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スプリンターのあらすじとネタバレ!最終回が早く見たい漫画!

スプリンター

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル スプリンター
原作・漫画 小山ゆう
出版社 小学館

結城グループの跡取りの中でも、ひときわ
「父親」に期待されている
少年、結城 光。

彼はとにかく明るく運動神経も抜群で、
人のための苦労をいとわない性格の、

まさにリーダー候補でしたが、
あることがきっかけで、その

ずば抜けた速力を見出され、やがて
陸上の道に入ることに……。

内面的な描写が独特の、
異色熱血スポーツ漫画です。

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スプリンターのあらすじ紹介

自分の身一つで祭りでの喧嘩の仲裁をした
姿にただならぬ「器」を見出され、

大財閥の主、豪太郎の養子となった
少年結城 光。

厳しい英才教育を施された一方で、
「兄」たちとは違い伸び伸びと育てられた
彼は明るく魅力的な少年に成長します。

自分のずば抜けた能力を活かしつつも
競技スポーツには興味がなかった

光ですが、ある事故から子供を
救ったことがきっかけで、往年の

名ランナーである神野にその素質を
見出され、陸上という道を
提示されることに。

当初はまったく興味を示さなかった
光ですが、様々な出来事を経て

次第に「走る」ということの魅力に
惹かれていくのでした。

スプリンターのネタバレと今後の展開は?

並外れた能力を持ち、巨大財閥、
結城グループの総帥としての

将来を間近にしながらも、結局は
陸上の魅力にとりつかれ、すべてを

投げうって100M走の道を
歩んでいった結城 光。

彼は、自分の骨格や筋力では有り得ない
記録を出し続けるごとに、不思議な

感覚を味わい、また日常的にも神経が
鋭敏になっていく自分を感じていました。

その感覚は自分をギリギリまで追い詰め
記録を追求する光の仲間たちにとっても
身近なものでありました。

しかし、素晴らしい達成感や充実感と
同時に強烈な肉体への負担をかける

領域での走りは数多くの犠牲と
挫折を生みます。

育ての親、豪太郎の実の娘にして、
光のガールフレンドである

水沢 裕子は限界の先にいくことを
諦め、辰巳やグラハムといった

光のライバルたちは、速力とひきかえに
陸上選手として再起不能に
陥ってしまいます。

それでもなお、あらゆるものを犠牲にして
精進し続ける光は9秒台、そして

世界タイ記録と驚異的なレベルにまで
自らを引き上げていきますが、究極の

集中を繰り返してきた彼の心身もまた、
限界を迎えようとしていたのでした。

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スプリンターの読んでみた感想・評価

超巨大財閥の跡取りにして頭脳明晰、
しかも容姿端麗で性格も
素晴らしいという点で、ライバルキャラが

主人公をやっているような
気がしましたね。

しかも性格が良く努力を惜しまないので
奢りがなく、かと言って
自信がないわけでもない。

こういったキャラが主人公だと
ライバルの設定に苦労したり、かえって
イヤミに見えたりしてしまうものですが、

光自身が相手を潰して云々という
タイプでもなかったため、
全体として殺伐さは薄めです。

もちろん話の流れ的にゴタゴタが
あったりはするのですが、主人公の光
自身がトラブルメーカーではなく

解決できるだけの能力と安定感が
あったため、人間関係の破綻がなく

最後まで行くことができたような
感じがしましたね。

同時に、話が進んでいくにつれ、
ただ楽しかった短距離走に苦しさというか

内面的な要素が加わってきたり、明るく
天真爛漫だった光が総帥としての

シビアさを見せたり、終盤では他の何も
一切関心を持たないといったレベルでの
求道的な人間になっていったりと、

ストーリーにしたがって人の性格までもが
どんどんと変わっていったりする部分も
非常に興味深かったです。

一般的な競技スポーツでありながら、
精神と肉体のギリギリの

せめぎ合いにまで足を踏み込んで
いることも、他の作品ではない
異色作だと言えるでしょう。

スプリンターはこんな方におすすめな作品!必見

子供の頃、ほとんどの人が経験し、
同時に努力してもかなわない相手を知る

イベントと言ってもいいのが
「かけっこ」です。

だからこそ才能溢れるスプリンターたちの
記録には他のスポーツによる興奮とは
また違うものがあり、素直な畏敬の念を

抱いてしまうものですが、本作に登場する
光をはじめとする素晴らしい選手たちも
また、ただ相手に勝ちたいという

だけではない内面的な要素を
持っていて、がっちりとスポ根を

やりながらも他のスポーツとは異なる
雰囲気が心に響いてきます。

特にやや現実離れしているのではと
思わせるほどの内的描写は他の陸上漫画や

スポーツ漫画では見られないもので
ありながら、実に作中世界となじみ、
独特の味をもたせています。

もっとも、そのスピードや極限状態の
素晴らしさは短距離走でなければ

味わえないものでもないでしょうし、
スポーツに限ったことでもないでしょう。

速さやスリルを求めている方には
共感できるものがあるかも知れません。

それにしても、明らかに「神の領域」だった
世界記録が、ウサイン・ボルトによって
大幅に縮められ、桐生選手により

日本人による9秒台が達成されるなど、
現実の進展ぶりはとてつもないものが
ありますが、数十年前に描かれた本作を

改めて読むことで、時代や理論の
移り変わりや、同じく「神の領域」として
描かれた日本人女子10秒台の壁の

分厚さを体感するなど、
今だからこその色々な
楽しみ方ができますね。

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