タイトル | サイケまたしても |
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原作・漫画 | 福地翼 |
出版社 | 小学館 |
”何も持っていない中学生”
葛代斎下(くずしろさいけ)は
幼馴染・蜜柑を事故で亡くす。
この時絶望した彼は
誤って池に落ちるが
やがて目覚めて気づく…。
目覚めたその日は
蜜柑を亡くした”今日”!
斎下は蜜柑を救うべく
再び”今日”をやり直すーー
サイケまたしてものあらすじ紹介
物語の主人公・斎下は
ごく普通の中学3年生。
やりたいことが見つからず
これといった特技もない彼は
凡庸な毎日を過ごしていた…。
ある日幼馴染・蜜柑が
事故で亡くなってしまう。
目の前で目撃した斎下は
今までにない絶望を味わい
彼女の死をひどく悲しんだ。
その後誤って池に落ち
自身も死を覚悟するが
なぜか生きていた。
そして目覚めたのは
蜜柑を亡くした”今日”!
それに気づいた斎下は
蜜柑を死から救うため
再び”今日”をやり直す…。
サイケまたしてものネタバレと今後の展開は?
ひょんなことから
タイムスリップした斎下。
なんと目覚めたこの日は
蜜柑が事故死した”今日”。
それに気づいた彼は
蜜柑の命を救うため
”今日”をやり直します。
しかしやり直すのは
とても困難なもので
斎下を苦しめました。
蜜柑が事故死する場所に
行かせないようにしても
うまくいかないのです。
その事故死する場所とは
幼い頃よく一緒に遊んだ
「モグラ池」。
二度目の”今日”も
蜜柑を死なせてしまい
斎下は後悔に襲われます。
彼の目の前には
一度目の”今日”で落ちた
池が広がっていました。
もしかするとまた落ちれば
やり直せるかもしれないーー
そう思った斎下は
自ら池に飛び込み…
三度目の”今日”を迎えます。
絶対に蜜柑を死なせないと
今度こそ強く誓いますが
三度目も失敗しました。
斎下は蜜柑が事故死すると
池に飛び込むという行為を
何度も繰り返します。
四度目も五度目も
失敗に終わりました。
そして六度目も七度目も。
気づくと数えきれないくらい
”今日”をやり直していました。
しかし失敗を重ねるうちに
斎下はある策を思いつきます…。
サイケまたしてもの読んでみた感想・評価
タイトルだけを見た時
どんなストーリーなのか
全くわかりませんでした。
あれは”またしても”
過去をやり直すという
意味だったんですね!
『時をかける少女』を
思い出しましたよ~。
幼馴染の命を救うため
”今日”をやり直す斎下に
とてもひきこまれました!
作中で描かれる斎下は
冴えない男の子ですが
ストーリーの中盤から
かっこよくなっていき
目が離せなくなります。
斎下にとって蜜柑は
絶対に救いたくなるほど
大切な存在なのでしょう。
何度救おうとしても
蜜柑は事故死しますが
助かるまで諦めません。
彼の蜜柑への想いは
よく伝わりましたよ。
これは私の予想ですが
斎下はきっと蜜柑が好き!
そして蜜柑も斎下のこと
好きなのではと思います。
”今日”を失敗するたび
池に飛び込む斎下が
すごく印象的でした。
…にしてもあの池には
タイムスリップできる
不思議な力があるのか?
タイムスリップする理由は
未だにわかりません。
もしかすると今後
明かされるかも…!?
続きが楽しみです!
サイケまたしてもはこんな方におすすめな作品!必見
タイムスリップものを描く
少年漫画に出会いたい…。
そんな方には本作を推します!
本作は”ごく普通の中学生”
葛代斎下を主人公に描いた
少年向けSF・ファンタジー。
本作を手がけるのは
人気漫画家・福地翼さん。
名前だけでも聞いたことが
ある方は多いのでは…?
ストーリーも絵も完璧で
ひきこまれると思います。
中学生・斎下は
夢も特技もない男の子。
性格はどこか暗く
何事にも消極的な方で
親しい友達もいません。
そんな斎下にとって
唯一心を開けるのが
幼馴染・蜜柑です。
明るく元気な蜜柑は
まさにヒロインらしく
見た目も可愛いですが
残念ながら物語の序盤で
事故死してしまいます!
彼女の死に号泣する斎下は
きっと心を打たれますよ…。
そしてここからが
本当の物語の始まり!
ひょんなことから
蜜柑を亡くした”今日”に
タイムスリップした斎下。
彼女の命を救うため
何度も失敗を重ねつつ
”今日”をやり直します。
果たして斎下は
蜜柑を救えるのか?
続きは見てのお楽しみ!