タイトル | エルフェンリート |
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原作・漫画 | 岡本倫 |
出版社 | 集英社 |
岡本倫原作の「エルフェンリート」
大学生の<コウタ>はある日、
記憶喪失の少女を保護する。
言葉が通じない少女を<にゅう>と名づけ、
いとこの<ユカ>と共に一緒に
暮らすことになったコウタだが、
にゅうには隠された秘密があった…
エルフェンリートのあらすじ紹介
大学へ通うため鎌倉に8年ぶりに
戻ってきた<コウタ>は
いとこの<ユカ>と共に
下宿先である楓荘に向かう途中、
浜辺で全裸の少女を発見する。
言葉が通じず名前もわからないため、
少女が頻繁に発する口癖から
<にゅう>と名付け
保護することにしたコウタ。
にゅうを皮きりに家出中学生<マユ>、
にゅうの秘密を知ってるという<ナナ>、
歌手の卵<ノゾミ>など
訳あり少女たちを家族として
迎え入れ賑やかさを増す楓荘。
しかし、平和なひと時は
終幕を迎えようとしていた。
エルフェンリートのネタバレと今後の展開は?
にゅうの正体は
突然変異体の新人類である。
彼女たちはディクロニウス(二?人)と
呼ばれ、十数年前から
新生児の女児にまれに発現した。
身体的特徴として頭に
「ツノ」が生えている他に
「ベクター」と呼ばれる常人には
見えない手を保有している。
ベクターは主に攻撃時に使用され、
個人差があるが数メートルから
数十メートルの射程があり
振動させることで
鋭利な刃物のように
切断することもできる。
ディクロニウスはDNAの声として
現人類(ホモサピエンス)を滅ぼすよう
プログラムされているため、
人を殺すことに一切ためらいがなく
あきらかに現人類に敵意があるため
見つけ次第処分もしくは捕縛され
最高機密で人里離れた
孤島の施設で実験動物のように
管理されていた。
その中でもディクロニウスの頂点
(女王)で唯一、生殖能力のある
にゅうはルーシーと呼ばれ、
より厳重に隔離されていたが
隙をみて脱獄に成功。
しかしライフルで狙撃された際、
拘束具の仮面のおかげで
致命傷は避けたものの海に落下、
その衝撃で記憶を失い
鎌倉の浜辺をさまようことになる。
エルフェンリートの読んでみた感想・評価
連載終了から10年以上経ちますが
「エルフェンリート」は未だに
好きな作品です
その要因は魅力あるキャラと
泣けるシーンが多いことだと思います。
例えば<ナナ>、彼女はルーシーと同じ
ディクロニウスですが施設で過酷な
人体実験を受けてきたにも関わらず
現人類に対する敵意が薄く、
施設の室長である蔵馬をパパと慕い
懐いている少女です。
そんな彼女ですがルーシーとの戦いで
四肢を失ったり、実の娘を失い
廃人同様になった蔵馬に
心ないことを言われたり
散々な目にあいますが、
最後まで蔵馬を見捨てず
守り続ける健気さに涙しました。
そんな強さを自分も持てるように
なりたい、切実に。
次に<坂東>。
坂東は性格も荒く合法的に
人殺しができるという理由で
警察の特殊部隊SATに入隊した
危険人物です。
ルーシーに敗れ両目と右腕を失いますが、
義眼、義手を携え浜辺を
毎日掃除しながら
リベンジの機会を伺っています。
ナナとマユとも交流があり、
特にマユには潜伏先の小屋に
毎日のように
食事の差し入れをもらってます。
マユのピンチには駆けつけ
敵を撃退するなど
親密になっていきますが
マユがにゅう(ルーシー)を
匿っていた事がバレ、マユを拒絶。
その後、ルーシーとの最終戦で
坂東優勢で戦いを進めるなか
マユが止めに入ったことによって
形勢は逆転、マユをかばい
坂東は胴体を切断され敗北します。
自分のせいで坂東が死にかけてることに
泣きじゃくるマユを見て、
今まで一人で生きてきたつもりだった
坂東が本当は自分が死ぬ時、
誰かに泣いて欲しかったということを悟り、
穏やかな表情で力尽きます。
坂東が最期に悔いを残すことなく
逝けるようにと、
ルーシーが死んだと嘘をつくマユと、
その嘘に気付きながらも
満足して力尽きる坂東、
二人の絆に涙腺崩壊しました。
エルフェンリートはこんな方におすすめな作品!必見
①エロ・グロに抵抗がない人
あってもなくてもいい感じの
エロさ加減なので
さほど気にするほどではありませんが
強姦など不快なシーンもあるので
ご注意を。
グロ苦手の人は少しダメかもしれませんが
初期の方は画力が追いついてないので
残虐なシーンがギャグに見えることも多々…
絵柄的にリアルな画風ではないので
エログロ初心者でも
入りやすい作品だと思います。
②可愛い女の子が好きな人
登場する女の子は
みんな可愛くて魅力的です。
女の子が多数出てくる作品にしては
珍しく嫌いなキャラ苦手なキャラは
いませんでした。
個人的にですが。
③戦闘好きな人
新人類vsSAT隊員、
新人類vs新人類、
新人類vs変態、
SAT隊員vs変態など
ギャグに見える戦闘もありますが
見応えがあります。
④感動したい人
何度読み返しても同じシーンで泣けます。
家族愛、純愛好きは是非。
⑤現実と空想の区別がつく人
殺人、動物虐待、児童虐待、性的虐待、
露出などが多い作品ですが
決して真似しないで下さい。
逮捕されます。