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ドリームダスト・メモリーのネタバレ(結末、最終回)ってどうなるの?早く続きが読みたい!

ドリームダスト・メモリー

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル ドリームダスト・メモリー
原作・漫画 佐々木淳子
出版社 ビーグリー

SFやファンタジー、オカルト等々、
多彩なジャンルのお話がぎゅっと
詰まった作品集です。

短編と言うよりはショートショートの
趣きが強い秀作集で、

一ページ前からは予想できない
結末が用意されていることも
少なくありません。

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ドリームダスト・メモリーのあらすじ紹介

老人の後ろをついてくる少年がいました。

老人が理由をたずねると少年は、
おじいちゃんぐらい年を取った人は
はじめてだと応じます。

老人よりもずっと歳をとった人も
歩いていましたが、その老人の手は

異様なほどに年輪を
重ねていたのです。

そして少年はさらに彼を追い、
長生きして何の得が? 

と重ねて問います。

その言葉は、老人がまだ若い頃に
仲間にかけられたのと同じ響きを
持っていました。

かつて自分の患者を放り出し不老不死の
研究に全力を注ぐ彼をマーティンは批判し、

その際、図星を突かれた彼は
マーティンにできかけの薬を
かけてしまっていたのでした。

研究の成果で五百年は生きられる、
と老人は言います。

うっかり橋から落ちそうになった少年に
向けてお前はまだこれからだ、とも。

しかしその話の流れの中で、少年は
老人が長生きする理由を
突きつけてきました。

昔と同じように感情を露わにした老人に
対し少年は老人の本名と自分の正体を
明かします(「マーティン!」)。

ドリームダスト・メモリーのネタバレと今後の展開は?

白川 潮は、特に用事はなかったものの、
ふと思い立ち友人である関口の
マンションをたずねてみました。

しかし、呼び鈴を鳴らしても
返事がありません。

留守かもと思いましたが、中から
物音が聞こえてきたので、激しく
ノックして安否を確かめることに。

するとドアが開き、中から関口が
出てきましたが、彼はかなり
やつれていました。

それほど売れている小説を
書いているわけではないのに
マンションを買ったから大変なのだろうと

白川は納得し、部屋に入りますが、
奥に進もうとすると腕をつかまれ
制止されてしまいます。

関口はブツブツ言いながらも
お茶を出してくれましたが、奥さんが

行方知れずという噂があると白川が言うと、
態度を一変させ否定します。

彼いわく彼女は戻った実家での暮らしが
楽しくなり、三ヶ月も帰ってこない
だけなのだと。

そして、白川のタバコをどうするかという
話になり、またもブツブツ言いながらも
関口が行くことになったのですが、

その際彼はしつこいほどに和室は
開けるな、開けるなと繰り返して
家を出ていきました。

かえって気になってしまった白川が
開いた先にあったものは……
(「開かずの間」)。

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ドリームダスト・メモリーの読んでみた感想・評価

SFやファンタジー作品が好き
ということで読み始めましたが、
予想以上にハマりました。

ショートショートが好きで、プロアマ
問わず様々な作品に目を
通してきた私のような人間にとって、

本作はまさしく待望のショート
ショート集といった感じです。

多くはエピソードごとに主人公が
入れ替わるのでキャラクター性は

強くなく、じっくりと描写を読み込める
ものの過度に説明的なところはなく、

前のページや前の作品からは
想像もできないほどに各作の

カラーが変わり、そして時には
意外なオチが待っている……。

本書のどのような要素を見ても、
まさしく優れたショートショート的であり、

波長が合うエピソードをとても
見つけやすくなっています。

しかも、優れた山場を構築しつつ、
エッチな表現や暴力描写にも

頼っていないので、スっと
ごく自然にお話を消化して
いくことができました。

自作品とコミックスだけでなく、
雑誌を一つのチームだと考えた場合、
こういう優れた短編があると

作り手側としては本当に
ありがたかったのではと思います。

近年、雑誌が売れない傾向が強く、
電子書籍であれば自由にページ数を

設定できるからか、まとまった分量の
作品が多いですが、本作のような

優れたショートショートも注目されて
欲しいところですね。

ドリームダスト・メモリーはこんな方におすすめな作品!必見

小説にはショートショートという
ジャンルがあります。

短編よりもさらに短い小説なので
すぐに読むことができますが、あらゆる

ジャンルのお話があり、笑えたり
満足したり考えさせられたりと
感動があります。

ただ漫画となるとそうした作品は
少ないような気がします。

四コマ漫画はメジャーですが、
起承転結のメリハリのつけ方が

大分違いますし、多くの名人たちの
ショートショートを漫画化したという
話も多くはありません。

本作、ドリームダスト・メモリーは
そうした中で非常に貴重な
ショートショート集です。

短編と呼べるだけの分量のある
話もあり、絵本調のエピソードも
ありますが、基本的には小説の

ショートショートと同じぐらいの
分量の小品が並んでいます。

内容もまたSFあり、オカルトあり、
ファンタジーありで、しっかりとした

結末から、ショートショート特有の
はしごを外したようなオチの

作品まで非常に多彩でかつ
質も高く上品です。

星新一氏や眉村卓氏といった方々の
ショートショートにハマった経験が

あるならば、本書のカラーと波長は
まさしくフィットするものでは
ないでしょうか。

「最低15ページ」といった
一般的商業漫画のくくりよりも
短い作品が多ジャンル並んでいますので、

より自由な創作の助けに
なるかも知れません。

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