力がなく、
弦太郎とも作風が大きく異なり、
「入れ替わり」はかなり難しそうでした。

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でぃす×こみの読んでみた感想・評価

冒頭からいきなりビックリ、
しかも何となく身につまされと、
最初からハマってしまいました。

勢いを左右する導入が秀逸です。

自分が投稿してもいない作品で
いきなり「受賞」してしまう、
しかもそれを描いたのは、

自分の兄であるという、
破天荒極まる話ながら、
実はあり得る凄い展開から、

主人公である、かおるの
長期間におよぶ努力や
弦太郎の強烈なセンス、

そしてアマチュアとプロの
確固たる違い等々の
業界漫画としても面白さが、

一気に畳みかけられて
序盤を形成していくという
心地良い感じは、

どうしても説明が多くなる
この種の作品としては
極めて画期的なものです。

キャラに関しても、
空回り気味だが一本気な妹と、
のほほんとしている天才型の兄が、

非常にうまくマッチして、
いいコンビ感を形成しています。

全体のリズムから細かなテンポ、
表情の繊細さから大胆なギャグと、
あらゆる技術が堪能できる、

仕上がりの細かさは
ゆうき氏ならではの筆の冴えで、
玄人受けする作品でもあります。

しかし、強力な掴みから
怒涛のように進んでいくパワー感は、

「賢い」作品に慣れてしまった
漫画ファンにこそ読んで貰いたい、
そんな説得力がありましたね。

でぃす×こみはこんな方におすすめな作品!必見

ペンネームというのは、不思議なものです。

一人の人間がどれだけ多くのPNを持っても
問題になることはありませんし、作品を
活かすためにチョイスしたりもします。

となると、PNこそが最初の創作とも
言えてしまえるわけですが、完全に
人名な感じのPNを使う人も多く、

そうなると必然的に誰かと
被ってしまったりするものです。

この「あるある」を大胆に膨らませ、
兄が勝手に妹の名前を、しかも
妹が描くジャンルとは違う作品を

うっかり投稿してデビューする本作は、
PNに潜む総作性と危険性、
なりすましのリスクを滲ませ、

恐る恐る発進していくという
極めて異色な業界漫画です。

この時点でただならぬ
独自性がありますが、

「パトレイバー」や「究極超人」で、
一世を風靡してみせたゆうき氏だけに、

かなり腰の入った技術論や、
創作の実際、色々な意味で
プロを感じさせる仕事ぶりなど、

数十年前から現在に至るまで、
時代を作ってきたが故の
エッセンスが盛り込まれており、

突飛でハチャメチャな本筋とは裏腹に、
かなり本気で作家志望者には
有用な作品にもなっています。

無駄コマの少なさや
効果的なキャラの使い方など、

純粋な読者目線でも
はっとさせられる部分が多いですね。

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