ノーマーク爆牌党のネタバレと感想！あらすじや無料試し読み！

麻雀好きの学生、鉄壁保たちは、
ある日店で妙な牌を打つ若者、
爆岡弾十郎と出会います。

「麻雀に流れなんてない」
と言ってのける勝気な強者、爆岡

爆岡の背中を追うように
鉄壁たちはプロの世界へと飛び込んでいき、
そこで激戦に次ぐ激戦を経験していきます…

【打姫オバカミーコのネタバレ】とあらすじ！感想や無料試し読みあり！

ノーマーク爆牌党のあらすじ紹介

若者たちの麻雀に賭けた青春を活写した一作。

鉄壁保や当大介たちは、学生でありながら
雀荘に入り浸る麻雀好きでした。

妙なスタイルを持つ
爆岡という強者に出会ってから、
自らの運命をさらに麻雀に託していきます。

表の麻雀界に彗星のごとく現れ、
激闘の末地位と名声を欲しいままにしていく
爆岡の後を追うようにプロになった鉄壁達。

彼の背中はあまりにも遠く、また、
「爆牌」というシステムが巨大な山となって
立ちふさがっていたのでした。　

ノーマーク爆牌党のネタバレと今後の展開は？

大学の講義そっちのけで
徹夜麻雀に励んだりする鉄壁や当。

自分たちの目の前に現れ、圧倒的な力を
見せつけてきた爆岡に触発されるように
プロの道へと進むことになります。

しかし、プロ雀士の世界は完全な実力、
実績重視の縦型社会。

すでに、すさまじい勢いで頭角を現し
タイトルを奪取していく爆岡に
鉄壁たちは完全に置いていかれる…。

対局する機会があっても緩手をとがめられ、
格の違いを痛感するような日々を過ごします。

数年の時が流れ…、
鉄壁は完全なプロとしての充実期を迎える

一方、
孤高の王者として君臨する爆岡は
徐々に追い詰められていました。

独特の打ち筋である「爆牌」を
何とか食い止めようと死力を尽くしてくる
挑戦者たちがその座を狙ってくるのです。

絶対王者であるが故に爆岡は、
常に完璧に仕上がった挑戦者と
ぶつかり合わざるを得ません。

対戦の消耗も一段と激しいものがありました。

そして、迎えた決勝戦、
爆岡と鉄壁たち挑戦者は死力を尽くした
決戦に臨もうとしていました。　

ノーマーク爆牌党の読んでみた感想・評価

時に麻雀牌をいかに切るか…どう上がるか…
そんな「闘牌」のシーンが全体の
ほとんどを占めることもある麻雀漫画。

熱心に読みこなせるのは、何といっても
自分も麻雀を打てるファンたち…。

ですが、麻雀漫画はそうしたファンが
日々経験する実戦からは
かけ離れてしまうこともしばしばでした。

もし、裏社会を舞台にし、
「敗北は死か破滅」といった条件の勝負…

そうなれば、主人公はどんな不利な条件でも
負けることはできませんし、場合によっては
相手に上がられることも避けねばなりません

そのため主人公には人間離れした能力が
付与される一方、闘牌がどんどん…
現実離れしてくるという難点があります。

しかし、本作で主な舞台となっているのは
表世界の競技麻雀。

負けても次がある世界ですので、
「敗北が許されて」います。

だからこそ誰が勝つかが分からず、
終始緊張感をもって
読み進めていくことができます。

登場する各人に備わった能力も、
人間の読みの範ちゅうであり、
非現実的ではないところもいいですね。

圧倒的な強さを見せ続ける爆岡でさえ、
ギリギリのせめぎ合いの中で
力を振り絞り打っています。

そのことがクライマックスに近付くにつれて
分かるようになってきます。

そして、ほとんど能力が変わらない
強者同士の中で勝ち抜くための
一打が積み重なった闘牌シーン…

それは精密そのもので、
しかも極めて高い熱を持っています

理論先行でひ弱さのあった鉄壁が、
何度にも及ぶ敗北の中で
たくましくなります。

陽気な若者に過ぎなかった爆岡が、
積み重なる勝利と重圧を受け続ける中で
表情から態度まで一切を変化させます。

そして、麻雀界の最強者として
ふさわしい迫力を身に付けます。

そういった作中の時間経過に応じた
人の変化、成長が非常に
うまく描写されていて好感が持てます。

特に爆岡の様子を見ていると、
王者は作られるものだ
ということが分かってきます。

ノーマーク爆牌党はこんな方におすすめな作品！必見

本作の素晴らしい点は
徹底して高度かつリアルというところです。

それぞれの力量差や
能力があるのを踏まえつつも、
力の差だけで決まる勝負は少ないです。

同時にツキ、不ヅキだけで
片付けられたりすることもありません。

プロ対局決勝戦などの長丁場にあっては、
優勢者がころころと入れ替わり、
先の展開がまったく読めません。

こうした極めて硬派なリアル感…

それはネットや雀荘で実際に
対局をやり込んでいるという方であるほど
共感できる部分ではないかと思います。

また、展開とともに変化していく
対局中の心理描写、
細かな態度の変化という点も見事です。

自分が対局中の時はどうだったかと
思い返してしまうほどのリアルさは、
プレイヤー向きの作品と言ったところです。

本作は片山作品の中でも随一、という
呼び声が高い傑作です。

主人公側の身の破滅や
大げさな舞台装置がなくとも、
濃密でストイックな作品を作り出せる…。

そういう意味で、他の麻雀漫画に飽きた方、
麻雀とは関係ないスポーツやボードゲームを
題材にした作品が好きという方

そういった方にも
向いている内容といえます。　

サイト内で▼を検索！

【ノーマーク爆牌党】

※試し読みは完全無料です！！

コミックシーモア
（月額メニュー登録で最大20,000ポイント）

まんが王国
（お得な半額クーポンあり）

※U-NEXT＜ユーネクスト＞
（31日間無料＋初回600P+継続時は毎月1200P）