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アーユス 第二次生命体のあらすじやネタバレを書いています(感想もあり)

アーユス 第二次生命体

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル アーユス 第二次生命体
原作・漫画 只野和子
出版社 角川書店

父親の誘いを受けて船旅に出た
朝倉 崇志は、洋上で思わぬ惨事に
直面してしまいます。

崇志本人は無事に帰国できたものの、
彼の体には異変が残り、しかも
妙な男からも接触が……。

過去の歴史とSFが
交差するアクション作品です。

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アーユス 第二次生命体のあらすじ紹介

高校二年生の浅倉 崇志は、
父親の研究のついでではありますが
海外旅行を楽しんでいました。

しかし、その旅行の最中、
父親に撃たれ、船が沈むという
大惨事に見舞われてしまいます。

奇跡的にほぼ無傷で済んだ
崇志でしたが、生活は

すっかり暗くなり、酒が残った状態で
学校に登校するほど荒れてしまいました。

そんなある日彼は、
父親の知り合いのような者という男に
声をかけられます。

彼は事件のことを詳細に語り、崇志だけ
無傷なのは妙だと突きつけます。

拒絶した崇志でしたが、
本人も異変には気付いており……

アーユス 第二次生命体のネタバレと今後の展開は?

地中海での楽しい旅行が一転して
大惨事となった悪夢から無事生還した
浅倉 崇志ですが、父親から撃たれ、

母親が入院してしまうという
ショックを受け、荒んだ生活を
送っていました。

周りには気遣う人もいますが、すぐには
元通りというわけにはいきません。

そんなある日、崇志を男が呼び止めました。

父親の知り合いだという彼は、
事件について詳しく知っており、ねちっこく
崇志にからんできます。

拒絶する崇志でしたが、自分の肉体の
変化には気付いていました。

手首を思い切り切り裂いても、
すぐに傷が治ってしまうのです。

異様な肉体に狼狽する崇志ですが、
その前にさきほど会った男が現れます。

事故のことは何も知らないと
崇志は言いますが、男は自らの肉体を
変異させて崇志の首を締め上げます。

そこに同居している優津樹が
駆け込んできますが、男は彼女を

張り飛ばして失神させると、懐から
注射銃を取り出し、

「彼女を仲間にしてやろうか」
と言い放ちます。

幼馴染の危機に逆上した隆志は、
自分の肉体を変化させながら制止します。

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アーユス 第二次生命体の読んでみた感想・評価

平穏無事な日常とその破壊が
繰り返されるので、心理的に心が
休まる暇がない作品でした。

浅倉君もまさか旅行に行った南の島で
あんなことになるとは
思わなかったでしょうし、ましてや

自分の体がやたら頑丈になっている
などとは想像もしなかったに
違いありません。

悲劇を忘れられるほど忙しい方がむしろ
幸せなのかも知れませんが、平凡な
学生である浅倉君には学校生活を

続ける以外の選択肢はなく、学校に
通わなければいけません。

親しいとは言え他人の家に居候していて
引きこもるわけにもいきませんし……。

肉体変異というハードな展開から
少し離れて見てみることで、かえって
浅倉君の大変さが分かりますね。

これだったらむしろ、日常から完全に
隔絶されているヒーローの方が
ずっと楽な気がします。

それにしても、凄い理論が
解明されたからと言って安易に

現実に反映させようとすると、
ロクなことにならないようです。

作中の「彼ら」も人類の進化が
どうとか勢い込む前に、まずは

安全な医療品としての
実用を目指すべきでした。

アーユス 第二次生命体はこんな方におすすめな作品!必見

何かにつけ、追い詰められてしまうと
一発逆転を狙ってしまうものですが、

本作における旧日本軍も
そうだったようです。

しかし、その試みは失敗し、進化や
不老不死といった要素だけが
クローズアップされ秘密研究が

続いていくわけですが、多くの
パニックものとは違い、妙な地に
足がついた感があるのが本作の特徴です。

たとえば、元々このプロジェクトが
旧日本軍の策として開始された部分に
関しても、元々の前提として武器や

弾薬がまったく足りず、だから肉弾戦で
打開を試みなければなかなかったのかと
合点がいきます

(「最終兵器彼女」もそうでしたが、
日本の軍事フィクションに生体改造系の

題材が多いのも、かつての歴史から
くるものかも知れません)。

元々純軍事目的だったはずの研究が、
状況の変化や時代の移り変わりによって

思想性を帯びといった部分もとても
理にかなっていて、だからこそ

人を秘密研究に没頭させていったのだと
理解することができます。

その下地があるからこそ、浅倉少年たちの
苦しみにも
リアル感が出てくる
というわけですね。

もっとも実際にこうした「新生物」が
誕生しハードな戦いが巻き起こるなど

ということは個人的には
ごめん被りたいですが……

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