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【シャトゥーン~ヒグマの森~のネタバレ】とあらすじは?感想や無料試し読みもあり!

この記事は約 6 分で読めます。
タイトル シャトゥーン~ヒグマの森~
原作・漫画 増田俊也・奥谷通教
出版社 集英社

人肉の味を覚え、
人を自分の飢えを満たす。

人を獲物として襲うヒグマの前に、
成す術はない。

餓えたヒグマの猛威と恐怖が、
母と娘を襲う!

凶悪化した猛獣に立ち向かう、
人間の決死の抗いの攻防戦を描いた作品。

「シャトゥーン~ヒグマの森~」について。

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シャトゥーン~ヒグマの森~あらすじ紹介

テレビ局の報道記者を勤める
土佐薫(とさ・かおる)。

久方ぶりに北海道大学の
天塩研究林に戻っていた。

かつては北海道大学動物学研究員として
過ごして居た過去を持つ彼女。

娘の土佐美々(とさ・ みみ)を連れ、
旧友との年越しへと古巣の山荘へと向かっていた。

仕事仲間の瀬戸祐介(せと・ゆうすけ)
の運転で、原生林の道を進む中。

何かが落ちていると裕介の言葉に、
薫と美々が視線を向ける。

走り進んでいた先に倒れている
人間を発見してしまう。

慌ててハンドルを切る祐介。

雪に滑り、車は横転。

三人は無事を確認し、
薫は祐介と美々を車に残し、
倒れていた人を確認へと向かう。

雪がいまだに振り落ちる中、
茂みから足を出して倒れている人に、
声をかけるも返事はない。

茂みを覗いてみると、
カラスが飛び去っていく。

そしてそこにあったのは、
白雪を赤く染める血だまりに
落ちた人間の手と足の一部だけだった。

戦慄する薫は、
近くに雪に刻まれていた
ヒグマの足跡を発見してしまう。

それは「シャトゥーン」と呼ばれる
「穴持たず」の意味を持つ、冬眠に失敗した
ヒグマとの死闘の始まりを意味していた……

シャトゥーン~ヒグマの森~ネタバレ・今後の展開

ヒグマを題材に描かれる
サバイバルホラー作品である
「シャトゥーン ヒグマの森」。

人の味を覚えてしまった、
冬眠を失敗してしまった
ヒグマとの死闘を描いた作品です。

さて、薫が見つけた死体は、
この森で密猟をしていた
人間の死体だったのです。

彼女達が来る前、密猟者の二人が森にいる。

某魔法少年の映画で有名になってしまった
シロフクロウとそっくりな
エゾフクロウを手に入れる為に、
森の中で密猟を行っていました。

獲物を手に入れ、檻に入れ、
車で運ぼうとした矢先。

密猟者の片割れである西が、
熊の足跡を発見してしまいます。

せっかくだから熊を捕まえようと
西は足跡を追いますが、
もう一人は乗り気ではありませんでした。

持っている散弾銃にはフクロウを狩る為の
バードショットしか装填されていません。

もし熊と出会ってしまえば、
命取りになってしまう。

熊を狩ろうとする事を反対しますが、
西は子熊は剥製にすれば高く売れると、
目先の欲に駆られています。

森の奥深くへと熊を探しに足跡を追いますが、
足跡は途切れ、熊の姿はどこにもありません。

西はどこかにいると、
森の奥へと入り込んでいきます。

二人が離れてしまった瞬間、
それは起こってしまいます。

そう、熊は彼らを獲物として
誘い込んでいたのです。

相棒の一人が腕を噛みちぎられ、
西に助けを求めます。

ですが西は彼を撃ってしまい、
相棒はそのまま熊に
食い殺されてしまいます。

睨みつけるヒグマに恐れおののく西。

手負いにされてしまい、
人間の味を覚えてしまった熊に
狙われるきっかけを作ってしまった彼。

薫の立ち寄る山荘へと訪れる事から、
この惨劇は始まるのです。

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シャトゥーン~ヒグマの森~読んでみた感想・評価

この作品「シャトゥーン ヒグマの森」は、
もともとは増田俊也先生による
小説作品でもあります。

「このミステリーがすごい!」の
大賞優秀賞を受賞した小説でもあります。

そんな有名な小説を題材に、
漫画家の奥谷通教先生が
ビジネスジャンプに連載した作品。

この作品は、冬眠に失敗してしまった
ヒグマを主軸に、餓えたケモノが
人間を襲い食い殺していく恐怖を描いています。

サバイバルホラーの漫画作品でもあります。

いわゆるアニマルパニックとサバイバルをテーマに、
ヒグマの牙から逃げ、立ち向かう人間の
抗戦を描いています。

この作品の中で最も見どころになるのは、
熊の恐ろしさをこれほどまでに
残酷に描いている事です。

かつて熊の事件で日本を震撼させた、
ヒグマによる大量殺戮事件でもある
『三毛別羆事件』

これを下地にしており、
野生の熊がどれだけに恐ろしいかを
徹底的に描かれています。

熊に食い殺されていく人間。

恐怖がありありと伝わる内容は、
恐ろしくても目の離せない展開を見せます。

また野生のヒグマの前では、
人間はどれだけ無力なのかを
思い知らされてしまう事になります。

そんな熊から、
ひとり娘を守る為に奮闘する事になる薫。

美々を守る為にヒグマに立ち向かう彼女。

その仲間である祐介と、
彼女の弟である土佐昭(とさ・あきら)と共に
ヒグマへと挑む事になります。

熊にどう立ち向かうのか。

人間の持つ知恵と知識と
かつての先人たちの歴史などを活かし、
ヒグマを迎えうつも、容易には勝つことはできない。

自然の恐ろしさと厳しさも
無情にただ描かれます。

人間が自然とその中に生きる
野生動物の前ではどれだけ無力なのかを
思い知らされる漫画作品。

生き残る事と生存本能を体験したい人に
読んでほしい作品です。

熊の恐ろしさと自然界の過酷さを描いた衝撃的作品

大自然の恐怖を真正面から
感じてみたい人におススメ。

そして幽霊や化物などのホラー作品とは違い、
現実感のある、起こりえるかもしれない恐怖を
体感したい人におススメ。

冬眠しそこない、飢えで人間すら
襲うようになってしまったヒグマの恐怖。

あまりにも残酷な野生の本能などを
余すことなくに描いた今作。

ただ作品の終始には、
ヒグマの恐ろしさが
全編にわたってつづられます。

ただひたすらにヒグマの恐ろしさが
如実に描かれ、圧倒的すぎる野生の力の前に
人間は成す術もない。

これまでにないパニックホラーを
描いている作品でもあります。

ヒグマが主人公の敵となる作品は
これまでに多くありましたが、
この作品の熊は、ただ獣として描かれています。

人間を餌として認識していない、
野生の獣独特の恐ろしさが描かれています。

犠牲に合う人間達が、
熊によってなぶり殺しにされてしまう場面。

痛みの伝わる描写に思わず目を覆いたくなるも、
目の離せない内容になっています。

熊にとっては獲物を効率よく
仕留める為の行為でしかなく、
人間を喰らう熊の残酷さも、
ただ食事をする行為でしかない。

そこには人間社会の
理性などはありません。

獲物をしとめる熊の本性と恐怖だけが、
追求し描かれている作品
でもあります。

自然に生きる獣の恐怖と過酷さを
垣間見て見たい方に進めたい作品です。

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