タイトル | ディア マイン |
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原作・漫画 | 高尾滋 |
出版社 | 白泉社 |
父親を亡くし、
母親と一緒に
暮らしている咲十子は
ある日高校で
一人の少年に出会います。
学校が終わり、
家に帰ると
母親はもちろん
家具も何もかも
なくなっていました。
びっくりしている咲十子は
豪邸に連れられ、
そこでその少年と再開します。
ディア マインのあらすじ紹介
料理が得意で
いつもお弁当を
手作りしている咲十子は
ある日学校で
吠える犬から学校に逃げてきた
少年と出会います。
その後、
また少年と再開する咲十子ですが
その時に父親の形見である
指輪付きペンダントを
側溝に落としてしまいます。
少年は側溝に自ら入り、
ペンダントを探し出します。
感謝をする咲十子は
少年と別れた後
名前を聞き忘れてしまいます。
その後、色々な事情で
今の家からお屋敷に
引っ越す事になった咲十子は
その少年、和久寺風茉が
婚約者である事を知って
パニックになってしまいます。
ディア マインのネタバレと今後の展開は?
学校から帰ると
家はもぬけの殻になってしまった
咲十子ですが、
一人の青年が迎えに来ます。
その人の話によると
母親の友達の会社が倒産、
母親は連帯保証人になっていました。
友達が借金の返済に追われ
逃げてしまった今、
母親が借金を
返済しなければならなくなります。
昔、和久寺グループで
秘書をしていた母親は
その縁で和久寺家が借金を
肩代わりしてくれた事を
咲十子は青年の話で知ります。
母親は実は亡くなった和久寺の
以前の当主の片思いの相手で、
母親と以前の当主は
お互いの子ども同士を
婚約させる事を約束していました。
和久寺グループの現当主が
自分の婚約者である事を
知った咲十子は驚きますが、
さらにその当主が
自分を助けてくれた
風茉であると知り、
びっくりしてしまいます。
その後、風茉に
「和久寺の嫁になるなら
相応しくなるように」と
言われた咲十子は
その日から色々な稽古が
始まってしまいます。
最初こそ偉そうな風茉に
困惑を隠せない咲十子でしたが、
徐々に彼の優しさに気づき出します。
ディア マインの読んでみた感想・評価
ディアマインは
私が本当に大好きな漫画です。
全四巻で、
その全てに優しさが
詰まっているからです。
全てのエピソードが好きですが、
その中でも私が一番好きなのが
風茉が祖母に婚約を
破棄するように言われた時に
咲十子が好きだと叫ぶシーンです。
風茉は10歳にして
和久寺グループを
まとめている天才少年で、
普段は大人びた一面しか
皆に見せていません。
ですが、この時は
10歳という事を隠さずに
自分の思いを
ひたすら祖母に
必死に伝えています。
その必死なシーンに
感動してしまいました。
また、10歳の男の子が
婚約者だなんてと
最初は子ども扱いしていた咲十子も
徐々に風茉を
一人の男性だと意識するようになり
「皆のために婚約を破棄しなさい」という
祖母に向かってきっぱりと
イヤだと拒否します。
これまで、咲十子は
自分を犠牲にして皆のために
わがままを言わずにいました。
その咲十子の初めてのわがままが
この拒否でした。
徐々に
カップルらしくなる2人に
感動しました。
また、この漫画は
私が学生時代に
連載されていたもので、
私以外にも
ファンの友達がいます。
読む度に
その友達と色々な事を
語り合った事を思い出します。
素敵な漫画は
素敵な思い出も作ってくれる事を
ディアマインは教えてくれました。
ディア マインはこんな方におすすめな作品!必見
ディアマインは可愛い年の差カップルが
徐々に距離を縮めていく過程を
描いた作品です。
優しく、そして愛情に満ち溢れている
素晴らしい漫画なので
恋愛が好きな人はもちろん、
心温まりたい人にもおすすめです。
また、この漫画には
一美という10歳の風茉の
2番目の許嫁が出てきます。
ですが、彼女が好きなのは
風茉ではなくお付きの鋼十郎でした。
一途に大人の男性を思う
一美の純粋な恋心も
この漫画の見どころで、
多くの女性が
共感できると思います。
素敵な恋愛漫画を
読みたい女性におすすめです。
ディアマインが好きなら、
1巻に収録されている
「散らない花」をおすすめします。
人付き合いが苦手な主人公・勇気は
名門校の寮に入る事になります。
この学校には
片思いをしている先生が通っており、
勇気は先生を追いかけて来ました。
一緒に部屋になった少女は
学校でもかなりの人気者の息吹で
彼女はなぜか
勇気にかまうというストーリーです。
ラストに息吹の
意外な真実を知る事になり、
その真実を知った勇気は
未来に向けて一歩を踏み出します。
全体的に美しくかつ切なく、
そして前向きになれるところが
大好きです。