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まんがグリム童話 金瓶梅のネタバレとあらすじ!試し読みや感想もあり

まんがグリム童話 金瓶梅

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル まんがグリム童話 金瓶梅
原作・漫画 竹崎真実
出版社 ぶんか社

美女ではあるが気が多く
夫を敬わない潘金蓮。

夫、武大の弟武松にも
誘惑するも拒絶された彼女は
名家の当主、西門慶と深い仲に……

かの有名な「水滸伝」をベースに
重厚かつ濃密な性描写を残した
「金瓶梅」を、

エロティックさと華麗さを
満載する形でコミック化した
傑作歴史漫画です。

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まんがグリム童話 金瓶梅のあらすじ紹介

真面目だが虚弱で見た目も冴えない夫に
絶えず不満を抱いている美女、潘金蓮。
彼女はとても気が多いのが難点です。

手柄を立てて戻ってきた
武大の弟武松にも
誘惑し拒絶されるなど、

まったく浮気ぐせが治りません。

そんな中、金蓮は出会った西門慶と
すぐさま恋仲になり、
夫の武大が邪魔になります。

金蓮は毒を盛ることで
武大を殺害し、
西門慶の妻となりますが、

西門慶には沢山の妻がおり、
美しい夫の愛が自分一人に
向けられることはなく……

まんがグリム童話 金瓶梅のネタバレと今後の展開は?

近所でも評判の美女である潘金蓮。
彼女には真面目な夫武大がいますが、
気の多さは治まりません。

武大の弟、武松が、「虎殺し」の
大手柄を立てて帰ってきた際も
誘惑してみせたほどですが

硬派な武松はひどく怒り、
家を出ていってしまいます。

退屈な毎日を過ごす金蓮は
華麗な美男に出会い一目惚れ。

一方、西門慶というその男も
金蓮に興味を持ち、

名門の二代目という立場と
金にモノを言わせて
仕立てを名目に逢瀬します。

金蓮の方も真面目な夫には
心底うんざりしていたので、
二人はすぐ深い仲になりますが、

人付き合いが濃厚な村でのこと。
隠れたフリをしても
誰かが見ているもので、

その関係が武大に露見します。

肉体的には弱い武大、
激高して西門慶に向かいますが
あっさり撃退されます。

しかし、反省のな妻の態度に
どうしても収まらない武大は、
武松の名を出して警告します。

武松の「虎殺し」の武勇と
兄思いで生真面目な性格を知る
金蓮にとってそれは脅威でした。

そこで、やられる前に、と、
金蓮は武大の毒殺を計画。
そして彼の殺害に成功するのですが……

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まんがグリム童話 金瓶梅の読んでみた感想・評価

名前だけは知っているものの、
実際には読んでいない作品は
意外と多いですね。

私にとって「金瓶梅」もその一つ。
長いこと興味がありましたが、

いかにも固そうなタイトルと、
中国四大奇書という肩書きが重く、

読むきっかけがなかったのです。

本作はその金瓶梅を漫画化し、
現代風の装いを施しつつ
重厚な歴史観は維持しています。

「水滸伝」の「虎殺しの武松」。
金瓶梅はその兄の武大と、
その妻の潘金蓮を軸にした話で

金蓮の浮気相手として
放蕩者の美男子
西門慶が登場します。

そのため毒のある美形として
描かれている必要がありますが、

本作はまさに華麗にして淫靡。
エロティックさも、原著の
かつて発禁になった伝説を

リアルに想起させるもので
実にいい感じでした。

また、本作の筋としては
潘金蓮サイドを

「いい人」に見せることは
避けねばなりませんが、

現実としては
愛着あるキャラクターを
悪く描くのは難しく、

つい筆が鈍ってしまいがち。

しかし本作はその点徹底して
「悪く」描いていますので、

より原作に近いテンションを
想像することができました。

まんがグリム童話 金瓶梅はこんな方におすすめな作品!必見

中国の歴史小説の中でも有名な「水滸伝」。

そこからスピンオフさせたのが
本作「金瓶梅」です。

中国四大奇書と呼ばれるほど有名で、
何度発禁になってもその人気は
まったく衰えはしませんでした。

だからこそ、そのコミック化は、
歴史の知識やエロさも必要で
簡単には行きません。

その点本作は、
気品とエロさのバランスが抜群で、
しかし下品にはならず、

主人公や西門慶のえげつなさすら
どこか耽美に描いています。

金瓶梅に限って言えば、
作者の筆致と作風の一致が
ほとんど完璧で、

じっくり読み進めるには
まさしく最適と言えるでしょう。

主人公サイドが完全なワルなので
同情心がわかない部分はありますが
その分どんな結末でも受容できます。

歴史的な評判を呼んだ名著を
オリジナル要素も交えつつ
徹底的に分厚く仕上げていく。

その仕事ぶりは
かの横山光輝「三国志」にも
通じるものがあるわけで、

まさに忠実に難しい仕事を
やり遂げている一作だと
高く評価することができます。

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