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スーパーヅガンのネタバレと感想です!どうなる結末は!?

スーパーヅガン

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル スーパーヅガン
原作・漫画 片山まさゆき
出版社 竹書房

頭が良くて勝負に熱心で、
でも全然勝てない! 

究極の不ヅキの運命を背負った
大学生豊臣くんが、負けに負けまくる。

明菜ちゃんには好かれていても、
勝負には関係がない!

負けまくる主人公という異色性のある、
ちょっと物悲しくも明るく楽しい、
大ヒットしたコミカル麻雀漫画です。

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スーパーヅガンのあらすじ紹介

大学生の豊臣くんは、元々は
学業優秀でしたが、悪友たちに
叩きのめされてからというのも、

まったくその潜在能力を発揮することが
できず、麻雀を打っては負け、
打っては負けの生活を続けています。

ノーレートの麻雀ではないので借金も
かさんでしまい、取り返そうと格下と見た
相手と戦ってもまた負けるという悪循環。

美人でスタイルと性格がいい
早見 明菜ちゃんだけは豊臣くんを

好きでいてくれますが、強烈な幸運を
持つ彼女の応援も彼には届かず、

豊臣くんは今日も「つかん」と
叫びながら沈み続けるのでした。

スーパーヅガンのネタバレと今後の展開は?

大学生なのに明智たちとの麻雀に
ガッチリはまっている豊臣くんですが、

実は大学では漫画研究会に
属しており、しかもかなり
先輩風を吹かせていました。

講義があるという後輩たちを強引に
サボらせ、皆で雀荘へ。

自分の激しく弱い素性がバレないかと
ハラハラしながらも、千円五十円という
レートでの勝負を始めます。

明智たちへの借金を返すために
後輩たちを負かせてやろうという

算段だった豊臣くんですが、対局が
始まるといつもの勝負弱さが
顔を出してしまいます。

後輩に好き放題に上がられ、
いい配牌が来ても先手を取られるという

始末で、終わって見れば惨敗と
いう状況です。

むしろ分からないからと開き直った
後輩の方が、ずっと良い成績を

上げているような状態で、完全に
負けパターンに入ってしまいました。

たまらず講義があるからと
逃げようとしますが、もう予定が

入っていない後輩たちは決して
逃がしてはくれず、自分が
後輩たちにかけたハッパを

逆に言われたりしながら、
どんどん負け続けていくのでした
(「サークルヅガン」)。

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スーパーヅガンの読んでみた感想・評価

懐かしい感覚がある作品の一つですが、
読むたびにかえって新鮮さを
感じますね。

まず、豊臣くんのキャラがいいですね。

最近の「ヘタレ系」作品の多くでは、
他ではダメでも取り柄の分野

だったら凄いといったキャラ付けを
していくことが多いですが、

豊臣くんの場合は、取り柄の麻雀でも
決して弱くないものの、他の面子が
強すぎて埋もれっぱなしです。

唯一の長所でも他人に勝てないというのは
なかなか悲惨な構図ですが、実際、
いくら得意な分野でも誰かしらには

負けるものですし、そんな救いようのない
状況だからこそ明菜ちゃんが純粋な

好意を向けてくれるのがたまらなく
嬉しくなってきますね。

明智たち、豊臣くんの愉快な
お仲間たちも、一切友達に対して
容赦がなく、ゴリゴリと責め立てて

きますが、不思議といじめめいた
不快感はなく、大学のサークルならではの

微妙に大人で緩い空気感が
いかんなく表現されているように思います。

豊臣くんの不ヅキも展開もしばしば
かなりムチャなレベルまで達しますが、

それでもリアリティがあるのは、
雰囲気が影響しているのかも
知れません。

スーパーヅガンはこんな方におすすめな作品!必見

勝負事には負けるよりも勝った方が
いいというのは当然ですが、特に

麻雀漫画では負けが許されない
空気がありますね。

ギャンブルとしての側面が強いためか、
敗北した時のペナルティがよりキツく、

這い上がれない感じが強いからかも
知れません。

それはそれで面白いのですが、
「負けが許されない」と

いうことは、ほとんどの場合主人公が
勝つということでもありますから、

スリルを高めるつもりが逆に
展開の先読みを許すことになって

しまったり、えげつない終局が
連続する状況を見せられ続ける
ハメになるリスクがあります。

しかし、本作は学生さんのお気楽麻雀、
主人公の豊臣くんは、理論はあるものの

実戦は激弱であり、そうした
「お約束」からは完璧に外れた
キャラになっています。

今でこそ明るく楽しい麻雀が全盛ですが、
当時としては非常に画期的なキャラと

話のつくり方であり、今でも
色褪せることがありません。

明智たちのキャラもうまく
立っていますし、かと言って今風の

「萌え」的な距離感とは違った
雰囲気もありますので、重い

麻雀話はちょっと、でも今のノリにも
馴染めないかな、といった時には、

まさに最適の一冊として候補に
上がってくるのではと思います。

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