タイトル | チム・チム・チェリー! |
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原作・漫画 | あゆみゆい |
出版社 | 講談社 |
今よりも少し前のイギリスが舞台の漫画で、
不思議な力を持った名門出身の新人乳母、
チェリーがマクレガー一家で
奮闘しながら成長する物語です。
新人ながら頑張るチェリーですが、
ある日同い年くらいの男の子、
ロビンに冷たい態度を取られてしまいます。
チム・チム・チェリー!のあらすじ紹介
乳母の名門一家出身の新人、
チェリーが初めての仕事で
奮闘しながら頑張る漫画です。
チェリーを雇ったマクレガー一家には
赤ちゃんのロッテ、
双子の女の子のリズとメグ、
そして読書が好きでチェリーと
同い年くらいのロビンの
4人の子どもがいます。
チェリーはその4人の子ども達の
乳母になり、毎日奮闘しながら
面倒を見る事になります。
最初はロビンの事をかっこいいと
思っていたチェリーですが、
ある日紅茶のミルクの入れ方で
ケンカになりロビンから本の知識があれば
乳母は必要ないと言われてしまいます。
チム・チム・チェリー!のネタバレと今後の展開は?
本に色々な知識があるから
乳母は必要ないとロビンに
言われてしまったチェリーですが、
そんなロビンをしっかり育てるのが
乳母の役割だとオークの木に説得されます。
空から乳母として来たチェリーには
不思議な力があり、その中の一つに
動物や植物と話ができる事があります。
説得されたチェリーはその不思議な
力を使い、ロビンとリズ、メグを
雲の上の素敵なお茶会に招待します。
美味しい紅茶とスコーン、何より
一生懸命頑張るチェリーの姿に
ロビンは心打たれ、笑顔を見せます。
ここからロビンはチェリーに心を開き、
乳母として認めるようになり
仲良く生活できるようになります。
乳母としてそこそこ自信がついてきた
ある日、チェリーはロビンやメグ、
リズが隠し事をしている事に気が付きます。
隠し事を知りたがるチェリーに対し
ロビンは乳母にそこまで知る権利はないと
突っぱねてしまいます。
その態度にショックを受ける
チェリーですが、見守る事も大事だと
育児書に書いてあるのを読み、
見守る決意をします。
チム・チム・チェリー!の読んでみた感想・評価
私はチム・チム・チェリー!が
昔るんるんに掲載されていた時から
大好きです。
あゆみゆい先生の可愛らしい絵柄に
一目惚れしてしまいました。
この漫画と出会ったのは小学生の時ですが、
イギリスの生活がロマンチック、
かつ可愛く描かれており
とても憧れたのを覚えています。
チェリーを始め登場人物たち達の服が
フリルやりぼんがたくさんついていて
とても可愛く、
毎回どんな服を着るのだろうと
楽しみにしていました。
大人になった今でもチェリー達の
ふわふわした可愛い服を
見るのが大好きです。
大人になって読み返してみて、
一生懸命子ども達のために働く
チェリーの姿に心打たれました。
仕事だからというのはもちろんですが、
それ以上に子どもが大好きで
優しい心を持って働くチェリーの姿は
大人になった今読んでも尊敬できます。
チェリーが使う不思議な力も
とても素敵です。
チェリーはその不思議な力を
決して私利私欲で使ったりはしません。
マクレガー一家の子ども達に対しては
もちろん、時にはたまたま出会った
人の心を救うために使う時もあります。
心温まる展開の数々は大人になり
たまにむしゃくしゃしてしまう
私の心を今も癒してくれます。
チム・チム・チェリー!はこんな方におすすめな作品!必見
チム・チム・チェリー!は全体的に
可愛い漫画なので特に小学生や
中学生の女の子にオススメです。
私もそうでしたが、小中学生にとって
似たような年の女の子、チェリーが
一生懸命働く姿は
自分も大人になったらこんな風に
働ける素敵な女性になりたいと
勇気を与えてくれます。
また、大人になって生活に
疲れてしまった女性にもオススメです。
私もそうですが、人のために何かを
するのはとても大切だという
当たり前の事をチェリーは
思い出させてくれるからです。
疲れてしまうとどうしても優しい
気持ちを忘れてしまい、
心が折れそうになったり
誰かに八つ当たりしそうになったり
してしまいがちです。
そんな心をチェリーは
優しく慰めてくれます。
この漫画が好きなら、立川恵先生の
怪盗セイント・テールが
オススメです。
主人公の芽美が怪盗セイント・
テールになりマジックを使い、
困っている人のためにシスター・
聖良と協力して奪われたものを
盗み返す話です。
チェリーと同じく誰かのために
怪盗をする芽美の姿に
きっと心打たれると思います。