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オレの子ですか?のネタバレと感想!あらすじや無料試し読み!

オレの子ですか?

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル オレの子ですか?
原作・漫画 くりた陸
出版社 講談社

ナンパでお気楽な大学生活。

しかし玄関先に置き捨てられた
「自分の娘」の登場で、
潤の人生は一変し……。

大胆な導入から始まる、
予想もしていなかった
苦労とやりがいのあり日々。

様々な急展開だけでなく、
とても丁寧に描かれた子育てのリアルが
参考になる「イクメン」漫画です。

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オレの子ですか?のあらすじ紹介

ナンパな大学生として、お気楽な
青春を謳歌する女性好きの潤。

しかしある日、「あなたの子」という
置き手紙とともに一歳の
スミレちゃんを玄関前に置かれ、

彼の人生は一変します。

不慣れな子育てに四苦八苦しながら、
少しずつスミレちゃんにも慣れ、
保育園や友人の助けもあり、

何とか日々を暮らしていく潤。

しかし、スミレちゃんが
熱を出してしまったため、
行った病院で、

ひどく調子が悪そうな
保育園の生徒を発見。

その子はひまわりちゃんと言い、
まだ年中さんながら、
スミレちゃんの面倒を見てくれるいい子で、

駆けつけた自分のお母さんにも
お仕事に行ってきてと気丈に語りますが、

無事スミレちゃんが回復して
行った保育園で、潤はひまわりちゃんの
ショッキングな話を耳にすることになります。

オレの子ですか?のネタバレと今後の展開は?

ナンパな大学生として、
青春を謳歌するイケメン、潤。

女性は大好きですが、
子供は嫌いというタイプで、
手に持った煙草の位置を、

女性にたしなめられても
悪びれない性格の持ち主です。

両親は離婚し、近くにいる
母親の「自分の楽しみ」を
追求する姿勢とソリが合わず、

家族ともうまくやれていない潤ですが、
呼び鈴の音に渋々外に出てみると、
そこには可愛らしい赤ちゃんの姿が。

箱に入っていたその子と
ともに置かれていた手紙には、
「あなたの子です」という記述があり、

今までの行動のこともあるため、
潤は追い返すわけにもいきません。

お母さんも出張に行ってしまい、
世話に四苦八苦する潤くん。

しかしそんな中でも、
抱っこしてあげれば
「娘」のスミレちゃんは笑ってくれますが、

心の準備もない子育てに潤は限界を迎え、
息抜きに煙草を買うことに。

しかし出先で会った、かつて
親しい間柄だった要さんに会っていると
かなり時間が経っていることに気付き、

慌てて家に戻ったりと、
とにかくギリギリな毎日です。

そこに友人から電話があり、
実家の保育園が0歳児も
預かることになったということで、

潤はその園に行って、
スミレちゃんを預けますが、

束の間自由になれたと思いきや
潤の耳からは、スミレちゃんの
泣き声が離れることはありませんでした。

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オレの子ですか?の読んでみた感想・評価

本作の特徴は、
何と言っても主人公の潤でしょう。

元々女性好きの子供嫌いで、
子育てなんて想像もできなかった彼が、
いきなりスミレちゃんが現れたために、

いきなり子育てに入るわけですが、
放り出すかと思いきや、
疲れ、戸惑いつつも、

献身的にスミレちゃんと向き合い、
「女性好き」な感じを出しつつも、
子供のためにタバコをやめ、

できる限りのあらゆる世話をする
潤君の姿は、理想的ではないものの、
最善であろうとするイクメンであり、

応援したくなるような
熱い一生懸命さを感じました。

一方で彼を取り巻く、
決して悪い人ではないものの、
自分の子供と向き合えない、

向き合う準備ができていない
大人たちの姿も
憎々しくくはけれどリアルで、

社会人としてバリバリと
責任ある仕事をこなすことと
「良い親」であることが

まったくの別物だということを
教訓的な言葉ではなく、
キャラクター描写という、

各人の「背中」によって
そのことを伝えることに成功しており、
かえって胸に染みる部分がありました。

全体的に非常に丁寧に描かれた
「イクメン」漫画でありつつ、
個人の頑張りではどうにもならない、

様々な難しい問題にも踏み込んでおり、
柔らかな雰囲気であるものの、

社会派漫画としても
非常に優れた一作ではないかと思います。

オレの子ですか?はこんな方におすすめな作品!必見

どんな話であれ、いきなり「責任」を
押し付けられてしまうのはきついものです。

仕事、学業、家庭……、準備できない
事柄は沢山ありますが、その中でも、
本作で描かれる「いきなりの子育て」は、

一般人にあり得そうな中でも、
もっとも強烈な展開であり、
「身に覚え」も微妙なことが多いだけに、

作中の潤君が陥った状況には
共感できる部分がかなりあり、
突飛な物語でも非現実的ではなく、

全体のリアル感がうまく保たれています。

また、物語全体としては
適度なコメディ調のやり取りや
明るい雰囲気を保ちつつも、

リアルな子育ての難しさや楽しみ、
複雑な親やカップルの事情、

突然容態が変化する赤ちゃんの
弱くも美しい命など、

乳幼児保育に関する多くのことが、
非常に赤裸々に描かれており、
勉強になる部分が非常に多く、

これから育児に取り組む方には
最適な一冊と言えるかも知れません。

特に、ほとんどの育児漫画と違い、
母親ではなく、父親主導の
「イクメン」的子育てが描かれており、

男性読者でも無理なく、子育ての
大変さや醍醐味が理解できる
構成になっているのが秀逸ですね。

初めはビックリですが、
読み進めていくにつれ、どんどん
共感や感動ができる一作です。

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