タイトル | デス・スウィーパー |
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原作・漫画 | きたがわ翔 |
出版社 | 角川 |
兄は有名進学大学に
通い順風満帆だと思っていた。
しかし兄は突然引きこもりになった。
度々訪れ元気を与えたつもりだった。
しか次にその兄を見たのは
衝撃的な姿だった・・・。
肉は崩れ体中はウジまみれの
まま布団に寝ていた・・・。
自殺だった。
そして兄は清掃員により
清掃されていった・・・。
デス・スウィーパーのあらすじ紹介
毎日を刹那的に過ごしていた
主人公の岡崎裕之。
そんな彼には引きこもりになって
しまった兄がいた。
原因はよくわからないが引きこもって
1年を過ぎようとしていた。
母から預かった生活費を届けに行った
裕之は兄から死のうと思うと告げられる。
兄は語り始めたが裕之は詳しく聞かずに
兄のアパートを出て行く。
兄の生きるんだぞという言葉を聞きながら・・・。
1ヶ月後裕之は兄を訪ねてアパートに行くと
大家が兄の部屋から異臭がするということで
部屋の前に立っていた。
そして部屋を開けた中に入った裕之は
兄の変わり果てた姿を目撃することになった・・・。
デス・スウィーパーのネタバレと結末(最終回)は?
兄は自殺だった・・・。
遺体は激臭を放つ大きな塊となり
以前の兄の姿とは全くの繋がりもなかった。
そう思っているうちに警察官により
兄の遺体は検死に回されることになり
運ばれていった。
その布団には腐敗した肉片や遺留品が
置かれているのを見ていた裕之は気が
狂いそうになっていた。
しかしそこに葬儀社から依頼があった
という遺品整理会社の人間が部屋に来た。
彼は淡々と中を見回し清掃料金が書かれた
見積書を裕之に渡してきた。
その見積書を渡し整理会社の人間は
黙々と作業を続けていった。
その後兄の葬儀は粛々と行なわれ
母が裕之に切実な瞳で言っていた。
「もうあんた一人だけなの・・・」
母はこの期待した言葉や目で兄を
苦しめてきたのだと理解する裕之。
今までは自由に生きてきた裕之は悩み続ける。
そこでこの期待されるのが重みに感じ
兄と同じような事を考えてしまうが
踏みとどまった。
そして何かが間違っていると考え始めたその時
遺品清掃管理会社のことが気になり
バイトの面接の依頼を取ったのだった。
デス・スウィーパーの読んでみた感想・評価
中々ショッキングなマンガですね。
ただ絶対に背けてはいけない現実で
ありそのような仕事をする人が
いるということは忘れてはいけません、
自殺描写が何度か物語中にでてきます。
ハッキリ言って自殺する人間は
ダメな人間です。
私は絶対に同情はできません。
死んで逃げる?
ふざけるなですよ。
誰でも多かれ少なかれ悩みはあります。
どんなに辛い思いしていても
いつも笑って生きている人もいます。
それに比べたら自殺した人はそんなに
苦労したのですかといいたいです。
もしかしたら私はその自殺した人より
苦労していないのかもしれません。
ただ少なからず辛い思いをして
社会生活なりを送ってきました。
私は新社会人の頃うつ病になりました。
確かにその時に死にたいと思ったことは
何度もありました。
ただそれでも何とか生き抜き今があります。
私が言えるのは辛い思いをしているのは
貴方だけではないです。
そして同じ気持ちを思っている人が
いると思ったらその人のことを一度
考えてみてください。
助けてあげましょうよ。
同じ気持ちを持っている人じゃないと
わからなことがいっぱいあるんですよ。
とりあえず自殺視点で今は感想を書きました。
色々な思いが詰まったマンガだと思います。
こんな方におすすめな作品!必見
いろいろな職業があり世の中は
回っていくんですね。
そんな気持ちにさせてくれるマンガです。
なのでこれから社会に出る人へ
特にオススメします。
いい大学に行っていい会社に入る。
人生の縮図ですよね。
例えばいい会社に入りその周りの
人間を蔑んでいることはありませんか?
掃除をしている人や食堂等で働いている
人に対してきちんと感謝できていますか?
そういった縁の下で支えてくれる人達を
蔑ろにしていると上に行っても良い光景は
決して見れるとは思いませんよ。
もしそんな気持ちの人。
ぜひこの漫画を読んでほしいです。
決してこのマンガでやっている
職業は綺麗なものではありません。
けどそういう人がいないとどうなるか
わかりますか?
多分上ばかり見ている人にはわからないでしょう。
そういうことです。
どんな仕事でもその職についている人は
それぞれプライドをもって働いています。
それをバカにするような態度だけは
本当にやめてほしいと思います。
そんな気持ちにさせてくれるマンガです。