タイトル | ますらお |
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原作・漫画 | 北崎拓 |
出版社 | 小学館 |
ある時代のある寺院に
外の世界に出たいと思い
脱走を日々企てている男がいた。
その名は遮那王と呼ばれていた。
そしてその遮那王は今後の
歴史において義経と名を改め
源家のために奮闘を繰り返すが・・・。
この義経の幼少期から描いた
波乱万丈の奮闘記!!
ますらおのあらすじ紹介
生まれ育った寺院で一生を
終えたくないと思い日々脱走を
繰り返す遮那王。
今日はこの寺院の本尊である
毘沙門天を自分の背に背負い
脱走を行っていた。
だがこの山はいつものことながら
簡単に脱走をすることはできない。
山の中には山犬がおりその犬は
人間をみると必ず襲ってくる。
その犬に襲われていると寺からの
追っ手に追いつかれてしまった。
だが遮那王は彼らに反発し
暴行を加える。
だが多勢に無勢。
あっという間に叩き伏せられ
寺院へと連れて行かれる・・・。
だがその夜に義経を変貌させる
事件が発生することになった!
ますらおのネタバレと今後の展開は?
寺院に捕まり薪を割りながら
空を眺めている遮那王。
すると近くから言い争いの言葉が
聞こえそちらに向かう。
そこでは昨日遮那王を連れ戻した人間が
新入りの人間をからかっていた。
遮那王は彼らを睨み付け
その場から退散させた。
遮那王はその彼に「勝つための
努力をしないのはただの弱虫だ」
と言って彼に激怒する。
そこでふと我に帰る遮那王は思った。
「自分も戦わず寺から逃げようと
している身。誰にも負けない力が
欲しい」と思い始めた。
そして夜・・・。
外を見ていた遮那王は昼間に
からかわれていた人間が夜の
山の中に入るのが見えた。
そこで寺の中を聞きまわると
からかっていた人間が彼を
外に買い物に行かせたことがわかる。
遮那王は心配になり山の中に
入るとすぐ山犬が彼を食い殺し
肉を貪っていた・・・。
そこで遮那王の堪忍袋の尾が切れる。
寺に帰りそして斧を持ち彼らに
襲いかかる。
だが斧を振り回しすぎて柱に
ぶつけ斧が折れてしまう。
それを良しと思った彼らは
遮那王に襲いかかるが遮那王は
山の中に逃げ込む。
遮那王の運命は一体!!
ますらおの読んでみた感想・評価
歴史好きな私にとっては
非常に楽しく読ませてもらった
作品でした。
遮那王・牛若丸・義経と名前を
変え歴史を戦い抜いいていく彼。
とても有名で知らない人は
いないのはないかと思えるこの人物。
でも私はこの義経に関しては
本当に上辺の歴史しかわかりません。
その上辺だけの歴史だけでも
ここまで面白い人物はいないですね。
有名なことといえば弁慶と対峙する橋で
とても軽やかに戦闘をして最後は弁慶を
倒し義経の配下にさせる。
まあありえない話ではないと思いますが
これに関しては誇張なのでしょう。
ただ幼少の頃から剣技などを習って
いたはずですので体が大きいだけの
弁慶に勝つのは少なからず簡単であったでしょう。
こんなこと言ってしまったら面白くない
奴だと思われてしまいますが・・・。
なんとなく最近は歴史を誇張する
描写が多いと思いますので何となく
言いたいと思っておりました。
このマンガのことを
言っているわけではありません。
このマンガは寧ろ誇張せずに
物語を進行していると思います。
読んでいて気持ちがいいマンガでした。
ますらおはこんな方におすすめな作品!必見
このマンガは遮那王(源義経)を
描いたマンガです。
とても有名で知らない人は
いないでしょう。
ただこのマンガを読む際は少々
注意が必要かもしれません。
よく言われている表向きの物語
ではなく幼少の頃に寺院にいれられて
いる頃からの話です。
とても義経の芯にせまっており
驚くような描写も多々出てくると
思います。
とにかくこの義経は華やかな
ことしか知らない人が多いですが
本当は不遇の人物です。
これを知れば義経に関しての
見方も当然変わりますし好きな人は
更に好きになるでしょう。
そして源頼朝がとても嫌いに
なる可能性が高いです(笑)
ただこの描写も義経をよく見せる
ために歴史が捏造されたかも
しれませんが・・・・。
ただこのマンガは色々な方向からの
描写が多いですので非常にバランスが
いい感じに描かれています。