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みすてないでデイジーのネタバレと感想!あらすじや無料試し読み!

みすてないでデイジー

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル みすてないでデイジー
原作・漫画 永野 のりこ
出版社 アスキー

天才発明家、歩野零二郎。

高校の入学式で見かけた女の子を
「デイジーちゃん」だと思い込みます。

そして、やたらとアグレッシブで
的外れなアプローチを仕掛けます。

「デイジーちゃん」ならぬ生身の人間である
松沢ひとみはもちろん彼に全力で
拒否反応を示すのですが……

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みすてないでデイジーのあらすじ紹介

天才発明家にして
危険人物でもある歩野零二郎。

無理やり行かされた高校の入学式で、
松沢ひとみを目撃し、一目惚れします。

しかし、人間関係にまったくうとかった彼は
その恋愛感情の正体が分からないのです。

しかもコンピューターから
間違った知識を仕入れてしまう…。

ひとみを
「宇宙人のデイジーちゃん」だと思い込み
アプローチを仕掛け始めたのでした。

あまりにも的外れな行動は、もちろん
ひとみに全力で拒否されていきます。

ですが、真っ直ぐな好意を
向けられていること自体は、
ひとみも悪い気はしていませんでした。

みすてないでデイジーのネタバレと今後の展開は?

超天才発明家として世界を「外」から
見ているだけで満たされていた歩野零二郎。

彼は高校の入学式で見かけた
松沢ひとみに一目惚れ。

スーパーコンピューターをハッキングして
その正体を探ります。

コンピューターから
「デイジー」という答えが返ってきたので
「デイジーちゃん」と思い込みます。

そして、恋愛感情が何なのか分からず、
彼女は人を操る力があると思い込み、
宇宙人の類だと錯覚することになります。

そして歩野は強烈に
アプローチをかけていきます。

しかし、地球人のまみ子に「宇宙人流」の
やり方や独りよがりな独断などが
好感持たれるはずもなく、いつでも空回り。

しかしまみ子の方も、うっとうしいぐらいに
好意をぶつけてくる歩野が
何だか気になる様子です。

一方の歩野も、無理やり山川を友達にしたり
マラソン大会に参加したりと
「社会」とのつながりも増えている感じ…。

まみ子はいつしか歩野本人ではなく、
「宇宙人が好きな歩野」に
不満を抱くようになっていきました。

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みすてないでデイジーの読んでみた感想・評価

コミックス全二巻と、
分量としては決して多くありません。

まっすぐな好意のみで
ひとみを困らせてしまう歩野

そんな歩野を迷惑がりつつも
放っておけない「デイジー」

その周りで物語をにぎやかにしてくる
山川に野枝さん

…キャラ立てと役割分担がしっかりしている

そのため、ドタバタにも関わらず
非常に読みやすいのがポイントです。

また、少年漫画の主人公にしても
少女漫画の主人公にしても
冴えない造形の歩野君の姿…。

一昔前の博士君そのものであり、
またかつてイメージされていた
典型的な「オタク」像でもあります。

そして、周りとうまく溶け込めないという、
「オタク的」な問題を抱えてもいます。

そんな彼に対して容赦なくツッコミを入れ、
それでも嫌いと完全に避けたりはしない…

むしろ真っ直ぐな好意によって
相手を見直してしまうおかっぱ少女の姿は、
まさしく対話や許しの象徴かもしれません。

一見、でたらめにも見えるストーリーが、
決定的に壊れず進行し、そして時折ある
いい場面に心底ほっこりできたりする…。

それは、作者の永野氏の、歩野たちに対する
そして作中世界全体に対する
温かな視線があるからこそだと思います。

本作は短編ではありますが、
後の永野作品の「ひな形」ともなる
関係性を示しています。

ネクラが嫌われた当時…

歩野君の外見などがまったく
変わっていないのに恋が成就したというのは
それだけでもなかなかスゴイと思います。

みすてないでデイジーはこんな方におすすめな作品!必見

暴走するメガネ男子と
それに振り回されるおかっぱっぽい女の子。

その構図は後の永野のりこ作品でも
非常に多く見られるもので、
まさしくこの作品がベースだといえます。

その意味で、永野のりこファン、
「ナガノ者」にとって
本作はぜひとも押さえておきたい短編。

また、永野作品が初めてという方にも
読んで欲しいです。

全編を通して純粋な思いからではあるものの
常にムチャ振りをする歩野君とそれに文句を
言いながらも見放さないデイジーちゃん

「ボケ」と「ツッコミ」にも似た
基本図式が分かりやすい

後年発表された「すげこまくん」よりも
主人公の好意が直接的なぶん
イヤミな感じが薄い

常にドタバタと無軌道なほどに
暴れ回っている作風…
なのに、最終回直前でびしりと収まる…

孤独からの解放や許し、
そして世界平和といった
作品全体に共通するテーマ…

それらがぱっと形を成し、
いい感じで物語がまとまっていく。

叙情的な部分とドタバタの
独特な融合がなされているのが
永野作品の素晴らしいところ…。

ですが、本作は
そのあたりが特に明快になっています。

そのため、
主人公のエキセントリックさにも関わらず、
全ての人に紹介したい内容となっています。

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