タイトル | ふしぎの国の有栖川さん |
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原作・漫画 | オザキアキラ |
出版社 | 集英社 |
有栖川鈴16歳は女子校通い、
門限は18時!
そんな生活では彼氏もできない、と
友人に言われても、自分に恋愛は
まだ先の話と思っていた――。
そんなある日、
電車である男の子と出会う。
そして、偶然彼と再会し、
鈴の生活は一変する!
ふしぎの国の有栖川さんのあらすじ紹介
有栖川(ありすがわ)鈴16歳は
女子校に通い、18時の門限を守り
真面目に生活している。
男女交際に興味はあるが、
16歳の自分にはまだ早い、
そう思っていたある日――。
門限ギリギリの電車に乗ろうと
鈴が電車に駆け込むと、男子学生が
閉まりかけるドアを押さえてくれた。
男子慣れしていない鈴だが、
何とかその学生にお礼を言った。
彼は隣町の男子校の制服を着ていて、
その容姿が際立っていたので
車内でも注目の的だった。
思わず鈴も彼の顔に見とれて、
変なことを言ってしまうのだった・・・。
ふしぎの国の有栖川さんのネタバレと今後の展開は?
日曜日、鈴は友達に遊びに誘われ
行ってみると、実は合コンだった。
男子が沢山いることに
固まってしまう鈴・・・。
そこに、電車でドアを
押さえてくれた男子が現れた!
彼は野宮宗介(そうすけ)といい、
野宮もまた合コンと知らずに
友人に呼ばれたのだった。
カラオケで皆が盛り上がっている中、
鈴は周りについていけず、
隅っこで固まっていた。
すると野宮がそばにやってきて、
鈴の早く帰りたい気持ちを
すぐに察してくれた。
野宮は鈴を送るといい、
二人は合コンを抜け出した!
道すがら、二人の会話は無く、
野宮は自分が会話下手なことを謝る。
つまらないとよく言われる、と
野宮が言うのを聞き、鈴は
心からの言葉で励ます。
そして話のネタに落語を勧めると、
野宮が興味を持ったので、鈴は本を
貸す約束をして別れた。
次の日、鈴が野宮の高校の駅まで行くと、
合コンの時にいた他の男子がいて
話をしてきた。
彼は、野宮には彼女がいるから
つきまとわないほうがいいと言う。
そして遊びに行こう、と強引に
鈴の腕を引っ張ってきたところに
野宮が現れて――!!
ふしぎの国の有栖川さんの読んでみた感想・評価
ほんわかとした恋愛ストーリーに
心癒されました!
鈴の大和撫子でうぶな性格は、
同じ女性から見ても
とても可愛らしいです。
心の中で考えていることも、
とても真面目で、少しずれているところも
愛くるしくて、応援したくなります!
野宮もイケメンなだけでなく、
この人なら、鈴を任せられる!
と思う素敵な人でした。
鈴の男慣れしていないところや
「初めて」が多いところをバカにせず、
かといって上から目線でもない優しい人。
時々ちょっとからかったりして
いい意味でドキドキさせてくれるのも
恋する人としてパーフェクトです!
早く付き合ってしまえばいいのに!
と思いながらも、鈴が
なかなか進めないのがまた可愛らしい!
その鈴「らしさ」というものに
だんだん惹きこまれていきました。
交際を進めるスピードは人それぞれで
この作品のようにとてもゆっくりでも、
ドキドキは変わらない。
むしろ、その経過がゆっくりであると
一つ一つの出来事が宝物の様に
大切なものになるのかもしれません。
ふしぎの国の有栖川さんはこんな方におすすめな作品!必見
ゆっくりとしたスピードの
癒し系ほのぼの恋愛マンガです。
周囲の友人たちも、二人の性格を
熟知しており、すっかり見守りムード。
早く付き合えばいいのに!と皆
同じことを思っているのですが
二人はなかなか前に進まず・・・。
ですが、そこにこのマンガの
面白さがあります。
二人の関係の変化はゆっくりでも、
鈴の心の中は常に忙しく、
ドキドキや心配でいっぱいです。
周りから見たら、どう見ても
両思いなのに、鈴にとって
これは初めてのドキドキ。
何をどうしていいのか、
全く分からないのです。
そういう時期があった方や、
今そうである方にも、とても
共感できる作品だと思います。
野宮は癒し系イケメンでかつ、
鈴が自分を恥ずかしい!
と思うことをしても
クスッと笑って
褒めてくれる包容力があります。
自分がもしそんな風に思われたら
嬉しいなと思う方は、野宮に
ぐっとくると思いますよ。
初めて恋をしたドキドキや、
彼に見せた恥ずかしい面も、
この作品を読むと、全て温かいものと
感じられるかもしれませんね。